YS両紙に

2013-12-16 18:12:42 | 塾あれこれ
5つの大新聞のうちYS両紙は中央志向が強く
地方には目を向けません。

横浜が勝ったら騒ぐ癖に広島だと「し~ん」

マスメディアには大なり小なりこの傾向があります。
NHKだって巨人が好きだよね。

9年間東京にいた私は気づかず、広島に戻って
けっこうひどいなあ、と思いました。
田舎を馬鹿にする自分の姿に気づかないのですね。

国民の意見を左右しかねないマスメディアが自分の
姿に気づいていないのでは・・恐ろしいことですね。

政治的には右寄りが共通していることも面白い
現象です。

原発をどんどんやろう、という風な空気もそう。

どうも「財界」に近そうなのですね。


日本語がオカシイことも共通しています。

もっとも他の新聞も似たようなものですが
中国や韓国が嫌いで日本バンザイという割には
日本語が拙くてはいけませんね。

S紙は漢字の使い方に進んだ面があると高島先生が
おっしゃいますが、通常の漢字遣いにひどい嘘があり
他人事ながら「恥ずかしく」なります。

これじゃ日本の世界もダメになるわけだ。


最近、片方の新聞に「達せず」
もう片方に「応ぜず」という日本語がありました。
たしか『見出し』でしたね。

この日本語、どう思われますか。

国語の先生なら簡単に説明されますが
似てるような、違うような・・

以下、少し文法の話になります。
(中1レベルですから)

「達せず」は(達する+ず)
「応ぜず」は(応じる+ず)

古語は「応ず」ですから混同しやすいですね。

なお「ず」は打ち消しの助動詞「ぬ」の活用形
「トン、ず、ぬ、ん、ぬ、ん、ね、トン」と
覚えなさいと言われたものです。

で、この「ず」は未然形のあとにつきます。

書か+ずのようにね。

「達する」の未然形(サ変の動詞です)「達せ」に
ずがついて「達せず」となるわけです。
・・目標に達せず

ただし、「ず」は終止形ではないので
見出しの文末では本当は下足らずです。


「応じる」はどうでしょう。

「応じる」の未然形は「応じ」であって
決して「応ぜ」ではありません。
「応じない」とは言いますが「応ぜない」はヘン

従って「応じず」が正しくて「応ぜず」は
韓国人なら言いそうな妙なニホンゴです。

天下の大新聞が「応ぜず」は、ねーだろ。Sさん。
(現代語だからね)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿