台湾と韓国

2013-05-27 11:41:02 | 塾あれこれ
世界的映画監督のホウ・シャオ・シェンは台湾という
世界を私たちに教えてくれます。
戦前の日本の影が微妙に残っていることも、
文化として比較的好意的な受け入れをされている
ことも。

彼が小津映画から大きな影響を受けていることは
映画ファンなら分かりますね。
『悲城情市』のようなハードな内容でもリリカルです。

韓国映画も優秀です。

現在アジア一の映画国ではないかと思います。
フランス映画の基礎を徹底して吸収し、自国文化に
溶け込ませて発信しています。

それは李朝磁器のように強くて美しい。
バイオレンス表現が強いのも現代の反映であり
また国民の強い性格の表れでしょう。

フランスは小津も評価していますから、
韓国独特の「強さ」はかの国の文化なのです。

ホウ・シャオ・シェンはもっともっとしなやか。


日本が戦前植民地としていた朝鮮と台湾。

その後の違いは、よく指摘されます。

かたや反日、かたや親日。

日本の統治の問題、あちらの歴史の問題、など。
私は文化の違いも大きいと思います。


先日、岩合さんが台湾で猫を撮影している番組が
ありました。
景色や人と解け込んでいかにも幸せそうな猫たち。

ワンコまでなぜかおだやか。

猫のいる風景は平和です。ギスギスしていません。
日本の大都会が殺風景なのは猫がいないからかな。

原発もTPPも猫が主役ならありえない事がらです。


韓国は猫嫌い。犬好き、食べちゃうほど。
ちかごろは猫も評価を得つつあるようですが。


TVで台湾の猫が♪ワオウ~と喧嘩をしていました。

うちの婆さん猫がじっとTVを見ています。
家から一歩も出たことがない猫ですが
「台湾語」は分かるみたいで興味津津。


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