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小林信彦に「初老性うつ状態のこと」
というエッセーがあります。
(文春文庫『人生は五十一から』)
'98に書かれていますから65歳の文章でしょうか。
60を超えたころ体力が衰え、モノへの執着が薄くなり
自分が集めた膨大な本雑誌ビデオなどを(どうでもいいや)
と思い始めたのだそうです。
「とにかく、すべてが面倒くさく、どうにでもなれという
気分だった」
「大きな喪失感があります、胸の真中に。」
「さらに困ったことに・・・明らかにおかしい言動には
ならない」
○
私が今数えで62です。
この(初老性めんどくさい)がよく分かる気がします。
深刻な方からは一緒にするなと叱られそうですが、
ともかく元気が出ませんね。
仕事もスキルは上がってきているはずですが
体力が落ちておりバランスが悪いのです。
早い話が、気に入った仕事だけしていたい。
もちろん、それでは収入がおぼつきません。
ただでさえお勤め時代の何割かなのに。
ですから好きなことだけの仕事をしたい、というのも
何を甘えているんだか、お笑い草なのですが
ここが(初老性うつ)なのか「もういいじゃん」
人生いつまで元気でいられるか、分かんない。。。
○
塾の先生からも一人二人でなく似た話を伺います。
ある若い塾の先生が「先日、H先生に久しぶりに
お会いしたら(ボクは鬱だった)と打ち明けられて
ギョっとした」と話されます。
別にぎょっとならなくても只の病気、インフルエンザと
変わらないくらいありふれたことです。
(昨年12/8の「精神科にできること」参照ください)
もっとも病気の程度がどうかは存じませんから重かったら
ぎょっとするのも無理ではないのかもしれません。
私など医者に行くわけでなし、まして薬を飲むわけでもなし
未明に目が覚めると再び眠りにつきづらいという程度です。
それでも眠れないこともある、なんていうと
「いつもイビキがすごいのに。眠ってる眠ってる」
とカミサンに言われてしまいます。
○
こんな元気のない話を塾のブログに書くのも
「どーでもよい」からかな?
ただの受験請負業ではなく、一歩進んだ塾をと思うのですが
保護者にも生徒にもそうは見えないようで
我が身の力のなさを痛感する日々です。
人生は五十一から、どうなるんでしょうねえ。
というエッセーがあります。
(文春文庫『人生は五十一から』)
'98に書かれていますから65歳の文章でしょうか。
60を超えたころ体力が衰え、モノへの執着が薄くなり
自分が集めた膨大な本雑誌ビデオなどを(どうでもいいや)
と思い始めたのだそうです。
「とにかく、すべてが面倒くさく、どうにでもなれという
気分だった」
「大きな喪失感があります、胸の真中に。」
「さらに困ったことに・・・明らかにおかしい言動には
ならない」
○
私が今数えで62です。
この(初老性めんどくさい)がよく分かる気がします。
深刻な方からは一緒にするなと叱られそうですが、
ともかく元気が出ませんね。
仕事もスキルは上がってきているはずですが
体力が落ちておりバランスが悪いのです。
早い話が、気に入った仕事だけしていたい。
もちろん、それでは収入がおぼつきません。
ただでさえお勤め時代の何割かなのに。
ですから好きなことだけの仕事をしたい、というのも
何を甘えているんだか、お笑い草なのですが
ここが(初老性うつ)なのか「もういいじゃん」
人生いつまで元気でいられるか、分かんない。。。
○
塾の先生からも一人二人でなく似た話を伺います。
ある若い塾の先生が「先日、H先生に久しぶりに
お会いしたら(ボクは鬱だった)と打ち明けられて
ギョっとした」と話されます。
別にぎょっとならなくても只の病気、インフルエンザと
変わらないくらいありふれたことです。
(昨年12/8の「精神科にできること」参照ください)
もっとも病気の程度がどうかは存じませんから重かったら
ぎょっとするのも無理ではないのかもしれません。
私など医者に行くわけでなし、まして薬を飲むわけでもなし
未明に目が覚めると再び眠りにつきづらいという程度です。
それでも眠れないこともある、なんていうと
「いつもイビキがすごいのに。眠ってる眠ってる」
とカミサンに言われてしまいます。
○
こんな元気のない話を塾のブログに書くのも
「どーでもよい」からかな?
ただの受験請負業ではなく、一歩進んだ塾をと思うのですが
保護者にも生徒にもそうは見えないようで
我が身の力のなさを痛感する日々です。
人生は五十一から、どうなるんでしょうねえ。
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