塾を活用する法

2006-08-22 11:19:18 | 学習塾って?
ワンパタンの言い方が増えていますが、塾は「手段」
ですから使い方もしっかりしたほうが得ですね。

塾に通う目的は
 入試対策
 学校の成績向上
 勉強をわかりたい
 学校が合わない
などでしょうか。
(重複することもあるでしょう)

実際は個々の方のお考えや事情、時期により様々
ですね。保護者の方のご希望や生徒の気持もそう
です。気持が変わることもあります。

当然のことですが、意思は早いうちに固まって
いるほうが、手段を利用する効果が上がります。

受験では特に本人の気持が大切です。
ムリヤリでは失敗したときに後が難しいですね。

目標がはっきりしていても、手段の使い方を間違える
こともあります。

例えば、入試対策で塾に通う場合
生徒の中には、いわゆる入試テクニックだけを身に
つければよい、と思っている人もいます。
あるいは、出るところを教えてくれればよい、
ドコソコの塾は出題を当てる率が高い、
などと言う生徒もいます。
塾もそういう広告宣伝をするところがありますね。

こういう「楽をしたい」タイプは保護者の方が高学歴
であることが案外と多い気がします。
多くの生徒が途中から学力の伸びを欠いて困っている
のですけれど、情報が伝わっていないのですね。
伸びないことが学問として証明されているか、は知り
ませんが多くの関係者が知る経験則です。

塾もプロとしての仕事ですから「~だけでよい」と
強く希望されますと、それに合わせます。
特に組織で塾をしていると「仰る通りにいたします」
となりやすいでしょう。

それに、受験のテクニック重視のやりかたが、100%
の確率で「生徒が伸びを欠く」とは言いづらいところ
もあります。

ただ、繰り返しますが多くは失敗しているようです。
気をつけられますよう!
現在の日本の学生の学力低下の問題にも結びつきそう
ですが、その究明は学者にお任せします。

さて、塾を利用する上で最も重要な事は何でしょう?

ご自分たちのお考えを塾に伝えてよく相談されること
です。

伝え放しでは不充分です。
塾の考え方もよく聞き、様々なことを話してお互いが
相手の考えを各々充分に理解する必要があります。

話合うなどという、まだるっこしいことが生徒の学力
向上に結びつくか疑問だと思われますか?

そんなことはありません。
反対に、もっとも大切なこと、と思います。

話すと言っても、お互いを無理に一致させることでは
ありません。
お互いの意思疎通が充分であることが生徒のために
なるのです。

塾にも自分達の「流れ」があります。
利用なさる側がその流れに乗ることは大事です。
でも、意思疎通が不充分の間に「100%お任せしま
すからヨロシク」は良くありません。
8.30


最新の画像もっと見る

コメントを投稿