『ロビンソンの足あと』

2010-05-06 14:59:38 | 本の話
久しぶりに本の話です。
しかも新書や文庫じゃない!
(あれま、めずらしい)

美味しい物があるとチビチビ食べるタイプの人がいます。
わたしがそれ。

高橋大輔著『ロビンソンの足あと』
この本が面白くて、毎日一章ずつ読みましたね。


『アリス・イン・ワンダーランド』を観にいったとき
切符を買って上映まで待つ間に、本屋に行ったのです。

久しぶりの映画だ、ということでコーフンしていたか
普段なら単価が高い単行本には目がいかない私が
つい買ってしまいした。

日経ナショナルジオグラフィック社刊 @1680‐

内容からすると、お買い得でした。


文庫にもなっている『ロビンソンクルーソーを探して』の
続編ですし、ナショジオでも取り上げられました。

ニュースとしては、何をいまさら、になります。

また本の帯に書かれている(探検)とか(大発見)という
宣伝は多少オオゲサじゃないかとも思います。

生死をかけてジャングルをさまよう、とか岸壁をよじ登る
という話ではありませんから。

でも人生をかけるほどのタイヘンな話ですし、
勇気、情熱、・・
若い方が読んでも面白いハズです。

現代の探検とは?
科学技術と二人三脚であり、異文化への深い接触です。

そこに待ち構える難しさ、不安、思い切り、達成感などなど
とてもよく伝わってきますね。
一級の小説に負けない読み物になっています。

筆者は若いワリには文章もしっかりとしており
(意識してトラッドな文章を書かれているのかなあ?)
ぜひに!とお勧めできる本です。

追伸:フィギュア・スケートの大輔さんとは別人ですよ。


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