兄弟姉妹

2013-10-02 16:24:52 | 塾紹介
『スーパープレゼン』でコリン・パウエルが軍人らしい
言い方で教育を語っていました。
アメリカにも日本と通じる考えがあるのですね。

軍隊風だからでしょうか。

100%賛成できるか、パウエルの言う通りで万全か
それはけっこう難しい、
ですが一つの正しさはあるようです。

structureを教えなさいと説きます。
生まれてすぐから、幼児の間が大切とも。

一種の幼児教育ですかね。

structureとは「規律」「骨格」というところでしょう。
司会の伊藤さんはルールのような意味で使っていると。

人間としてのル-ルを、親が信じる処を、正面から
子供に伝えなさい(生まれおちてから直ぐに)
人としてあるべき姿、社会で必要なルール・・

たとえば正面を向いて話し合いましょう、とか
人とはどう接するか、とか
家の恥にならない生き方をしなさい、とか。


同じ時期TVで兵庫、飾磨工業高、定時制で柔道を
教える先生のドキュメンタリーがありました。

ハードな指導をする人情派、三輪先生
中学などで荒れていた子を立ち直らせることでも
有名な方らしいですね。
今は少なくなったタイプです。

この先生とパウエルとは意見が合いそうです。


私が子供時代は、そういう先生は嫌いでしたね。

今の自分の中でも半分は肯定しながら
半分は、信念だけで上手くいくの、という思いも
あります。

こんなにハンパな私だから、教えるということに最終的に
向かなかったのかな。

でも、パウエルの言うことも分かる気はします。


30年以上、塾業界で仕事をし、
多くの姉妹兄弟を見てきました。

兄弟には似たところが多いものです。

勉強で頑張る子は兄弟がみなそうです。基本的には。

勿論、保護者の方からは「みんな全く違っていて」と
言われます。
ご家族から見ればそうなのでしょう。

下の子は言うことを聞かなくて、などなど。

けれども少し離れた他人から見れば、長所も短所も
共通部分の多いこと。

家での教育からだと思います。
というより、無意識にある文化のようなもの。
良い意味でのプライド。

「~は当たり前でしょう」

当たり前過ぎて意識上へまではほぼ来ないのです。

「人に親切」
「決まりは守る」
「勉強はするもの」
「好きなことは努力しよう」
「嫌でもしなきゃならないことはある」
「~は人として、いけないでしょ」
などなど。

どちらかと言うと、無意識に伝えていることの方が
大切なように思えます。

親が勉強家なら、子供もそう。
背中で教えるとはよく言ったものです。


校長先生がご自分の子供のために教育環境を整え
まったく機能しない、という話も良く聞きます。

押し付けと受け取られたのではないでしょうか。
反発しますよね。


ですから幼児教育の本を読む必要もなければ
小学生になって、もっと教育しておけばなどと
後悔する必要もありません。

口やかましく言うほうが、逆効果をまねくかも。

大切なことは伝わっている筈ですから大丈夫。


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