お母さんと幼稚園児(年小くらいか)が電車を
待っておられました。
反対向きの電車が先に来て出発していきます。
こちらのホームには到着がもう少しあと。
子供が出てゆく電車にむかって手を振りました。
「バイバイ」
誉めてあげたいほどの大きな声、
にこにこ笑っています。
私もあの年頃は明るく充実していたかなあ。
○
なぜ去ってゆくものに笑って手を振れるのか?
大人にはピンときませんね。
別れは悲しいと思っていますから。
(子供でもそう教えこまれた人はたぶん涙が出る)
親や大人が言う通りという面も強いのでしょう。
「そうだね、よかったね、電車の人もバイバイして
手を振ってくれてたよ。
アイサツって大事だねえ」
そうですね、悪い意味じゃなく、犬も猫も挨拶は
大切です。
見ていて彼らは人間以上にリチギですね。
(バイバイはしないけれど)
私はどうだったかなあ。
○
私個人の一番古い記憶はメリーゴーランドです。
赤ちゃんが見える位置に下げ、くるくる回すと
喜びますね。あれ。
いくら何でも幼い時期の記憶ですから、何かと
間違えているのかもしれません。
仰向けになっている頭上に、さあとばかりに
つり下げてくれ、ゆっくりと回るとしゃらしゃら
リボンが広がります。
コロンコロンという音の優しいこと・・・
☆
初めて立った前後も鮮明です。
腕の力がないので這い這いも、まともにできません。
大きな頭がすぐに畳へ落ちるのです。
目的地まではお尻方向からハイハイして近づきました。
「はい、立っち!」
とか言われてもできるわけがありません。
持ち上げられても膝から崩れましたね。
ところがあるときタンスの方に行ってみたくなった。
知らずと立って動いていたのです。
親が喜んだ。
(たぶん、人よりかなり遅かったので)
☆
もちろん幼稚園くらいでは色々覚えています。
青山先生に始まり園舎の構造~、弁当箱まで。
小生意気なガキであったようです。
電車にバイバイ、だって?
できるか、・・くらいは思っていたハズです。
どこからこうなったんだか。
◎
先日JR車内で。
目的地の駅近くで早めにドアに移動しました。
座席の背もたれから小さな小さな指が。
覗き込むと女の子が見上げています。
やっと立てるくらいか。
宝石のように輝く黒い瞳がじっと見ています。
とろけそうになりましたね。
ドアが開きそうになって「バイバイ」
気難しいこの爺さんでも自然にオアイソできました。
で、ハイタッチをしてくるのですね。
カミサンにも。
私、生涯でたぶん初めてのハイタッチ
孫を可愛がる人の気持ちが分かりました。
涙。
待っておられました。
反対向きの電車が先に来て出発していきます。
こちらのホームには到着がもう少しあと。
子供が出てゆく電車にむかって手を振りました。
「バイバイ」
誉めてあげたいほどの大きな声、
にこにこ笑っています。
私もあの年頃は明るく充実していたかなあ。
○
なぜ去ってゆくものに笑って手を振れるのか?
大人にはピンときませんね。
別れは悲しいと思っていますから。
(子供でもそう教えこまれた人はたぶん涙が出る)
親や大人が言う通りという面も強いのでしょう。
「そうだね、よかったね、電車の人もバイバイして
手を振ってくれてたよ。
アイサツって大事だねえ」
そうですね、悪い意味じゃなく、犬も猫も挨拶は
大切です。
見ていて彼らは人間以上にリチギですね。
(バイバイはしないけれど)
私はどうだったかなあ。
○
私個人の一番古い記憶はメリーゴーランドです。
赤ちゃんが見える位置に下げ、くるくる回すと
喜びますね。あれ。
いくら何でも幼い時期の記憶ですから、何かと
間違えているのかもしれません。
仰向けになっている頭上に、さあとばかりに
つり下げてくれ、ゆっくりと回るとしゃらしゃら
リボンが広がります。
コロンコロンという音の優しいこと・・・
☆
初めて立った前後も鮮明です。
腕の力がないので這い這いも、まともにできません。
大きな頭がすぐに畳へ落ちるのです。
目的地まではお尻方向からハイハイして近づきました。
「はい、立っち!」
とか言われてもできるわけがありません。
持ち上げられても膝から崩れましたね。
ところがあるときタンスの方に行ってみたくなった。
知らずと立って動いていたのです。
親が喜んだ。
(たぶん、人よりかなり遅かったので)
☆
もちろん幼稚園くらいでは色々覚えています。
青山先生に始まり園舎の構造~、弁当箱まで。
小生意気なガキであったようです。
電車にバイバイ、だって?
できるか、・・くらいは思っていたハズです。
どこからこうなったんだか。
◎
先日JR車内で。
目的地の駅近くで早めにドアに移動しました。
座席の背もたれから小さな小さな指が。
覗き込むと女の子が見上げています。
やっと立てるくらいか。
宝石のように輝く黒い瞳がじっと見ています。
とろけそうになりましたね。
ドアが開きそうになって「バイバイ」
気難しいこの爺さんでも自然にオアイソできました。
で、ハイタッチをしてくるのですね。
カミサンにも。
私、生涯でたぶん初めてのハイタッチ
孫を可愛がる人の気持ちが分かりました。
涙。
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