熱うござんすよ、お気をつけて

2007-02-25 14:00:36 | 塾あれこれ
国鉄・飯田橋の駅を出て右へ、神楽坂方面に向かうと
橋のたもとだったか上だったか、「坂下」まで降りき
る手前に何軒か食べ物屋さんがありました。

ええ、古く1970年代の話です。

神楽坂は一人でゆくスポットでした。
ちょっと無理して I とか。(1/12)

一番多かったのは映画。
佳作座、ギンレイホール。

その行き帰りにちょっと食べに寄る店で
ヒレカツが値段の割に美味い一軒と
隣にあるラーメン屋。
この二軒は今でも味を思い出せます。

特にラーメン屋さんはしばしば行きました。
ヒレカツより安いですしね。

醤油ベース、「あっさり東京風」とは少し違い
旭川ラーメン。コクがあってバランスもよい。
(真冬に旭川で食べたラーメンも美味かった・・)

この店はお爺さんがやっておられ丼鉢を出される時
「熱うござんすよ」

餃子も美味かったのですが、一人前を焼いてもらうのが
悪くて、誰か頼むと乗っかるのです。

満州の話とか、料理のコツとか、ときどき来る若者相手
ですからポツリポツリとして下さいました。

ところが孫に店を任されたのですね。
とたんに味が変わった。何か違う。
材料も作り方も同じなのに。
(ウラをとってある話です)

結局足が遠くなってしまいました。


似たことは我家でもあります。
これはレベルが低い話ではありますけれども。

カミサンと私と同じものを作るのに味が違う。
単純な料理で、材料も作り方も同じです。
時間や火加減「うんそこで強火10秒」
なんてやっても違う・・


モノを相手の料理くらいでこうですから
人間相手では一人一人の教え方が違って当然。
ギャグひとつでも他人のを使っては受けません。

仕事の話でも人が違えば
「同じ味にならない」

つまりオープンにしても商売敵を利することは
ほとんどないといっていいのではないか?
スゴイ極意があるのなら別ですけれど
私の話など誰でも知っていることですから。

それでも発信しつづけることに意味があるのです。
「同じだね」だけでもよいじゃありませんか。

ブログという可能性が大きいツールがあるのですから
読んでいただける人が少なくても
私はこう、というところを公開していきたいですね。
1日に少しの時間を割くだけでよいのです。


姿勢作り、の話がマクラの部分でお時間となりました。
またあした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿