羽生さんの新刊『捨てる力』PHP文庫
相変わらずこの人の本はINTERESTINGですね。
勉強になります。
さすが20年近くも将棋界のトップを続ける人は違いますね。
逆説的なことも多いのですが、突拍子もない話はなく
読んで納得できます。
おこがましいことを言えば、想定の範囲内。
「ええ・・そうなんですよね」が多い。良い意味で。
我々の生きるレベルと羽生さんのレベルは大違いがありますが
(相似)の部分も多くあるはずです。
よって、読んで「役に立つ」わけですね。
例えば
少年野球でも練習は大切、大リ-グでも練習は大切
言葉は同じですが中身の深さはおおきく違います。
違うけれどもイチローが「練習はきちんとしている」と言えば
少年野球の選手も、そうだ頑張ろうと思います。
これが(相似形)の有り難い処。
○
若いころの私は今よりもっともっとバカで(今も馬鹿だけど)
(相似)というのは気をつけないと大小の事実を忘れる、と
いうことに無頓着でした。
不十分な努力でも「自分は十分頑張ってる」などと思い込むので
始末が悪いのですね。
あの人たちの頑張りとはレベルがまったく違うのに・・
今時の若者が、オンリーワンと言われて、何も努力せず
それでもプラス思考で成功すると夢想するようなものです。
○
羽生とサッカーの本田。
どちらも若くして日本一になった人ですが
良く似た処がありそうです。
先日NHKの特番で本田を取りあげていました。
このところケガで泣かされてばかりいる本田ですが
選手生命を危ぶまれるかもしれない事態に
「ピンチはチャンス」と言い切ります。
神様に感謝する、と。
羽生は「何をやってもダメなときは、これ以上は
悪くならない」と思うのだそうです。
このプラス思考は本田に通じますね。
「不利な状況を喜べる人間」となれと言います。
ピンチになると奮い立つ!
(『捨てる力』P201)
プラス思考だから上に登るのでしょうか、
上に登った人だからプラス思考を説くのでしょうか。
○
朝日新聞にウィリアム・スターという人の紹介記事が
載っています。
ヴァイオリンのスズキメソードを米国に広めた方。
彼は「子どもを勇気づける」ことを大切にしていると
言います。
ここでもプラス志向が重要と説かれますね。
学校でもプラスを引き出す教育がなされている筈ですが
ふたこぶラクダの分布曲線が顕著で、下のグループには
実は自信をなくさせる方向に働いているのではないか?
○
これに関して私が言えることのひとつ。
プラス思考で練習をどんどん続ければ力は伸びる、のは
事実ですが、だからといって保護者や教育者が無理やりに
練習を積ませるというのは、間違いです。
「やればできるようになるのよ!頑張りなさい」・・とか。
○
個別に教育をするメリットは、プラス志向の正しい導入。
相手をよく掴んだうえで、正しいタイミングで
エンカレッジしてやりたいですね。
相変わらずこの人の本はINTERESTINGですね。
勉強になります。
さすが20年近くも将棋界のトップを続ける人は違いますね。
逆説的なことも多いのですが、突拍子もない話はなく
読んで納得できます。
おこがましいことを言えば、想定の範囲内。
「ええ・・そうなんですよね」が多い。良い意味で。
我々の生きるレベルと羽生さんのレベルは大違いがありますが
(相似)の部分も多くあるはずです。
よって、読んで「役に立つ」わけですね。
例えば
少年野球でも練習は大切、大リ-グでも練習は大切
言葉は同じですが中身の深さはおおきく違います。
違うけれどもイチローが「練習はきちんとしている」と言えば
少年野球の選手も、そうだ頑張ろうと思います。
これが(相似形)の有り難い処。
○
若いころの私は今よりもっともっとバカで(今も馬鹿だけど)
(相似)というのは気をつけないと大小の事実を忘れる、と
いうことに無頓着でした。
不十分な努力でも「自分は十分頑張ってる」などと思い込むので
始末が悪いのですね。
あの人たちの頑張りとはレベルがまったく違うのに・・
今時の若者が、オンリーワンと言われて、何も努力せず
それでもプラス思考で成功すると夢想するようなものです。
○
羽生とサッカーの本田。
どちらも若くして日本一になった人ですが
良く似た処がありそうです。
先日NHKの特番で本田を取りあげていました。
このところケガで泣かされてばかりいる本田ですが
選手生命を危ぶまれるかもしれない事態に
「ピンチはチャンス」と言い切ります。
神様に感謝する、と。
羽生は「何をやってもダメなときは、これ以上は
悪くならない」と思うのだそうです。
このプラス思考は本田に通じますね。
「不利な状況を喜べる人間」となれと言います。
ピンチになると奮い立つ!
(『捨てる力』P201)
プラス思考だから上に登るのでしょうか、
上に登った人だからプラス思考を説くのでしょうか。
○
朝日新聞にウィリアム・スターという人の紹介記事が
載っています。
ヴァイオリンのスズキメソードを米国に広めた方。
彼は「子どもを勇気づける」ことを大切にしていると
言います。
ここでもプラス志向が重要と説かれますね。
学校でもプラスを引き出す教育がなされている筈ですが
ふたこぶラクダの分布曲線が顕著で、下のグループには
実は自信をなくさせる方向に働いているのではないか?
○
これに関して私が言えることのひとつ。
プラス思考で練習をどんどん続ければ力は伸びる、のは
事実ですが、だからといって保護者や教育者が無理やりに
練習を積ませるというのは、間違いです。
「やればできるようになるのよ!頑張りなさい」・・とか。
○
個別に教育をするメリットは、プラス志向の正しい導入。
相手をよく掴んだうえで、正しいタイミングで
エンカレッジしてやりたいですね。