ジョニーデップ『妹の恋人』

2011-03-23 20:26:29 | 塾あれこれ
ジョニー・デップの若いころの映画です。
といっても丁度30くらいか。
『シザーハンズ』とか『ギルバートグレイプ』の時代ですね。


地震関連ばかり見ていると落ち込みます。
元気が出る話でもやはり落ち込む。
何もしてない人間が何をいうか、なのですが
実際問題として、何だかシンドクなります。
被災されている方や関東東北で社会的混乱を
経験されている人々には申し訳ないのですが。

ビデオで未見の映画を見ることにしました。


93年『Benny & Joon 妹の恋人』

ファンの方以外ではあまり記憶されていない映画
ではないでしょうか。
彼の映画をそれほど多くは見ていないので、
これは楽しみなような、こけそうな予感もするような。

イマイチでした。
映画館で見ると違ったかもしれませんが。

(デップさんの映画は基本的に映画館で見ます。
 映画スターですからね。
 今まで見たのは14~5本ですから中位のファンか?)

『妹の』プロットは悪くないし、俳優もよいし、米映画
ですからカメラその他、技術はしっかりしているし、
いったい何が足りないんだろう?
不思議ですね。


私が監督ならば、兄を向井理、妹が綾瀬はるか、
恋人に佐藤健、プロットを頂きこの俳優でやってみたい。
平凡ですか?

心の病をもつ妹を兄が病院や施設には送りこまず
何とか二人でやっていこうとしています。
お蔭で兄は恋人すら持てない。

そんなところへ一風変わった男性があらわれ
妹と恋に落ち・・・

まあ、名作ができてもよいし、平凡でコケルかも
しれないし・・


残念ながら若いJデップがシャープではありません。

チャップリンやキートンの真似をする部分もあり
そこがどうしても弱くなっちゃう。
ちゅーか難しすぎることに挑戦しているようです。

(『パイレーツ』のときのキートンへのオマージュは
 感激するほどのものですが、さすがに簡単には
 若者が取り込むことは難しい芸域なので。
 一見、簡単そうに見えるのですけれどねえ)

監督や脚本の弱さもありそうです。

ドラマとして盛り上がらない。
学生が卒業制作をしているように、一応考えては
いるのであるが、熱が足りない、のです。
魂とも、芸とも、プロ根性でもよいのですがね。

デップさんの超ファンならば逆に必見。
こんな映画でも光る魅力を独り占めにしましょう。
「見てないヤツはファンとは言えない」


『チョコレート工場』や『アリス』のような
(変わったキャラ)も良いですし
『ネバーランド』や『ショコラ』もカッコ良い!
『スリーピーホロウ』風の作品世界も捨てがたい。

私が、作品世界で好きなのは『ナイトメア・・』
ご存じのように声だけですがね。

それから初監督をした『ブレイブ』
暗~い暗い映画でしたがJデップらしくて好きですね。

他にも彼の映画は「名作」ではないけれど粒よりです。
良い役者は良い仕事しかしませんねえ。


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