コーエン兄弟の『トゥルー・グリット』を見ました。
父親の仇をうつべく旅に出る少女、という西部劇です。
まず誰でもが納得できる出来あがりでしょう。
上手いですねえ!
ティム・バートンは私が好きな監督ですが
コーエン兄弟もなかなかです。
ただこちらは余り劇場では見ていません。
TバートンのほうはJデップとの関係もあり
結構見ていますが、実は・・
ティム・バートンはカミサンが好きではありません。
カミサン、コーエン兄弟はもっと好みません。
暴力系があると好きになれないようです。
そこで劇場にまで足を運ばないのですが
今回は万人受けするものということで、やっと
付き合ってもらえました。
(この前劇場に行ったのがなんと『バーバー』)
にやり、とさせる笑いがこの映画にもあります。
また「映画的記憶」を刺激される=ツウなら喜ぶ画面とか
いろいろありそうです。
○
アメリカ文化にはスーパーリアリズムを好む部分が
ありますね。
まるで写真そっくりの絵画とか。
それを映画に持ち込むと暴力表現もリアルになり
拒否反応が出る人もいるわけです。
私は「つくりもの」と思っているので余り堪えません。
また米文化には「力こそ正しい」「自分で守れ」という
精神もあり、それなりに立派なのですが
情緒に弱い我々にはちょっときついところもあります。
また、歴史の違いで、例えばホラ話への許容度の違いとか
細かな部分の慣れなどで、カミサンが、いかにも
アメリカらしい映画にのりきれないのかなあ。
○
今時、なぜ西部劇なんだ?という意見もあろうと思いますが
そういう(ひょーろん家)の見方はしないで
画面に溶け込めるかどうか、楽しめばよいのです。
俳優も上手いし、脚本もしっかりしています。
何より画面が素晴らしい、演出の細やかさ、充実感
また、カット繋ぎの気持ちのよいこと
映画音楽の入れ方もお手本みたいだし・・・
この映画一本で評論が一冊できそうです。
私が好きな山田宏一さんならどういうだろう?
「満天の星を描きたくてこの映画を作った」
彼ならばこう言うのではないでしょうか。
ここが美しいから、後日譚が生きるのですよね。
「後日」がなければこの映画は半分死んでしまうとも
言えるでしょう。
父親の仇をうつべく旅に出る少女、という西部劇です。
まず誰でもが納得できる出来あがりでしょう。
上手いですねえ!
ティム・バートンは私が好きな監督ですが
コーエン兄弟もなかなかです。
ただこちらは余り劇場では見ていません。
TバートンのほうはJデップとの関係もあり
結構見ていますが、実は・・
ティム・バートンはカミサンが好きではありません。
カミサン、コーエン兄弟はもっと好みません。
暴力系があると好きになれないようです。
そこで劇場にまで足を運ばないのですが
今回は万人受けするものということで、やっと
付き合ってもらえました。
(この前劇場に行ったのがなんと『バーバー』)
にやり、とさせる笑いがこの映画にもあります。
また「映画的記憶」を刺激される=ツウなら喜ぶ画面とか
いろいろありそうです。
○
アメリカ文化にはスーパーリアリズムを好む部分が
ありますね。
まるで写真そっくりの絵画とか。
それを映画に持ち込むと暴力表現もリアルになり
拒否反応が出る人もいるわけです。
私は「つくりもの」と思っているので余り堪えません。
また米文化には「力こそ正しい」「自分で守れ」という
精神もあり、それなりに立派なのですが
情緒に弱い我々にはちょっときついところもあります。
また、歴史の違いで、例えばホラ話への許容度の違いとか
細かな部分の慣れなどで、カミサンが、いかにも
アメリカらしい映画にのりきれないのかなあ。
○
今時、なぜ西部劇なんだ?という意見もあろうと思いますが
そういう(ひょーろん家)の見方はしないで
画面に溶け込めるかどうか、楽しめばよいのです。
俳優も上手いし、脚本もしっかりしています。
何より画面が素晴らしい、演出の細やかさ、充実感
また、カット繋ぎの気持ちのよいこと
映画音楽の入れ方もお手本みたいだし・・・
この映画一本で評論が一冊できそうです。
私が好きな山田宏一さんならどういうだろう?
「満天の星を描きたくてこの映画を作った」
彼ならばこう言うのではないでしょうか。
ここが美しいから、後日譚が生きるのですよね。
「後日」がなければこの映画は半分死んでしまうとも
言えるでしょう。
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