年金でも専門家が「想定外で・・」

2012-04-29 17:33:59 | 塾あれこれ
政治家も官僚・学者、みなさん「想定外」と言えば
責任を逃れられているようです。

大震災や原発・・「想定を超えることがおきて」

経済や国防でも・・「事態がここまで進むとは」
       「出来うる限りの努力は惜しまないで・・」

会社でも・・「この円高は我々にはいかんともなしがたく」

みんな同じことを喋っておられます。
戦後の(一億総ざんげという無責任)とよく似ていますね。
想定外で何でも済ませちゃう。

「こうなるとは予想できないことで、遺憾ながらやむをえぬ・・」


あのね、あなたがたはプロでしょ。
まんいち予測できなかったとしたら、無能。
それを口にして恥ずかしくないのかなあ。

人間だから失敗はありますよね。
でも、責任はとらなくてはいけません。

少なくともそれ以上の任は続けられない話ですね。ところが
「これを反省の糧とし、今後、職責をまっとうすることが・・」
なんて、よくも恥ずかしくもなく言えるものだと思います。

もしくは、相手を(なめきってる)?
面倒なことは手を染めず問題がおきれば「想定外」で済む。

苦渋の決断っていう手もありますね。
口外しないから(苦渋の決断)なのであって
逃げ口上として言うのは卑怯です。
自分の利益のため他人を犠牲にしてよいのでしょうか?

あるいは「家族のため」・・

ご自分の家族のためだったら他人を犠牲にしてよろしい?

マスメディアも突っ込みませんよね。
仲間だからでしょう。


AIJで再び激震が走る年金問題。

ここでも予想を超える現実だそうで「想定外・・」

国民の生命ともいえるシステムを預かる仕事をしながら
よくもヌケヌケと。

ことは2千億にとどまらず、大変な事態を招きかねないのに。


官や偉いさんを信じない中国人のほうが「正解」かもしれません。
日本人は甘い。

とはいえ人を信じない文化というものはなんとも嫌なものです。


ところで塾や学校などの世界ではどうでしょうか。

(これではこの子は将来伸びない恐れが強い)と分かってても
問題を先送りにし、目先の数字をとらせます。

やり方主義、訓練主義、分かるまで教えましょう・・

それでうまく行く子も多いでしょうがストレスすら感じられない
モヤシっ子の山もできるのです。
一人の人間の大切な一生を左右する大切なことなのに
「言うとおりにしてくれないので責任を持てません」だって。

先にならないと現実化しない問題だから面倒は回避しておき
ババヌキのババを他へ預け、進学すれば一安心・・・
「将来問題が解決することもあるから、伸びを期待しましょう」

責任をとらないで済む国だから上記のようなことも
ありうるのではないか?

居直れば済むのです。

「責任ってどこまでとれますか?
 私は出来ることを精いっぱいやっています」

どっかの国の、美辞麗句首相、中身空白でも居直るノダ
彼は国民の多くを映す存在かもしれません。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Japanese mentality (noga)
2012-04-30 02:58:49
子供の時から思い込みが強いほうで、損ばかりしている。
子供のころは、「日本は必ず勝つ」という軍国主義の神話を教えられ、それを固く信じていた。
この軍国主義は、原爆であえなく崩れ去った。
戦後は、「平和利用の原発は絶対に安全である」という原発主義の神話を教えられ、それを信じていた。
この原発主義の神話は、今回の東日本大震災であえなく崩れ去った。

何せ、我々は、丸暗記と受け売りの学校教育しか受けていないので、もちろん問題を解決する能力は持っていない。
だが、事態を台無しにする力だけは持っている。だから、世の中は難しい。
この無軌道が我が国を迷走させる原因となっていて、自分自身にとって危険なものになっている。

日本人に危機管理はできない。
自分に都合の良いことは思惑通り、悪いことは想定外とする。
縁起でもないことを口に出してはいけない。言霊の効果が恐ろしい。
だから、最悪のシナリオなどというものが他人に知らせられるはずがない。
あとは、他力本願・神頼み。
はらいたまい、清めたまえ。

我が国が核攻撃を受けたらどのような事態が発生するか。
我が国の原発が大事故を起こしたらどうなるか。
疾走する弾丸列車が貨物列車に激突したらどのようになるか。

悪夢は見たくない。いつまでも能天気でいたい。
天下泰平の気分を壊したくない。

自分に都合の良いことだけを考えていたい。
それ以外の内容は、想定外になる。

ただ「間違ってはいけない」とだけ注意を与える。
「人は、誤りを避けられない」とは教えない。
「お互いに注意を喚起し合って、正しい道を歩まなくてはならない」とは、考えていない。

もしも自分にとって都合の悪いことが起こったら、びっくりする以外にない。
そして、「私は、相手を信じていた」と言い訳するしかない。だから、罪がないことになる。

危機管理は大の苦手。
だが、ナウな感じのする犯人捜し・捕り物帳なら大好きである。毎日テレビで見ている。

日本語には時制がないので、未来時制もない。
未来の内容を鮮明に正確に脳裏に描きだすことは難しい。
一億一心のようではあるが、内容がないので建設的なことは起こらない。
お互いに、相手の手を抑えあった形である。すべては安全のためか。不信のためか。

問題を解決する能力はないが、事態を台無しにする力を持っている。
親分の腹芸か、政党の内紛のようなもの。
今回の事件はわが国の国民性を色濃くにじませている。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

返信する
Unknown (inoue)
2012-04-30 15:05:17
失敗学で言われることですが小さなミスが続くと、重大な事故の導火線となる恐れが強いそうです。
最近の韓国の原発における御粗末かつ危険な事件の連続は恐ろしいですね。もちろん日本の原発の事件の連続とそれに対する日本中の不感性の積み重ねのほうがひどかったですけれども。
万一、韓国の原発で重大事故が起こり日本にも影響が及ぶと我々はどんな反応をするでしょう。
「それみたことか、危ないんだよオメーら」
今世界中から日本がそう思われているのに。
気付かないんでしょうかね?情けない。
返信する

コメントを投稿