今月のナショジオ

2013-12-30 20:00:21 | 塾あれこれ
ナショナルジオグラフィック1月号には
驚いた。

悪い方にね。

特集記事はまずまずでした。

個人的に余り好きではない記事がメインだったの
ですが、ごれも興味深かった。

アマゾンに住む先住民、カヤポ族の話です。
なかなか勉強になります。

他にはコモドオオトカゲ。
写真が良いですね。

出稼ぎ労働者の記事も。


読み始める前は先住民モノは好きじゃないんだよな、と
手にするのが遅れてしまいましたが、いったん読み始めると
どんどんと進みましたね。


悪かったのは巻末です。

15ページも使った「記事」

コモドドラゴンなどより多いページです。
写真や構成もまるで記事なのですが
右上隅に小さくADvertisementとあります。

何気なく読んでいれば広告記事だとは気づかない
でしょう。

半分はダニエル・ヤーギンというエネルギー問題の
専門家だとか。
日本はエネルギーを考えよ、という話です。

原子力発電も含めてということです。

続く半分は誰が書いたか不明の文章で
「これからの日本は原子力発電が必要だ、
 安全には手をつくしている」という内容です。

ずいぶん提灯を持つなあと読んで行きますと
最後に小さく『電気事業連合会』

なんだ、この15頁は記事ではなくて広告か。
ずいぶん紛らわしいことをしますね。

ナショジオの記事の「信頼性」に乗っかった
宣伝とは・・・
よほどご自分の名前を示すことに自信がないかな。


雑誌の姿勢にも大いに疑問が残りますね。

提灯記事ならそれが明確に分かるようにすべきだし
いくら何でも15ページは多過ぎないかい。
雑誌経営がきついか。

もともとナショジオも米国の視点が強すぎでした。
注意深く記事を選別し読むべき雑誌なのですが。

それでも一定の合理性はある記事を載せています。

原発賛成の記事だってあって構わない、
勉強になりますから。

ところが「広告」はダメです。

マイナス面に触れませんから。

地震・洪水等不慮の災害、テロ対策
核廃棄物処理
末端労働者の健康
福島で明らかになった安全管理への不安

などなど。
これらがズボっと落ちて
「原発は必要だ、安全だ」はないよね。

この広告費のもともとの出所は使用者の電気料金
ですよね。

以前から「安い原発」を使ってても高かった
日本の電気料金です。

これからも無駄遣いするんでしょうね。


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