蒟蒻問答

2007-07-17 10:22:34 | 塾あれこれ

ブログを始めておよそ1年。
初めはどうすればよいものやら、
固い話を難しく書いていましたね。

(今も変わらない?)

近頃の若い人は塾の先生でも「蒟蒻問答」って
知らないかもしれないですね。
コンニャクも読めないか。

1年もたてばさすがにネタ切れになりそうです。
避けていた話題まで引っ張り出さねばならなく
なってきました。

「分かる」という話です。

これが蒟蒻問答なのですよね。


のっけから余談です。
八代目正蔵は「蒟蒻問答」もよかったねえ。
サゲを2通りはやっていたように思います。

1度この名人が間違った高座を見ました。
彦六襲名披露興行で上野鈴本だったと思います。

たぶん多くの客は気付いていなませんでした。

噺のサゲを先に言ってしまったのです。
なんとか切りぬけましたが予定の噺っぷり
ではありませんでした。
苦し紛れのサゲだったようで記憶していません。

ただ稲荷町は、臨機応変の大変に上手い人で
かの名人文楽との違いが際立ちます。
もちろん良し悪しではありません。

マクラも上手かったですが噺への入りも
絶妙でしたね。


あやかりたいものですが、頭の中でまとまって
いない部分があるのでどうなりますやら。

一見、矛盾したモノイイになるところが出ると
思います。
話がコマギレになりますし、ちょっと分かりづらい
ものになるかなあ。
まあ「蒟蒻問答」とお笑い下さい。


「分かる」とは、どういうことでしょう?

快い、面白い、美味しい、などと同様に人間の
基本的な状態を表す言葉です。

五感につながるものではなく頭の中の状態をいう
もので、基本的な感覚を示す語とは仲間が違う
ようですけれども。

ネコだって「あれ?」・・「分かった」
ってやってるようですよ。


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