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ブログを始めておよそ1年。
初めはどうすればよいものやら、
固い話を難しく書いていましたね。
(今も変わらない?)
近頃の若い人は塾の先生でも「蒟蒻問答」って
知らないかもしれないですね。
コンニャクも読めないか。
1年もたてばさすがにネタ切れになりそうです。
避けていた話題まで引っ張り出さねばならなく
なってきました。
「分かる」という話です。
これが蒟蒻問答なのですよね。
○
のっけから余談です。
八代目正蔵は「蒟蒻問答」もよかったねえ。
サゲを2通りはやっていたように思います。
1度この名人が間違った高座を見ました。
彦六襲名披露興行で上野鈴本だったと思います。
たぶん多くの客は気付いていなませんでした。
噺のサゲを先に言ってしまったのです。
なんとか切りぬけましたが予定の噺っぷり
ではありませんでした。
苦し紛れのサゲだったようで記憶していません。
ただ稲荷町は、臨機応変の大変に上手い人で
かの名人文楽との違いが際立ちます。
もちろん良し悪しではありません。
マクラも上手かったですが噺への入りも
絶妙でしたね。
○
あやかりたいものですが、頭の中でまとまって
いない部分があるのでどうなりますやら。
一見、矛盾したモノイイになるところが出ると
思います。
話がコマギレになりますし、ちょっと分かりづらい
ものになるかなあ。
まあ「蒟蒻問答」とお笑い下さい。
◎
「分かる」とは、どういうことでしょう?
快い、面白い、美味しい、などと同様に人間の
基本的な状態を表す言葉です。
五感につながるものではなく頭の中の状態をいう
もので、基本的な感覚を示す語とは仲間が違う
ようですけれども。
ネコだって「あれ?」・・「分かった」
ってやってるようですよ。