『グランド・ブダペスト・ホテル』

2014-06-26 09:58:01 | 映画
若干遅れましたが見に行ってきました。
『グランド・ブダペスト・ホテル』

十二分に楽しめました。

何度も見返すと色々な発見がある、そんなことも
確信できるような作りでした。
名画の必須条件です。


一口で言えば「オモチャ箱をひっくり返したような」
「お金持ンちの子供部屋を総動員したような」

遊び心が一杯でいて、品格を崩さない、
そのバランスがよく、何よりも技術が高い

こんな映画に出会うと「若い人もやるじゃん」と
嬉しくなってしまいます。
もう少し長生きして人生を楽しめるかもしれませんね。


個人的には「シャクの配分」気になる処はあります。
タイクツになりやすい。

ただそれは私個人の趣味であって、映画を見る様々な
人には必要なものでしょう。
(ソリのシーンなど長すぎたな)

字幕の担当者がどうなのか、スジが分かり難い処も
ありましたね。

ただ、それらは小さなことです。

エンタとして楽しめば良い!!
御洒落を満喫すればよい!


ただ多分、映画を作った側としては、反戦という
面も伝えたかったでしょうね。

タイトルにツヴァイクへの共感がありました。

何だか、懐かしい名前です。

チャプリンが笑いの中に強烈な批判を込めていた
それを思わせます。
ヴェス・アンダーソン監督、もうちょっと
強く出されても良かったのでは?


しかし。センスの良さったら、ないね。
映画館でみなけりゃ、という作品でした。

未見の方、お勧めいたします。


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