田端義夫さんの母上がお亡くなりになったとき
TV(徹子の部屋?)で思い出を語られました。
ご飯のオカズが紅ショウガだけという極貧だった
そうです。
端を少しずつ咬みながらということでしょう。
梅酢に漬けておけば作れますし究極ですね。
食紅で色をつけたやつかなあ?
それほどの極貧ではありませんが団塊世代の子供時代
は、日本も貧しかったので、我が家でも母の前にだけ
コロッケがない、なんてありました。
肉屋で買うコロッケ一つ、場合により半個、と漬物
くらいの食事でしたねえ。
そのコロッケが母にまで回らない日があるのです。
「かーちゃんのは?」
「いいから」
食べなさいと言われても食べられるものではないし
かといって食べなければ叱られるし
うつむいたまんまの食事です。
小鯵の1尾が無いとか、他は2尾のメザシが母だけ
1尾などもよくあり、それでも父は酒を飲んでアテ
がついていましたからねえ。
子供の支持は得られません。
紅ショウガもよく食べました。
実は父が(湯漬け)を好物でそれに紅ショウガが
合うのです。
熱々のさ湯をご飯にかけます。
白濁する水分をすて、これを2、3度繰り返して
さらさらで熱~いのを紅ショウガで掻き込みます。
美味いですよ。
夏は冷たい水で「水づけ」
これには甘くない沢庵が合います。
これらはどうも禅坊主の食事が民間に広まっている
もののようです。
○
井伏鱒二と開高健の対談で、ベトナムの米は日本と
違って「おねばを何度も捨て、さらりと淡白な味に
炊き上げるのだ」と出てきます。
初めは頼りなく思うけれどこれが美味いらしい・・
湯づけ、水づけに近い感覚ですね。
普通の茶漬が濃すぎると思えるようになります。
米の甘さ、うまさが際だつように思いますよ。
○
廿日市のKで炊き立ての米を蒸らす前に供してくれ
ました。カラスミ添え。
うう~~。
新米の時期にこうする、といわれましたが
上記の淡白な米の食べ方に通じますね。
知識だけで知っていた、本式の茶懐石で
最初に折敷に、飯碗・汁碗・向付とでる
その飯が炊き立てで蒸らす前のものなんです。
と言っても私は頂いたことはありません。
懐石は知識が勝った、取り急ぎのサービスという風を
見せるだけと思っていました。
・・大間違いでした。
美味ですねえ。
◎
茶はどうも、シビレるし、作法は難しいし
とても苦手です。
サラリーマン時代、会社の若い連中が神田の料亭に
茶を習いに行ってました。
私も誘われ、フクサとか買って・・
三日坊主でした。
最初のフクサの扱いからして覚えられないのダ。。。
でも我慢してやっとけば(江戸千家だったか)
今頃落ち着いた人間になってたかなあ。
少なくとも味覚を向上できたでしょう。
禅にもつながるし。
TV(徹子の部屋?)で思い出を語られました。
ご飯のオカズが紅ショウガだけという極貧だった
そうです。
端を少しずつ咬みながらということでしょう。
梅酢に漬けておけば作れますし究極ですね。
食紅で色をつけたやつかなあ?
それほどの極貧ではありませんが団塊世代の子供時代
は、日本も貧しかったので、我が家でも母の前にだけ
コロッケがない、なんてありました。
肉屋で買うコロッケ一つ、場合により半個、と漬物
くらいの食事でしたねえ。
そのコロッケが母にまで回らない日があるのです。
「かーちゃんのは?」
「いいから」
食べなさいと言われても食べられるものではないし
かといって食べなければ叱られるし
うつむいたまんまの食事です。
小鯵の1尾が無いとか、他は2尾のメザシが母だけ
1尾などもよくあり、それでも父は酒を飲んでアテ
がついていましたからねえ。
子供の支持は得られません。
紅ショウガもよく食べました。
実は父が(湯漬け)を好物でそれに紅ショウガが
合うのです。
熱々のさ湯をご飯にかけます。
白濁する水分をすて、これを2、3度繰り返して
さらさらで熱~いのを紅ショウガで掻き込みます。
美味いですよ。
夏は冷たい水で「水づけ」
これには甘くない沢庵が合います。
これらはどうも禅坊主の食事が民間に広まっている
もののようです。
○
井伏鱒二と開高健の対談で、ベトナムの米は日本と
違って「おねばを何度も捨て、さらりと淡白な味に
炊き上げるのだ」と出てきます。
初めは頼りなく思うけれどこれが美味いらしい・・
湯づけ、水づけに近い感覚ですね。
普通の茶漬が濃すぎると思えるようになります。
米の甘さ、うまさが際だつように思いますよ。
○
廿日市のKで炊き立ての米を蒸らす前に供してくれ
ました。カラスミ添え。
うう~~。
新米の時期にこうする、といわれましたが
上記の淡白な米の食べ方に通じますね。
知識だけで知っていた、本式の茶懐石で
最初に折敷に、飯碗・汁碗・向付とでる
その飯が炊き立てで蒸らす前のものなんです。
と言っても私は頂いたことはありません。
懐石は知識が勝った、取り急ぎのサービスという風を
見せるだけと思っていました。
・・大間違いでした。
美味ですねえ。
◎
茶はどうも、シビレるし、作法は難しいし
とても苦手です。
サラリーマン時代、会社の若い連中が神田の料亭に
茶を習いに行ってました。
私も誘われ、フクサとか買って・・
三日坊主でした。
最初のフクサの扱いからして覚えられないのダ。。。
でも我慢してやっとけば(江戸千家だったか)
今頃落ち着いた人間になってたかなあ。
少なくとも味覚を向上できたでしょう。
禅にもつながるし。