相撲協会が八百長で揺れています。
いまさら何ごと!
正直のところ、私はそんな気分です。
週刊誌をはじめとして、過去に幾度も取り上げられていた話題です。確か裁判で争われたこともあったはずです。
その都度、相撲界は否定してきました。時には、誰かを「名誉毀損」で訴えたりしていたように記憶しています。
相撲フアンの多くは、八百長の存在を感じていたと思いますよ。私は八百長があっても不思議はないと思っておりました。
かつて、元力士の板井が、はっきり言明していたではありませんか。
にもかかわらず、相撲協会は放置したまま。つまり、自浄作用が働きませんでした。
お灸を据えられるのは仕方がありませんね。
私はさほど驚きませんでしたよ。許せるかどうかは別として、人情として、「ほどほどの手加減」が介在しそうだなと思っていましたから。
一対一の肉体戦。ぎりぎりまでの肉体的鍛錬と、高い精神性を求められる競技です。
歴史を重ねてきただけに、「国技」という誇りと重圧ものしかかっていたと思います。
しかも、番付にもとづいた極端な身分制。人間性を歪めた部分もあったかもしれません。
だからこそ、白星にこだわる世界が出来上がっていたのでしょう。
それがまた、フアンにとって、魅力でもありました。
相撲協会がどのような調査結果を出すかが見ものです。
「三月場所は中止」という考えもあるようです。当然のことでしょう。
噂の13人や14人の調査では、形が納まらないはずです。
「国技」を標榜したり、公益法人を目指したり、フアンの信頼を得るには、その程度では納得が得られないはずです。
「徹底した厳しい調査」を見せなければ、世間は許してくれないはずです。
いっそのこと、あまり肩肘を張らず、今後は「興行」として見ていったらいかがですか?「国技」とは言わないほうがいいでしょうね。
もちろん、「天皇賜杯」は出しません。ここは厳格にしてほしい。
また、納税上の優遇措置もなしです。これも譲れませんね。
NHKで実況放送をするかどうかなんぞ、それはどっちでもいいことです。
「国技」という言葉の使い方も、返上してもらったほうがいいでしょう。誤解を避けるためです。
こんなことを言えば、きっと袋叩きに会うでしょうね。
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