孫姫たちは帰った。ここ数日、我が家にも静寂が戻ってきた。
今朝は雨もよい。傘とカメラを持って散歩に出た。
カメラを持つと、自ずと足が動く。いつの間にか8000歩ほど歩いていた。心地よい朝であった。
上掲の写真は、電柱の根元に生えているエノコログサ。またの名を猫じゃらし。
私はこの草が好きで、よく撮っている。
寄るな寄るなくすぐったいぞ猫じゃらし ひよどり 一平
「秋茄子は嫁に食わすな」
昔はそんなことを言ったのだそうだ。
意味は三つ。
① 秋茄子は柔らかくて美味しい。勿体ないから嫁には食べさせるな。つまり嫁いびりの意地悪な言い方。
② 秋茄子を食べると冷える。だから嫁には食べさせないほうがいい。嫁の健康に気遣った言い方だが、とってつけたようで不自然。
③ 秋茄子の種は小さい。子供が生まれないと困るから食べさせないほうがいい。②と同じような意味合いで、日本古来の文化には合わない。
やはり、①の理由だったと思うのが順当かも知れませんね。
早あさげ嫁共々に秋の茄子 ひよどり 一平
明日のことは明日になってみなければ分からない。
が、しかし、できるだけ歩こうと思っている。
明日は8月最後の日。
9月に入ればすぐに誕生日。いやも応もなく81歳だ。
日常風景の中から一コマを切り取ったときに、なんとなく句が浮かんできます。
どれほどの句であるか、私には分かりませんが、楽しく詠めればいいと思っています。
写真が句に引きずられて行く傾向がありそうで、心配しています。
猫じゃらしの句も・・・
嫁の句も・・・・
唸っています。
さすがですねぇ。
年季が入らないとこのような句は詠めないのでしょうね。