子が老いた親の世話をする
という文化も、
日本が他に誇れる良い風習
と、私は思っています。
すべてをお金で解決しよう
と考える国にはない、
実に美しい風習、
美しい親子の関係
と、私は思っています。
日野原重明著「日野原重明 いのちと勇気の言葉」より
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夕方出かけた先で、ふと面白い物を見かけました。
水の入った大きなペットボトルが何本か載せられた小さなクルマが、なぜか可愛く、何とも楽しく思えたのです。
これを見た瞬間、暑い中、畑仕事をして喉を潤すための飲み水かなぁ~と思いましたが、すぐにそうではないことに気がつきました。
視線の向こうに、おばあさんが草取りをしています。
クルマに近づいて行くにつれ、どうも飲み水ではなさそう・・・。
そこは、道路沿いに作られた花壇。
そうかあ~、この水は花壇にまく水なんだぁ~。(笑)
「この水は畑などにまくための水ですね。初めは飲み水かと思いましたよ」
「はぁ~、このクルマは嫁が作ったもんで、野菜や草などを載せとるんやて」
草取りの手を休めて、ちょっとばかりの話し合いです・・・。
すぐにその後、そのお嫁さんが孫を連れて近づいて来られました。
「ええねぇ~、お孫さん可愛いねぇ~。いくつ?」
「1歳半ぐらいやよ」
「へぇ~、それでもうこんなに歩けるんだぁ~」
その子、まだフラリフラリのよちよち歩きですが、ちゃんと一人で歩いてるんです。
我が孫の二人は、まだ1歳になったばかりで、まだつかまり立ち?ぐらい。
ちょっと違うだけで、こんなに違うんだぁ~。すご~い!
トッシーにも孫ができたことで、眼につくものが変わって来たようです。
初めにご紹介した日野原先生の言葉は、夕方出会ったこのファミリーのことがとてもいいなぁ~と思えたので、パラパラと本をめくった中で選んでみました。
この言葉を読んで思ったのが、「ハッピー介護」のお話をさせていただいているトッシーとしても、そうであってほしいなあ・・・と言うことでした。
ただ、ハッピー介護のお話で気を付けていることは、親の介護を家ですることを勧めているような話し方にならないこと。
多くの方、いろいろな事情の方がおられますからね。
「皆さん、それぞれのご事情がありますから・・・」
この言葉、いつも忘れないようにしています。
久し振りに本からの選んだ言葉を書かせていただきました。
書き出したら、なんか、自分のこともだらだらと書くことに・・・。
なんやかんや言っても、やっぱり、こうして書けることに感謝ですね~。
ついてる。ありがとうございます。感謝しています。
いつもご訪問いただきありがとうございま~す。トッシーで~す。