いつもありがとうございます。toshiです。
今日は、今年4月に行わせていただいた母の一周忌法要の時に遭遇した、とっても感動したお話をご紹介させていただきます。
お寺さんが、畳にこぼれたお香を手で拾われていましたが、一粒一粒丁寧に指先で摘まんで、一粒残らずキレ~イに拾われたのです。
実はこのお香、こぼしたのは私なんです。
こぼした私は、直ぐにザッ!と拾いはしましたが、時間がかかるといけない・・・という思いもあって、まだ少し残っているのを知りながら、そのままお寺さんにお香を渡したのです。
ハッキリとは覚えていませんが、多分、お寺さんにそのお香を渡す時に手が滑って、ケースの中に入っていたお香の一部をこぼしてしまったように思います。
「もったいないですからね・・・」
実はこの言葉、お香を拾われている時にお寺さんの口から出た言葉です。
こぼした当の本人は、拾うのを直ぐに諦め、さっとお寺さんに渡しちゃったァ~・・・。(笑)
なのに、お香を渡されたお寺さんは、畳に落ちている小さなお香をとても丁寧に一つ一つを指で摘まみあげ、一粒残らずきれいに拾われたのです。
この光景を見ながら、私の頭の中では、正直な話、お寺さんという人を見直していました。(ごめんなさい)
「ううっ、う~ん・・・。流石お寺さんだァ~」
時間にすれば、そんなに時間はかかっていないでしょうね。多分20秒も・・・。
この僅か20秒程の時間を惜しんでまで、こぼした私がきれいに拾わなかったのは何故だったんでしょうね?
・こんな小さなゴマ粒ほどのお香だよ、一粒残らず拾うなんて必要ない。
・こんな小さなお香を、時間をかけてまで一粒残らず拾うなんて、みんなが見ている前でカッコ悪い!
・それよりも、早くお寺さんに渡すことが必要・・・。
多分、こんなことが、私の頭の中にあったんでしょうね。
恥ずかしい思いと大きな感動と・・・
「もったいないですからね」と言いながら丁寧にお香を拾われているお寺さん。
その指先は、小さなゴマ粒ほどのお香を、とても大切な物を扱うように、一つ一つ、優しく摘まんでいるように見えました。
それを見た私は、その瞬間、自分がとても恥ずかしくなりました・・・。
それと同時に、お寺さんの取られているその小さな行動によって、とても大きな感動を覚えていました。
「そういえばお寺さん、このお香のことをとても褒めてくださっていたなァ~。とてもいいお香だって・・・。」
そんな話まで思い出していました。
それなのに私は・・・。
今でもそのことを思い出します
実はこの時のことを、今でもいつも思い出すんです。それもほぼ毎日・・・。
毎朝、仏壇に仏飯をお供えする時、座布団の横の畳を目にすると必ずと言っていいほど、このことを思い出すんです。お寺さんの指が、畳に落ちた小さなお香を丁寧に摘まんでおられる光景を・・・。(笑)
母の一周忌法要の日の、私の学び(=反省)です・・・。(笑)
写真は、一昨日、長女の住まいにお米を送った際に入れた手紙です。
いつもなら、元気か?仲良くしてるか?・・・などありきたりのことを書くのですが、なぜか今回は今日書かせていただきましたことを書いちゃいました。
お米を送るので、このお米、一粒でも無駄の無いよう、大切にしてくださいよ・・・と言うことを伝えたかったんでしょうね。
時間がなく、慌てて書いたこの手紙、かなりヘン!あちこちヘ~ン!(笑)
他の人に出す手紙なら、必ず書き直すんでしょうが、推量しながら、笑って読んでくれれば、まっ、いっかァ~!(笑)
お読みいただき、ありがとうございまぁ~す!(toshi)
追伸 禁酒を始めて、昨日でちょうどひと月経ちました。
まっ、いっかァ~!(笑)