雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

醍醐寺

2007年07月19日 | 京都散策
京都で桜といえば、花見の醍醐

かの太閤秀吉がこよなく愛した寺院です

    

山科へと続く、旧奈良街道沿いに醍醐寺はあります
駐車場は有料、700円です
春の時期にはとても多くの拝観客が訪れ雑然としますが、それ以外の時期はわりと閑散としていてのんびりと拝観できます
京都市中から随分離れているので、観光客も少ないからでしょう

駐車場に車を停め桜並木の参道を歩きます

まず正面に三宝院が見えてきます

    

三宝院と奥の伽藍との拝観で共通券で1000円
それぞれだと600円づつとなります

また戻ってくるので奥の伽藍から拝観することにしました

奥の伽藍に続く道は楓の葉でトンネルが出来ています

        

ここは紅葉の名所でもあります

    

拝観入り口の仁王門は残念ながら修繕中
毎年何ヶ所かでこの修繕中に出会ってしまいます
文化財保護の為ですから仕方ないですね

醍醐寺の歴史は古く、貞観16年というから9世紀にさかのぼります
聖宝理源大師が上醍醐山上で小さな堂宇を建立し、准胝観音像・如意輪観音像を安置したのが始まりとされています

その後醍醐天皇の支援を受け、延喜7年に薬師堂と五大堂が建立され上醍醐の伽藍が完成
延長4年に釈迦堂、天歴5年に五重塔が建立され、今日の上醍醐と下醍醐の形となった
三宝院はもう少し後の時代、12世紀の平安時代に建立されたそうです

伽藍の見所は五重塔と弁天堂
長い参道を進むとまずは五重塔が見えてきます

    



清瀧宮本殿です

    

木々の間に佇み静かに拝観客を見つめていました
参拝して振り返ると清瀧宮拝殿の脇から五重塔が見え隠れ

        

五重塔の拝観を終え、今度はもう一つの名所弁天堂に向かいます
ここから先は森の中の様な場所を歩くことになります

    

新緑の木々の下を歩くのは本当にいいですねぇ
日ごろの雑多を忘れて歩くにはとにかく最高
訪れた日は快晴でとにかく暑かったのですが、ひと時の清涼も頂けました

鐘楼堂までたどり着けば弁天堂はすぐそこ

        

木々の中にある鐘堂ですが、なかなかに情緒がありますよ


もう大講堂がそこに見えています
大講堂の横が林泉
そこに橋を架けて建っているのが弁天堂です

    


    

ほうら、弁天堂が見えてきた
朱色が緑に映え、林泉に逆さ映りしてとっても綺麗でした

        

大講堂方向も撮影

    

きっとあなたに合ったステキな景色に出会えるはずです

この後三宝院も拝観したのですが、こちらは撮影禁止
屋内だけでなく庭園も撮影禁止なので写真掲載は出来ませんでした
感想をいえば、特別名勝に指定されているのが理解できる庭園です
池泉回遊式庭園で、池と島と橋と滝
てんこ盛りで、惜しげもなく使われている巨石
戦国時代の武将の心意気を感じさせる庭園でした

        
コメント
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