雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

化野念仏寺

2007年11月26日 | 京都散策
浄土宗の寺

境内には8000体の石仏、石塔が並ぶことで有名な寺院
「あだし」とははかない、むなしいの意

        

弘法大師が五智山如来寺を建立し、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのが化野念仏寺の始まり
弘法大師とは空海のこと
真言宗の開祖

俗名は佐伯 真魚

        

讃岐国多度郡屏風浦の豪族・佐伯直田公と玉依御前の子として、香川県善通寺市に生まれた
御蔵洞で修行をしている時に、口に明星が飛び込んできて悟りを開いたと伝えられています

    

無名の一沙門として遣唐使に随伴
空海の乗った船は、途中で嵐と遭遇
大きく航路を逸れて福州長渓県赤岸鎮に漂着
その後たった一年で遍照金剛の灌頂名を与えられる等天才ぶりを発揮

        

そんな空海が弘仁2年
長岡京市、乙訓寺の別当を務めた時期
この化野念仏寺を訪れたのです



        

境内を巡り、竹林に至ると...

        

静寂に包まれたその場所で
空海の教えが聞こえてきそうです

        

化野に散在していた多くの無縁仏
掘り出して一箇所に集め
寺院とした

空海の優しさが伝わってきます

        













番外編

嵯峨野を歩いていて撮ったスナップも掲載します

        

        

    

        
コメント (2)
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