雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

愛宕念仏寺2

2007年11月24日 | 京都散策
稱徳天皇の開基により建立
平安朝の初め鴨川の洪水で堂宇が流失
天台宗の僧、千観内供により再興
その時から、比叡山の末寺となった寺院です

当初は、現在の位置ではなく、東山の六波羅蜜寺近くに愛宕寺として創建されました

        

醍醐天皇の命により復興した千観内供が念仏を唱えていたことに因んで、愛宕念仏寺と寺号を改めます
その後、荒廃を繰り返し明治時代には、本堂、地蔵堂、仁王門のみがかろうじて残るのみの廃寺となってしまいます

1922年に現在の位置へと移築されますが、それでも荒廃
天台宗本山から住職を命じられた西村公朝は、仏師として全国を飛び回る傍ら精力的に再興を図ります
昭和の羅漢彫りが始まり、参拝者によって彫られた羅漢が境内を埋め尽くすこととなりました

        

        

境内で静かに見守っている羅漢さまたち

    

中にはこんな羅漢さまも...

        



本堂を囲むように配された羅漢

        

一番奥の多宝塔の周囲も羅漢だらけ

        

豊穣を喜ぶ羅漢もいれば

    

共に酒を酌み交わす羅漢もいます

    

羅漢さまのお寺でした

        
コメント (4)
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