雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

龍源院

2007年10月30日 | 京都散策
大徳寺、常時拝観塔頭のラストは龍源院です

文亀2年に東渓宗牧を開山として、能登の畠山義元・豊後の大友義長らが創建した寺院
大徳寺の山号である龍宝山の「龍」と、
中国・臨済宗松源派の祖・松源崇岳の禅を正しく継承する松源一脈の「源」の2文字を採って龍源院と名付けられました


方丈・唐門・表門は創建時のもの
大徳寺山内最古の建物です

境内で最初に見れるのが滹沱庭

        

龍源院で一番気に入っている庭
ちょっと変わった名前の庭
宗祖・臨済禅師が住した中国・鎮州城の南を流れる滹沱河から名付けられたそうです
阿吽の石と名付けられた2つの石は聚楽第の遺構といわれています

    

        

縁側に座って庭園を暫し拝観
箱庭って好きです


本堂との間にも小さな庭があります
日差しが差し込み緑が映えて美しい庭です

        

そしてメインの庭園
方丈の南側、一枝坦と名付けられた庭園です

    

東渓禅師が師である実伝和尚から賜った「霊山一枝之軒」という室号にちなんで名付けられた庭園

    

樹齢700余年を経た山茶花「楊貴妃」が真紅の花を咲かせることで有名だったそうですが、樹齢が尽きて枯れてしまったとのこと
一度見てみたかったな

    

丸く象った苔の中に石が立つ亀島
一番目を引きますね


方丈北側には龍吟庭

    

作は古く室町時代
三尊石組からなる枯山水庭園
中央の石組は須弥山を表し、青々とした杉苔は洋々たる大海を表現しています

そして最後に方丈と庫裏との間にある壺庭
東滴壺

        

龍源院堪能いたしました

        
コメント (4)
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