雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

寝覚めの床(臨川寺)

2007年10月03日 | 長野散策
巨大な花崗岩が木曽川の激流に刻まれてできた自然の彫刻
それが寝覚めの床

古くは中山道を訪れた文人・歌人などの記録に残っている名勝

元々は水の下にあったのですが、木曽川水系の水力発電の為水位が下がり現れたものです

中山道の上松と須原の間の道沿いにあり、御嶽山の帰りに立ち寄りました

国道沿いの駐車場に車を停め、徒歩1分程度で臨川寺
拝観料300円を払って境内に入ります

    

創建当時の古い歴史は不明
記録に残っているもので最古は、徳川義直の命により、寛永元年(1624年)に再建されたというもの

    

ただ、その後の度々の火災で往時の建物は焼失
弁天堂のみが往時の姿を留めているのみ

閑散とした境内を巡りました

    

ここ寝覚ノ床には浦島太郎伝説が残っています
竜宮城伝説ではなく、竜宮城から帰ってきた後の浦島太郎の伝説

竜宮城から帰ってきた浦島太郎は、周りの景色が変わっていたり知人が誰もいないことを嘆き旅に出ます
そしてこの寝覚めの床を訪れた時、その風景が竜宮城に似ていたので乙姫にもらった玉手箱を思い出し蓋を開ける...
中から出てきた煙によってたちまち白髪の老人となった浦島太郎が己の姿を確かめたのがこの「姿見の池」だそうです

    

こんなところで浦島太郎伝説に出会うとは...

    

境内を散策すると、面白いものを発見
お堂の前に「福、徳、壽を祈って三打すべし」と書いてある鐘を発見

    

思わず三打しました

続く...
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする