1964年4月、初任給21,400円で社会人1年生になった。就職前の3月まだ返還前の沖縄を訪れた。パスポートには、広島県出身の池田勇人首相の名前が残る。1$=360円の固定相場制の時代で、42$の旅費を持たせてもらい1963,3,4 OKINAWA MARUで鹿児島港を出国、3,13 HIMEYURI MARUで同港入国した。当時学生運動の影響で、とてもアメリカ側のチェックが厳しく渡航できる状況ではなかったが、好運にも大学の同級生で沖縄から留学している友人の父親が身元引受人という事で旅行が実現した。この年、新幹線が開業し、直後の10月10日より24日まで94か国5,541人の選手が参加して東京オリンピックが開かれた。
神奈川県川崎時代で、焼き鳥屋でよく一杯飲んでいたし、休日渋谷に出かけてパチンコでストレスを解消していた。写真のように当時は、邪魔くさいほど髪の毛があったが、いまやバリカンをあてるがスプーン一杯程度の乏しさになった。今1$が85円前後、海外旅行のチャンスだが年金生活・親の世話で自由にならない。
あと半年で古希、老化の加速度とどう向き合っていくか良い試練かもしれない!
