身を容れて闇くびれたる櫻どき 恩田侑布子
「入れて」ではなく、「容れて」によって、闇の質感が変わる。
闇が、まるで流動体のように自由自在に形を変えて、
女体のようにくびれる。花の闇らしい妖艶な詩情が感じられた。
「俳句」7月号「作品12句」より抄出。(Midori)
「入れて」ではなく、「容れて」によって、闇の質感が変わる。
闇が、まるで流動体のように自由自在に形を変えて、
女体のようにくびれる。花の闇らしい妖艶な詩情が感じられた。
「俳句」7月号「作品12句」より抄出。(Midori)