葉隠れにちからを溜めて梅は実に 西宮 舞
梅は、入梅の頃太りはじめ、葉の間に青い実をつける。
花の頃を過ぎて、顧みられることもなくなると、
実をつけていることさえ気づかないでいることが多い。
しかし、梅は、いつも間にか「ちからを溜めて」いたのだった。
実梅の「ちから」は、そのまま私たちの「力」となるのだろうか。
「俳句」7月号「作品12句」より抄出。(Midori)
梅は、入梅の頃太りはじめ、葉の間に青い実をつける。
花の頃を過ぎて、顧みられることもなくなると、
実をつけていることさえ気づかないでいることが多い。
しかし、梅は、いつも間にか「ちからを溜めて」いたのだった。
実梅の「ちから」は、そのまま私たちの「力」となるのだろうか。
「俳句」7月号「作品12句」より抄出。(Midori)