十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

2011-07-21 | Weblog
身を容れて闇くびれたる櫻どき   恩田侑布子

「入れて」ではなく、「容れて」によって、闇の質感が変わる。
闇が、まるで流動体のように自由自在に形を変えて、
女体のようにくびれる。花の闇らしい妖艶な詩情が感じられた。
「俳句」7月号「作品12句」より抄出。(Midori)

4 コメント

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桜どき (今村征一)
2011-07-22 09:40:38
まさに花の闇ですね。奇しさが漂う句。
「闇くびれたる」を「くびれたる闇」にしたらどうかなとも思った。
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こんばんは☆ (博子)
2011-07-22 19:54:17
 うん。こういうの好き。
 
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くびれたる (みどり)
2011-07-22 21:48:14
「くびれたる闇」の方が韻文ですね。でも、
身を容れてくびれたる闇櫻どき

となると、「さくら時」と平仮名と漢字の
バランスを考える必要がありそうですね。
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こんばんは★博子さん (みどり)
2011-07-22 21:49:50
こういう感覚、いいですね~♪
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