かはほりは古びし闇に休みをり 山口優夢
蝙蝠は、指の間の膜を開いて飛行する夜行性の哺乳類だ。
闇から闇を活動の場にしている蝙蝠であるが、
休む時は、新しい闇より古い闇の方が好ましいようだ。
「古びし闇」の質感が、蝙蝠にとって癒しとなるのかもしれない。
「かはほり」ならではの「闇」の捉え方に、共感を覚えた。
「俳句」7月号「角川俳句賞作家の四季」より抄出。(Midori)
蝙蝠は、指の間の膜を開いて飛行する夜行性の哺乳類だ。
闇から闇を活動の場にしている蝙蝠であるが、
休む時は、新しい闇より古い闇の方が好ましいようだ。
「古びし闇」の質感が、蝙蝠にとって癒しとなるのかもしれない。
「かはほり」ならではの「闇」の捉え方に、共感を覚えた。
「俳句」7月号「角川俳句賞作家の四季」より抄出。(Midori)