十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

実梅

2011-07-07 | Weblog
葉隠れにちからを溜めて梅は実に    西宮 舞

梅は、入梅の頃太りはじめ、葉の間に青い実をつける。
花の頃を過ぎて、顧みられることもなくなると、
実をつけていることさえ気づかないでいることが多い。
しかし、梅は、いつも間にか「ちからを溜めて」いたのだった。
実梅の「ちから」は、そのまま私たちの「力」となるのだろうか。
「俳句」7月号「作品12句」より抄出。(Midori)

4 コメント

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梅は実に (今村征一)
2011-07-08 09:06:03
近くの駐車場に大きな梅の木が一本ありいまはたわわに熟れています。持ち主の方が亡くなって実はこぼれ放題です。だんだん町が寂しくなってゆきますね。
梅は実に向かう四軒みな空家  征一
「梅は、いつの間にか「ちからを溜めて」いたのだった。実梅の「ちから」は、そのまま私たちの「力」となるのだろうか。」に共感。
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こんばんは☆暑いですね。 (博子)
2011-07-08 19:29:02
 梅も見えないところで努力していたんだね。梅の実の青さに「若者」に通じるようなところがあるように読めて好きな句です。

 「滝」が届きました。みどりさんの所は?

 
 
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梅は実に (みどり)
2011-07-08 20:58:07
実がなる木が楽しみで、我が家にも、
枇杷、柿の木がありますが、住まなくなってしまうと、
かえってその実が切ないですね。
梅干しはいつも頂いてばかりです。
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宮城も暑い夏? (みどり)
2011-07-08 21:03:14
梅の実に見習って「ちから」を溜めなくっちゃね!
「滝」届きました。
また、鑑賞できる楽しみを得て嬉しいです☆
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