JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

親近グ・タ~~ム

2009年01月19日 | d-f

風邪はほぼ全快、ところがマスクはもう少し手放せないようで、鼻のかみすぎでしょうかヘルペスが顔を出してしまいました。せっかくの美顔がぁ!!!!(笑)

風はいくぶん強かったものの、昨晩から降った雨は気温低下を大いに妨げたようで、車中では汗すらにじんできます。
ほぼ全快とはいっても病み上がりに無理をしちゃいけません。仕事もサボリどころをしっかりと押さえ、それなりにこなしてこそイッパシなのでありまして・・・・・
「よし、今日は昼休みを2時間とろうか」
「え~~~~」

まっ2時間というのは大げさとしても、何年か前に出会った白鷺に久しぶりに逢いたくなって、ちょっとだけ寄り道をしました。

私はこの姿がとても好きです。
私と同じスリムな体型(笑)、孤独感がにじみ出ているのに、淋しさなどおくびにも出さない涼やかな目線。
「綺麗な鳥だよなぁ・・・・・・」

「バブさん、バブさん、体系的にはこっちの方が近親感湧くんじゃないですか?」
「何を言うか!内面的な部分に共通点があるって事を言いたいわけで、見た目が全てじゃないの。しかも近親感って、それを言うなら親近感。全く、麻生総理もビックリだよ!」

でも、本当にお近づきになりたいのは、池の隣の公園を園児と散歩していた保母さんだったりして・・・・(笑)
「バブさん、鼻の下伸びてますよ」
「えっ?!」
と手で押さえれば、
「バカヤロウ、マスクしてんだから見えるわけねぇじゃねぇかよ!」
鼻の下は見えずとも、私の「親近グ」はお見通しだったと・・・・・やだねぇオヤジは。

確実に風邪の驚異は我がもとを立ち去ったようです。

さて、今日の一枚は、先日お亡くなりになったフレディ・ハバードです。
ハバードの自選ベスト3アルバムは、ともにCTIに残る「RED CLAY」「FIRST LIGHT」と今日のこのアルバム、この三作なんだそうで、理由は「ストレートなプレイ、アレンジの良さ、自分がリーダーとして全てをコントロールできた」この三点なんだそうです。

まっCTIの二枚は置いておいて、たしかにこのブルーノート盤は当時のハバードの意向にピッタリはまったメンバーが揃っているという点で、その理由も納得いくように思えます。
やっぱ、マッコイ・タイナー、エルヴィン・ジョーンズ、ここがきいてますよねぇ、そしてウェイン・ショーターの協力も大きいのでしょう。
ところで、ユーフォニウムなる楽器を加えて無理矢理3管にする意味はあったのか?
「トロンボーンじゃメッセンジャーズと変わらない」とのアルフレッド・ライオン、「自分がコントロールする上で、バーナード・マッキニーが必要なんだ」と切望したハバード、二人の意見がかみ合ったのでしょうけど、みなさんはどう思われますか?

ともかく、コルトレーンのリズム隊、メッセンジャーズの音楽監督、望みの3管、ここに「READY FOR FREDDIE」ハバードの準備は整ったのでした。

ちなみに、なんといっても私はA面が好きです。
全快を祝して、今晩はこのA面を聴きながらバーボンをいただこうと思います。

READY FOR FREDDIE / FREDDIE HUBBARD
1961年8月21日録音
FREDDIE HUBBARD(tp) BERNARD McKINNEY(euphonium) WAYNE SHORTER(ts) McCOY TYNER(p) ART DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)

1.ARIETIS
2.WEAVER OF DREAMS
3.MARIE ANTOINETTE
4.BIRDLIKE
5.CRISIS