JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

映画音楽

2005年06月16日 | p-r

梅雨という季節は、やっぱり好きになれません。
今日も、雨が降るんだか降らないんだかわからない空模様、
「はっきりしろ!」とわめいてみても、梅雨の始まりはこんなものです。

先日の日曜日、ここ何週間の懸案であった「ビデオの整理」をいちおう終えることが出来ました。そこで今日は、映画とジャズのお話を

ジャズが聴ける映画は、多々あります。
「コットン・クラブ」「ビギナーズ」「成功の甘き香り」「私は死にたくない」「地下鉄の住人」、もちろん本人の伝記「グレン・ミラー物語」「ベニー・グッドマン物語」「ジーン・クルーパー物語」「バード」、先日お話しした「ラウンド・ミッドナイト」「アメリカの影」「クール・ワールド」
ドキュメントですが「真夏の夜のジャズ」.....
まだまだ、たくさんあります。
特にヌーベルバーグ作品、マイルスの「死刑台のエレベーター」、MJQの「大運河」、デューク・ジョーダンの「危険な関係」 この三作は、光り輝いている。

学生の頃、私はよく東京の自由ヶ丘にあった「ALFIE」というジャズ喫茶に行っていました。
前衛も含め、かなり新しいジャズ(当時)をかけていたと記憶しています。
トイレの落書きに、「アルフィーと名を付けながら、もっと選曲を考えろ」なんてのがありました。
ここでの「アルフィー」とは、ソニー・ロリンズのアルバムのことです。この「アルフィー」もまた、映画音楽でした。
「アルフィー」は、イギリスの劇作家ビル・ノートンの原作で、舞台で評判となり映画化されたラブ・コメディーです。実際の映画の中では、ロリンズではなく、イギリスのミュージシャンがテナーを吹いて、ロリンズはスコアーを提供しただけらしいですが。(映画に興味があれば、最近リメーク盤も映画化されたようですのでご覧になって下さい)
ですから、ロリンズの「アルフィー」は、映画とは別に、オリバー・ネルソンのアレンジで録音されました。

「アルフィーのテーマ」は、1度聞くと、「思わず口ずさんでしまう」そんな感じの曲で、いかにもロリンズらしい曲です。
今日はその「アルフィー」をご紹介。

ALFIE / SONNY ROLLINS
1966年6月録音
SONNY ROLLINS(ts) JIMMY CLEVELAND(tb) J.J. JOHNSON(tb) PHIL WOODS(as) BOB ASHTON(ts) DANNY BANK(b) FRANKIE DUNLOP(ds) WALTER BOOKER(b) ROGER KELLAWAY(p) KENNY BURRELL(g)
OLIVER NELSON(arr,cond)
1.ALFIE'S THEME
2.HE'S YOUNGER THAN YOU ARE
3.STREET RUNNER WITH CHILD
4.TRANSITION THEME FOR MINOR BLUES
OR LITTLE MALCOM LOVES HIS DAD
5.ON IMPULSE
6.ALFIE'S THEME DIFFERENTLY

*おまけ 写真は、マイルスの「死刑台のエレベーター」
 私が持ってる、右がCD左がLPです。