JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

酔っぱらい・ポール・チェンバース

2005年06月02日 | a-c

ポール・ローレンス・ダンバー・チェンバース・Jr.は、1935年4月22日ペンシルバニア州ビッツバーグで生まれ、1969年1月4日ニューヨークで肺結核ため死去した。はじめは、バリトン・ホーンとチューバを演奏していたが、やがてベースを手掛け、54年4月まではデトロイトで、その後ニューヨークに出て、55年から約8年間マイルス・グループのベーシストとして活躍した。

チェンバースと言えば、やっぱり弓引きが聴き所なのでしょうか。
ブルー・ノートの「ベース・オン・トップ」なんて、大好きなアルバムです。
彼は、私と同じ無類のアルコール好きで、マイルスのグループにいた頃は、常に酔っぱらっていたそうです。
時には、食事中に寝てしまったり、マイルスが「チェンバースはヨレヨレだな」と思うと、わざと「ソー・ファット」のテンポを速めていき、恥をかかせることでこらしめたとか、酔っぱらい話は数多く残ってます。
そんな酔っぱらいが、どうしてあれほど多くのミュージシャンと共演を果たしたのでしょうか?
きっと、「酔っぱらい」をも帳消しにしてしまう魅力が、彼にはあったのでしょうね。

BASS ON TOP / PAUL CHAMBERS
1957年7月14日録音 ブルーノート1569
 KENNY BURRELL (g) HANK JONES (p) PAUL CHAMBERS (b) ART TAYLOR (ds)
1.YESTERDAYS
2.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
3.CHASIN' THE BIRD
4.DEAR OLD STOCKHOLM
5.THE THEME
6.CONFESSIN'