社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

一番悪いのは独女通信の背景に根ざすフェミニズム --車内レイプ事件を巡る論争--

2007-06-22 17:05:19 | ネット媒体

 以前、特急列車内での強姦事件というのがあった。それに関しある市民記者が書いた記事で「女性が悪い」としたことに対し、「独女通信」(以下、独通と略)が反論の記事を掲載し、議論を呼んでいる。

車内レイプ「女性がワルい」 市民記者記事に非難轟々
http://news.livedoor.com/article/detail/3206529/

 確かに、この市民記者が言うように声を上げない女性が悪いという意見は決して適切とは言い難いだろう。だがそれに対する独女通信の批評が的を得ているかというと、決してそうも言えないと私は思う。言うなれば、「目糞鼻糞を笑う」という程度のものにしか感じられない。

【独女通信】独女通信がPJ記者に物申す
http://news.livedoor.com/article/detail/3202655/

 例えば、独通記事第4項の「派手な服装が痴漢を誘発する、という主張は思い込み」という独通の論理は、「女性はどんな格好をしても自由、でも痴漢はきちんと取り締まって女性の安全を守れ」という身勝手を主張しているに過ぎない。記事では派手な格好の女性より地味で大人しそうな格好の女性が狙われやすいことを理由としているが、派手な服装が性欲をそそるのは当然のことで、しかしその性欲が直接派手な女性に向けられるのではなく、地味な女性に向けられるというだけの話なのだ。従って、「派手な服装が痴漢を誘発する」というのは思い込みでも何でもない事実そのものなのだ。

 これは、ケーキは別腹と言われるような女性の目の前で大好物のケーキを美味しそうに男性が食べている光景を想定してみるといいだろう。勿論その男性は女性がケーキ好きだと知った上でわざとそうしているのだ。誰でも食べたいと思うだろう。よりによって何でアタシの前で、と嫌悪感を覚える者もいるだろう。派手な服装でも同じことだ。

 この、「派手な服装が痴漢を誘発する」という事実は、男性のみならず主に年配の既婚女性などからもその意見はよく聞かれ、新聞の投書欄などにも時折掲載される。しかし、その後必ずといっていいほど独身と思われる女性からの反論投稿が掲載され、いかにもその意見が正論であるかのように幕引きをする。

 しかし、良く考えて欲しい。この手の論争で「誘発派」と「無関係派」との2つに分けた場合、女性の中での意見の分かれ方が既婚と独身で顕著であることがわかる。その違いは何だろうか。

 誘発派に多い既婚女性は、結婚入籍し、初夜を迎え、子供を設け、家事育児に追われながらも夫の優しさや子供の元気な姿に支えられ、家庭を営んできた人生の経験者である。夫婦生活を通じて、男の気持ち、女の気持ちを互いに理解しながら人徳を積んできた女性の言葉には、重みと説得力があるのではないだろうか。

 これに対し、無関係派に多い独身女性は、自己中心的で男女交際においても常に自分がお姫様であるかのように振舞い、結婚もせず男性を使い捨てするような生活を送ってきた。働く女性は立派であるといって憚らず、専業主婦は無収入でパラサイトなどと主張する。結婚は束縛されるから嫌と言って、結婚を求める男性の意識を無視して独身を貫く。そんな女性の言葉に説得力を見出すことがそもそも不可能ではないだろうか。

 独通記事の不審点はこれだけではない。第2項の「見知らぬ人に本音は言わない」という論理は、PJ全体への批判と信頼性低下になりかねない。記事では、「見知らぬ男に『ネットジャーナリストです』といきなり話しかけられて、若い女性が本音を言うだろうか?」としているが、もしそうならば過去のPJ記事は全て嘘の取材内容に基づく記事ということになってしまうではないか。それではPJ記事の存在意義自体がなくなってしまう。

 それに、「『ジャーナリストだ』と自己申告していても、本当のところはわからない。」と言うのであれば、例えば運営するライブドア社がPJ認定証たるものを発行し、それを記者に携帯させインタビュー時には必ず提示するように義務付けるとか、PJとしての信頼を得やすい運用をすべきではないだろうか。PJと信用してもらえないのは、ライブドア社の不備ということにもつながる。

 ところで、今回の一件は強姦被害を被害者側にあるとしたことに対する批判が発端となっているのだが、では本質的にそうした性犯罪をなくすためには何が必要だろうか。

 PJ記事では、一番悪いのは被害女性としているが、対極的に独通記事では、一番悪いのは犯人、ということなのだろう。しかし、事件に関わった当事者だけについて論じても、決して解決策は得られないと思う。ジャーナリズムの大切さは、事件や事故から国民が学び取る教訓というものがあって初めて有効といえるのではないだろうか。

 犯罪というのはそもそも社会不安の裏側で発生するものだ。本ブログの過去の論考で、児童ポルノ規制の是非(*1)について言及した際にも述べたが、性道徳の乱れの根本には、男性の性生活が社会全体として不安定であるという実情がある。

(以下引用)
 一昔前は適齢期が来れば誰もが結婚して家庭を築いていた。しかし現在ではフェミニズムの影響で女性の社会進出やそれに伴う晩婚化や非婚化、更には離婚が蔓延し、安定した結婚生活が出来ない男性が増えている。
(引用終り)

 家庭が安定している男性なら痴漢もしない、強姦もしない、小さい女の子の誘拐もしない。安定家族を増やすことが根本的な安全社会へつながるのではないか。街路灯もろくにない時代に女性が1人で夜道を歩いても別に危険視されなかった。女の子が遊びから夕方帰ってくるのが1人でも別に危険視されなかった。そういう時代を破壊した犯人は一体誰だ?

 つまり、本を正せば性犯罪の真因はフェミニズムであり、具体的にはそれを盾にして男性に対し支配的に振舞う独身女達や、フェミニズムを支援する腹黒い男達などの責任なのだ。

 当然、独通にも責任の一端はあるだろう。独通では過去にも婚姻制度を廃止すべきであるとか、家族生活の大切さを根底から否定するような記事が掲載されている。今回の記事でも、いじめ問題と照らし合わせ、強者の論理がいじめを誘発するといった分析をしているが、男女共同参画という法権力を武器として、強者の論理で男性いじめを行い、家庭を破壊しているのは何より独通を含むフェミニズム勢力ではないのかと言いたい。

 都合のいい時には男女平等を主張し、都合の悪い時には女性は弱者といって逃げる。そういう女のご都合主義社会が蔓延していることが女性に対する信頼性を失わせているのだろう。清楚で、素直で、優しい性格の女性ばかりであれば、何も派手な格好だから悪いとか、ましてや声を上げないから悪いなどとは言われないだろう。今こそ女性全体が社会を直視し、男性と苦楽を共にするように目覚めるべく心構えをすべき時に来ているのではないか。真面目な男性や女性こそ迷惑しているのだ。

(*1)健全な家庭生活こそ安全性向上の最短距離 --児童ポルノ規制の是非--
http://blog.goo.ne.jp/grk39587/e/a196a2289646f1aebf3622dd26ebf1aa

*** お知らせ ***
第4回世界家族会議報告・シンポジウムのご案内

日時:平成19年6月23日(土)
   午後2時10分~3時20分

場所:セシオン杉並(視聴覚室)
   (杉並区梅里1-22-32/電話03-3317-6611)
   (最寄り駅:東京メトロ丸の内線「新高円寺駅」または「東高円寺駅」)

パネリスト:
コーディネーター・杉並区議会議員  松浦芳子
パネリスト    日野市議会議員  渡辺眞
          伊勢崎市議会議員 伊藤純子
         日野市議会議員  古賀壮志
         ジャーナリスト  岡本明子

参加費:無料

情報元
http://www.azaq-net.com/bbs/bbs.cgi?tani6010
スレッドNo.[52852]