社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

「命の役割」女性は果たせ(その6、最終回)

2006-10-10 10:58:04 | 特集:「命の役割」女性は果たせ

 人は一人で生きていくことは出来ない。必ず誰かの助けが必要なのだ。そのためには何をしなければいけないか。それは相手を互いに思いやるということを口先だけではなく実践して行わないといけない。結婚して子供を育てていく家族生活というのは、人が人として生きる必要最低限の仕事なのだ。これが欠けている人に、真の幸福はやって来ない。

 結婚はしたいけど、いい人がいない。こういう意見は女性に多く見られる。しかしそうやって結婚を先延ばしにすることが、どれだけ多くの男性を不幸にしているか、女性は考えたことがあるだろうか。男性にもそれぞれの両親がいる。父親も母親も、一日も早く自分の息子が結婚することを待ち望んでいる。早く孫の顔が見たい、そう思っている母親も多い。しかし彼女らも多くは高齢で、日々刻々と命の限界が近づいている。願いが叶わず息絶える母親も少なくない。

 男性当人だけでなく、その両親まで不幸に陥れ、人生を奪い見殺しにしていく。それを他所に自分だけの幸せを際限なく追い求める女性の行為はまさに間接殺人と言っても過言ではない。最近、路上などで女の子が切りつけられる事件などをよく耳にするが、こうした事件が起きるのも女性全体に対する恨み辛みが向けられているからではないか。実際に襲われる女の子達は、勝手気ままに生きている女性達の身代わりに犠牲にされているのだ。

 しかも不幸にされるのは何も男性の両親だけではない。女性にも両親はいる。女性の両親も同様に自分の娘が早く嫁に行ってくれることを待ち望んでいるはずだ。にも拘らず彼らの思いを無視して自己実現などと言っている独身女性の生き様に何の利点があるというのだろうか。

 女性は、もっと男性を見る目を養うべきだ。悪いところばかり探すのではなく、良いところを探して、その人の存在価値というものを認めていく、そういう努力をしなければいけない。そして女性が自らの力で、男性を今まで以上に光り輝くように協力していく、それが今の女性に最も必要なことではないだろうか。「命の役割」を果たすとはそういうことなのだ。

 男性は、もっと自分の意見を女性に対して主張すべきだ。男は黙って我慢するというだけでは限界がある。むしろ自分が苦痛を抱えているのを口に出来ないのはそれこそ男らしさに欠けるのではないか。頭痛の痛みをいくら我慢しても誰も褒めてくれないのと同じだ。そして良識ある女性と共に幸せを探していく、そうした意欲を見せていくことが大切だ。

 更に、家族生活を大切にする良識的な男性陣と女性陣が協力して、家族の大切さそしてそれらが与えてくれる幸せを一人でも多くの人に認識してもらうことが必要だ。その中で結婚には自由がないとか、女性は自分の幸せしか考えないなどのフェミニズムに影響された女性や彼女らに同調する男性に対しては徹底的に批判の目を強めていく必要があるだろう。

 そして、これら批判の目を社会全体に広げ、男女共同参画やその一環で行われている各種政策に対する批判へと結び付けていく必要があるだろう。フェミニズムが作る社会に幸福など絶対にあり得ないのだ。
(おわり)


<補足>
 本論考の冒頭で引用した白河桃子氏の論考では、一人でも多くの女性が結婚して幸せになってもらえるようにと記されている。本当にそう思うなら、白河氏自身が結婚して自らの生活を紹介して手本を見せてやればいいのではないだろうか。


【主な出来事、話題】
・警察署で取り調べ中の万引き女、3階トイレの窓から逃走図り重傷、神奈川。(7日)
・愛子さまが幼稚園で初の運動会に参加、皇太子御夫妻も参加。(8日)
・北朝鮮が地下核実験を実施。(9日)


「命の役割」女性は果たせ(その5)

2006-10-08 11:15:08 | 特集:「命の役割」女性は果たせ
 本来、人には相互協力を主とした共存意識というものが自然に備わっているはずだ。科学的な説明は出来ないが、容器に水を注げば必ず水面は平坦になるという自然法則一つ取ってみても、平均的、均一的というのは最も穏やかな状態と考えて差し支えないだろう。

 女性についても例外ではない。男女関係のあるべき姿も女性はちゃんと知っている。だから今の恋愛格差の状況では女性の方が楽で恵まれていることは本音では認識している人が多い。しかしそれを認めてしまうと、女性にも男性に対する協力性を要求されるので、彼女らは自分が恵まれていることをなかなか認めようとしないのだ。

 しかし、いつまでもフェミニズムに影響された恋愛格差の環境に手を焼いているだけでは一向に状況は改善しない。ではどうすれば良いのか。

 大切なのは、男性の意識の持ち方そして女性への対応の仕方である。それは今までよく言われてきた、男性は女性の我侭をどれだけ受け入れてやれるか、それが男性の器の広さであるといったような、女性の我侭を一方的に野放しにするような論調には絶対に賛同してはいけないということだ。勿論そういう態度を取れば女性からは嫌われることが多いだろう。しかし「真の男らしさ」というのは、女性の御機嫌取りをすることではなく、女性に対しても自分の意見を明確に言えること、つまり悪いことは悪いと率直に言えることではないだろうか。そうした男性達の毅然とした態度を見せることによって、少しずつでも女性が正義感を取り戻していけるのではないかと思う。
(つづく)


【主な出来事、話題】
・民家に家族3人の遺体、母親が行方不明、長野。(6日)
・「可愛い娘さん」、声かける一方で母親の財布スリ、女を逮捕、埼玉。(6日)
・厚労省女性官僚が医師会のメールを監視・侵入し医師に圧力をかける。(週刊文春 2006年10月5日号)
・関東から東北にかけて暴風雨の被害相次ぐ。(7日)

「命の役割」女性は果たせ(その4)

2006-10-06 11:16:31 | 特集:「命の役割」女性は果たせ
 ではこの女性優位の恋愛格差の現状を女性達自身はどう捉えているのか。
 女性の中にも、恵まれた環境に甘えるばかりでは駄目で、男性に対しても女性が尽くしていかなければならないという真っ当な考えの人も存在するので一括りには出来ないが、女性優位の環境条件とそれに輪をかけるようなフェミニズムに代表される女性堕落志向の影響が重なって、多くの女性は、自分が恵まれた立場になるのは当然の既得権と考えてしまうようだ。

 こうした既得権主義の女性は数々の矛盾した言動をする。例えば男性から交際を申し込まれた時でも、自分の好みでない相手の場合だと、近寄って来たこと自体が不快だ、キモイ、嫌な奴だと迷惑者呼ばわりする。しかし女性から男性に告白した場合、男性が断ろうものなら優しさや思いやりに欠けるなどと批判する。また交際中の男女では、デートは全額男性が支払うのは当然と思い込む。男性が女性の携帯を見るのはプライバシーの侵害だが、女性が男性の携帯を見るのは浮気チェックのため当然と言う。また女性が二股をかけるのは社会勉強のためと正当化し、男性が二股をかけようものなら容赦なく非難する。

 しかし、何故そこまで女性は正義感の欠片もない堕落した人格になってしまったのか。理由はこれら不謹慎な女性に対する罰則規定が何一つないこと、そして彼女らに対する批判が少ないばかりか、フェミニズム勢力が政治やマスコミを巻き込んで、彼女らを「自分らしさ(がある)」、「進化している」などと絶賛するような風潮を作り上げていることなどが挙げられる。従って、彼女らは自らを省みたり恥じたりすることが一切なく、「自分らしさ」の一言で片付けてしまうのだ。

 一方、一人の男性を大事にして、安易に別れることを考えずに協調し合うことを重んじて結婚していく女性などに対しては、「男に縛られている女」、「自由のない女」などと政治やマスコミが悪い印象を植え付けようと躍起になっている。

 このように、本来高い評価をされるべき女性が批判され、批判されるべき女性が絶賛されるという狂った社会が女性の心を蝕んでいるのだ。
(つづく)


【主な出来事、話題】
・南極オゾンホールが過去最大に、日本の面積の約80倍に。(3日)
・北朝鮮、8、9日にも核実験実施か、米紙。(4日)

「命の役割」女性は果たせ(その3)

2006-10-04 11:46:48 | 特集:「命の役割」女性は果たせ

 こうした男女間における「恋愛格差」は何故生じるのか。理由は結婚適齢期の男女人口比が10:9とも10:7とも言われ、元々女性の数が足らないということ、加えて金持ちやイケメンなど特定の男性に多くの女性が集中してしまうこと、次に離婚した男女では女性より男性の方が再婚を求めることが多いこと、また妻子持ちの男性と不倫する女性も存在すること、更に男性と元々接触したくない女性や男遊びに疲れた女性など「拒男症」も存在すること、これらのことから恋愛、結婚市場における実質的男女人口比は著しく男性過多、女性過少になってしまうからである。従って、女性の売手市場という実態が恋愛格差を生み出していると考えられる。

 女性の売手市場という恋愛格差がある現状、女性は特に努力をしなくても自然に男性が寄って来るので、女性は自分を磨く努力を怠ってしまう。逆に男性は女性争奪戦の競争社会の中でより高く自分を磨くことを要求される。この状況では、優位な立場である女性は益々我侭に(理想が高く)なり、逆に男性はより高い水準を要求されることになる。つまり女性優位の恋愛格差では女性の質は低下し、男性の質は向上するという皮肉な現象が起きてしまうのだ。

 こうした恋愛格差が作る男女の違いは次のように例えられる。
 女性から見た場合、男性はあり余るほど存在する。品揃えも豊富で品質も高いものばかり。ミネラルウォーターから栄養満点の濃厚牛乳、それに天然果汁の濃縮ジュースなど。アルコール類も同様に豊富で地酒からウィスキー、ブランデー、年代もののワインなど美味しい飲物が勢揃いだ。女性はその中から気に入った飲物を安価で手に入れられる。しかしそれで女性は決して満足しているわけではなく、「もっと美味しい飲物はないの? 味気ないものばかりじゃないの」と不満をぶちまける。

 一方で男性から見た場合、女性は慢性的に不足している。品揃えも少なく更に品質も悪い。ミネラルウォーターや濃厚牛乳といった、美味しく飲めるものなどごく僅か。そればかりか、ただの水道水や食塩水など決して味わって飲めないものや、どぶの水や毒入りの水など、飲んだら危険なものも決して少なくない。だがこれらの飲物を男性は高い金を払って手に入れなければならないのだ。しかし男性の多くは女日照りでサハラ砂漠のど真ん中に長期間放置されているようなもの、贅沢など言ってる場合ではなく、「どぶの水でもいいから飲ませてくれ」と悲痛な叫び声を上げている。
(つづく)


【主な出来事、話題】
・臓器売買で患者と仲介者を逮捕、愛媛。(1日)
・安倍総理、「村山談話」を継承。(2日)
・スケート連盟元会長ら、背任容疑で逮捕、東京。(3日)
・自立支援施設の入所少女9人が暴行、職員の女性2人けが、愛知。(3日) 


「命の役割」女性は果たせ(その2)

2006-10-02 10:50:58 | 特集:「命の役割」女性は果たせ
 そもそも「(妹)負け犬」とは言っても、負けの実態は男性と女性とで天と地の差がある。女性の場合多くは、自分の気に入った男性に巡り逢えないというだけで、ほとんどは男性との交際歴があり、男の味も知っている。つまり今も尚品定めをしている最中というだけで、現実には負けという言葉は当てはまらない。

 ところが男性の場合は違う。女性の雇用を促進した結果企業収益が下がり、そのしわ寄せが男性に向けられ、長時間残業や転勤の危険性が増えるなど、男性の生活環境は悪化する一方だ。それでも女性と交わる機会が少しでもあればまだましな方で、一度も女性と交わることもなく30代、40代を迎えてしまう辛い男性も少なくない。こちらの方が名実共に「負け犬」である。

 ところが、こうした真の負け犬とも言える男性に対して多くの女性は「女の気持ちを知らない男」、「情けない男」などと嘲笑するだけで全く協力意識を見せようとしない。この状況を男女逆転させて例えるなら、毎日のように強姦に遭っている女性を周囲の男性が傷物呼ばわりして偏見の目に晒しているようなものだ。それでも強姦の場合は犯罪として犯人は処罰されるが、負け犬男性の場合は加害者である世の女性達が処罰されるわけではない。だから女性達は何ら罪悪感すら持つこともなく理想ばかり高めて独身を謳歌してしまうのだ。
(つづく)


【主な出来事、話題】
・高田延彦さん向井亜紀さん夫妻の代理出産による双子の出生届の受理を命じる判決、東京高裁。(9月29日)
・皇室典範「有識者会議の拘束なく」、旧宮家の皇籍復帰も念頭、下村副長官。(9月30日)
・競馬の凱旋門賞でディープインパクトは3着、仏パリ。(10月1日)

「命の役割」女性は果たせ(その1)

2006-10-01 14:03:14 | 特集:「命の役割」女性は果たせ
 今回は、「妹負け犬」というあまり聞き慣れない言葉ではあるが、負け犬世代である1960年代生れの次世代、1970年代生れの女性達の結婚観に関する論考を紹介する。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20060927/110693/?P=1 

 この論考を書いた白河桃子(しらかわ とうこ)氏の略歴はリンク先にも書いてある通りだが、自著のタイトルでもある「結婚したくてもできない男 結婚できてもしない女」という言葉を見るだけでも、最初から男性を見下した目でしか見ていない女性ではないかと想像できる。

 この手の「女性向け」の論考は大抵女性に都合のいい内容にするのが定番である。それもそのはず、女性から支持されない内容であればサイトの人気が落ちてしまうからだ。

 しかし、女性だけに都合のいい話ばかり並べて、それらを多くの女性達で意識共有し、それを社会全体に浸透させてしまおうというのはそれだけで暴挙というより他はない。特に恋愛や結婚など女性が実権を握っているものを盾に男性に意識改革を迫ろうなどというのは、図々しいにも程があるというものだ。

 この論考に関して男性からの厳しいコメントも数多くあったということだが、恐らくその内容は現代の身勝手な女性の意識に対する怒りが大半を占めていることだろう。

 男女雇用均等で給料は男女ともほぼ同一でありながら、職場での待遇は男性に比べ残業や転勤が少ないなど、女性への待遇は既に男性を上回っている。また転職の際にも女性は一般事務職、補助職など男性より雇用の幅が広く有利である。更に育児休暇やセクハラ対策、外部に目を向ければレディースデーに女性専用車両など女性に対しては至れり尽くせりと言っていい。

 しかし当の女性達は自分が恵まれていることを一切認めようとしない。自分より収入の低い男性と結婚することや自分が家計の柱になることを彼女らは想定していない点などは、彼女らの本音を反映していると言えるだろう。
(つづく)


【主な出来事、話題】
・資産家から1400万円奪う、恐喝などで少女ら6人逮捕、東京。(29日)
・歌手の藤圭子さん(宇多田ヒカルさんの母)、空港で4900万円差し押さえ発覚、米NY。(29日)