歌手活動をしていた女子大生、冨田真由さんを刺傷させた岩埼友宏被告の公判が行われている。冨田さんの供述調書も公開され、その中で彼女は「事件で顔に傷が残り、もう女優は無理だと思う。歌だけは奪われたくないと考え、リハビリを続けている。悔しくてたまらない」、「事件で普通の日常が全く変わってしまった。大好きだった演技や歌、ギターも後遺症で続けられるか分からない。出所したら今度こそ殺しにくるのではと思ってしまう。ずっと刑務所に入れておいてほしい」と訴えている。だが事件に至るまでの経緯を振り返ると、冨田さんが被告に対して挑発的な態度を取ったと思えるような部分が随所に見られる。果たして全容は解明されるのだろうか。
2chのニュース速報+板でも、この事件に関するニュースが取り上げられ、そこでは被告を断罪するだけの単純な意見と、彼女の対応にも問題があったのではないかとする意見が混在している。一方、ヤフーニュースのコメント欄では、フェミ工作員が大量投入されているためか、専ら被告を断罪するだけの意見が大半を占めている。
引用のニュースによれば、被告は2年ほど前から彼女のファンになり、出演する舞台で花束等を贈ったり、彼女のブログやツイッターにもコメントをしていた。また被告は舞台を終えた彼女に直接話しかけ、「付き合ってほしい」、「結婚してほしい」などとも話したことがあるという。
この他、高価な腕時計(推定6万円相当)や書籍を被告はその時期に贈っていると思われる。だが彼女は、受け取ったのは事務所の方針で、気持ち悪かった、自分は何度も明確に「交際や結婚は無理」と意思表示をしたという。
その後も被告はツイッター等にコメントを続けたため、彼女は仕方なく、所属事務所に届いた年賀状に記載されていた被告の自宅住所宛てに時計と書籍を送り返したという。また事件当時の報道などによれば、差出人の記載はなかったという。
そして事件当日、小金井市でのイベントのために会場の最寄駅に降り立った彼女を被告は待ち伏せし、彼女の横を沿うように歩きながら「話がある」と述べた。しかし冨田さんは「話はできない」と答え、警察に通報しようとした瞬間、刺されたという。
これら一連の経緯を見て、もし自分が被告の立場だったらどう感じるだろうか。例えば、花束や贈り物を渡す時や、更に「付き合ってほしい」、「結婚してほしい」など打ち明ける瞬間などは、相当な勇気が必要だったに違いない。被告がどのくらい思い詰めていたかは想像に難くない。
しかし、彼女はそうした被告の一途な気持ちを足蹴にするような態度を取ったようだ。気持ち悪かった、交際や結婚は無理と何度も言った、そうした言動はある意味、相手の人格を全面的に否定していると解釈されても仕方ないのではないだろうか。彼女が被告の何を知っているのか、交際すらしていない相手の何が判るというのか。気持ち悪い、と被告を印象付けるのも何がしかの偏見に囚われているように思えてならない。少なくとも贈り物を渡す時点では被告は事件も起こしていないし、ツイートなどのコメント内容も異常なものではなかったはずだ。もし彼女がそうした感情しか抱けなかったのなら、被告に限らず、贈り物をしたりネットにコメントを寄せてくる人達全てが気持ち悪い存在になり得てしまうのではないだろうか。また彼女は交友の深い友人等とも「あの男はキモイ」などと噂していたのではないかなど、彼女の事件前の心境を疑ってしまう。
腕時計など高価な贈り物を受け取ったことについても、彼女は事務所の方針という理由にしているが、これは後付の理由ではないかと思える。何故なら、もし気持ち悪いなど負の感情を彼女が持っていたなら、そんな贈り物をわざわざ自宅で保管しておきたいとは思わないのではないかと推測できるからだ。すぐさま事務所に報告して、事務所のスタッフなどを通じて彼に対して事情を説明し、返却の手続きをするべきではなかったか。彼の気持ちを考えれば、贈り物を受け取ることは彼の気持ちを受け入れることにもつながる。貰える物は何でも貰って、自分の好き勝手にすればいい、相手の気持ちなど知ったことではないなどと言う人も中にはいるが、それは全く身勝手そのものの発想でしかない。
もし貰った人の勝手だというのなら、例えばバレンタインデーに女性が丹精込めて作ったチョコレートを意中の男性に渡して告白をしたら、その男性が「こんなもんいらねぇ」と本人の目の前で叩きつけて踏み潰しても構わないとでもいうのか。
そもそも、義理人情の本質が社会全体に失われていると思う。被告は贈り物を返却されたことがショックだったと公判で述べている。とにかく何かつながりが欲しい、そうしたすがるような彼の思いに何か答えることは出来なかったのか。例えば返却するにしても彼女が品物の一部にサインでもして返却するとか、何がしかの誠意を見せる必要があったのではないか。彼女の態度は、ただ単に邪魔者を消すという発想しかなかったと思える。それは明らかに彼の人格そのものを否定しているのと同じではないだろうか。
そして事件当日の彼女の態度も、恐らくまるで彼を無視するかのように黙々と歩き、目を合わせることも無く、「話は出来ない」と粗末な返答をした挙句、業と見せ付けるかのように警察へ通報したのだろう。これでは、力づくで何か出来るのならやってみろと言わんばっかの態度と取られても仕方あるまい。どうも彼女に危機意識が欠如していると思える。
更に、23日に行われた公判では、冨田さん本人が出廷し意見陳述をしたが、そこでも、彼女は被告を挑発するような言動をしている。
衝立で姿を隠した冨田さんが「犯人は絶対に同じことをする。また犠牲者が出る。野放しにしてはいけない」と述べたところで、岩埼被告は突如「じゃあ殺せよ!」と怒鳴り声を上げた。裁判長から「発言を止めなさい」と言われたが、続けて冨田さんが「今度こそ私を殺しに来ると思います」と述べたところで「殺さない!」と叫んだ。裁判長は退廷を命令。手錠をかけられながら再び「殺すわけがないだろ!」と叫び声を上げた。退廷してからも室外で「殺すわけがないだろ!」
(一部引用)
事件の恐怖で心的外傷を負ったなど被害者感情を強調する一方で、法廷で被告に面と向かって、「犯人は絶対に同じことをする。また犠牲者が出る。野放しにしてはいけない」などと堂々と言い放ち、被告が怒鳴り声を上げても動じることなく、「今度こそ私を殺しに来ると思います」などと言ってのける。そんな女性が世の中にどのくらいいるだろうか。幾らフェミニズムの蔓延で男性を見下す女性が増えているとはいえ、実害を加えられた相手を前にして、しかも法廷という公の場で、更に被告の怒鳴り声が耳に入っても、それでも淡々と自分の意見を主張出来る、それはまさに自信に満ち溢れた心なのか、それとも血の通った感覚が失われた冷酷な心なのか、何なのか理解に苦しむ。
或いは、彼女は被告を事件前から見下していて、いわば害虫のような存在としか思っておらず、そんな者がどんな言葉を発しようが雑音としか思えないのか、ますますこの女性の心理が不可解である。それに、あの発言が更に被告を挑発し、更なる報復の可能性を高めてしまうことにならないのか。その危険性を彼女が認識しているのか疑問だ。
2chのニュース速報+板でも、そうした彼女の言動や人格を疑問視するコメントが目立つ。以下にその一部を列挙する。(要約)
・被害者は人の感情を逆撫でするのが得意なんでしょう、だから殺すほど恨みを持たれたんだと思わないのかな。
・事件後も被告を挑発するあたり、やはり事件の原因は女側の侮辱的な言動にあったんだろう。
・何か被害者を擁護できかねるなー、確かに酷いことされてるけどさ、喧嘩両成敗的なイメージ。
・意識不明にまでされといてよく法廷に出てこれるな、図太い神経してる。
・未来を奪われたといっても、どの道、その容姿や歌唱力ではデビューはないと思います。性格もアレみたいだし。
・ちょっと 煽り癖のある めんどくさいタイプの女の子って印象。刺されて可哀想だとは思うけど、自分で危険を引き寄せる言動をしてるように思う。なぜ犯人に向かって「また殺しに来る」とか言っちゃうんだろう。煽ってるようにしか見えない。
・女優になれないとか、夢のまた夢みたいなことを本気で考えてるし、自分が相当能力の高い女だと思ってるんだろう。自意識過剰。
このように、決して被害者だからといって彼女はあまり良く思われていないことが判る。これは、少し以前に彼女が警察の対応を批判する文書が公開された時にも、自分のためだけに警察が動いてくれるのが当然であるかのように思える内容に対して、警察は女のガードマンではないなどの批判的な意見が出た。こうした経緯も彼女の印象を悪くしていると思われる。
そもそも、彼女のような女性は、まさにフェミニズムの申し子と言っても過言ではないだろう。勿論、事件後から今日まで、心のケアなどと称して、何人ものフェミニストが彼女の前に現れ、連中はその都度同じような話をしていくに決まっているから、彼女はそれらフェミの話を妄信してしまい、完全にフェミ洗脳されてしまったという見方も出来る。しかし、事件前から彼女の言動は強気でフェミ的な一面を覗かせている。となると、彼女のフェミ的因子が、彼女と接触したフェミニスト達によって更に増幅され、自分第一絶対主義に拍車をかけてしまったのかも知れない。
だがこうした彼女の強気な態度は決して良い結果はもたらさないだろう。多くの女性は彼女を反面教師として見る目を養って欲しい。彼を凶行に走らせてしまった理由は何なのか、そうさせないためにはどうすればいいのか。かといって上手な断り方など存在するのか、色々悩ましいところだろう。一番いいのは、彼氏のいない女性なら断らずに交際することだ。外見やそれまでの印象だけで相手を決め付けてはいけない。交際していくうちに、彼の素晴らしい一面が発見できるかも知れない。
上手な断り方がないのなら、そもそも男性が寄って来ない状態を作り上げるのが最善策だろう。例えば早めに結婚してしまえば男性は寄り付かない。これも1つの有効策であるし、実は最も根本的な解決方法だったりもする。特定の彼氏が居るのなら隠さず公表したり、彼氏と一緒に行動するのも有効だろう。冨田さんも一説にはある男性タレントと交際していたと言われているが、彼女が行うイベントにもその彼氏に時々顔を出してもらうなどして、さりげなく交際相手がいることをアピールするとか、そうした根回しが必要だったのではないだろうか。被告も最初から彼氏の存在を知っていれば、熱を上げることも無かったと思う。
幾ら法整備をしたところで、実害に遭ってしまったら終わりだ。自分の身を守り、そして相手の心を傷つけない最善策を女性は本気で探すべきである。
・「夢奪われ悔しい」 被害者の冨田真由さん、供述調書で重い処罰求める 2017.2.20 17:21
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/170220/evt17022017210022-n1.html
「事件で顔に傷が残り、もう女優は無理だと思う。歌だけは奪われたくないと考え、リハビリを続けている。悔しくてたまらない」
昨年5月にファンだった岩埼友宏被告にナイフで刺され、一時重体となった大学生、冨田真由さんは供述調書でそう述べ、重い処罰を望む考えを示した。冨田さんは当初、別室と法廷を映像と音声でつないで証人尋問を受ける予定だったが、取りやめた。事件で発症した心的外傷後ストレス障害(PTSD)の影響などがあったとみられる。
検察側の主張や冨田さんの供述調書によると、岩埼被告は平成26年ごろに雑誌で冨田さんを知り、冨田さんが出演した舞台で花束などを贈るようになった。冨田さんのブログや短文投稿サイト「ツイッター」に頻繁にコメントを書き込んでいた上、舞台を終えた冨田さんに「付き合ってほしい」「結婚してほしい」などと話しかけていたという。
「プレゼントされた腕時計と本は所属事務所の方針もあって受け取ったが、気持ち悪かった。私は何度もはっきりと『交際や結婚は無理です』と意思表示をしたが、聞き入れなかった」
岩埼被告はその後も「諦めない。僕はしつこい」「憎んでほしい。愛している」「拉致監禁とか起こらないといいけど」「不必要なら本と時計を返してほしい」などとコメント。冨田さんは恐怖を感じ、所属事務所に届いた年賀状に記載されていた岩埼被告の自宅住所に時計と本を送り返した。警察にも相談し、対応した警視庁武蔵野署から「小金井市でのイベントの日を教えてほしい。何かあればすぐ駆けつけるから通報を」と伝えられていた。
事件当日、岩埼被告は駅で冨田さんを待ち伏せし、冨田さんの横を歩きながら「話がある」と述べた。冨田さんが「話はできない」と答え、通報しようとした瞬間、刺されたという。
冨田さんは「事件で普通の日常が全く変わってしまった。大好きだった演技や歌、ギターも後遺症で続けられるか分からない。出所したら今度こそ殺しにくるのではと思ってしまう。ずっと刑務所に入れておいてほしい」と結んだ。
・女子大生ストーカー刺傷 岩埼友宏被告「話拒絶され絶望」東京地裁立川支部で被告人質問 2017.2.22 14:50
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/170222/evt17022214500011-n1.html
東京都小金井市で昨年5月、芸能活動をしていた大学生の冨田真由さん(21)をナイフで刺したとして、殺人未遂罪などに問われたファンで群馬県伊勢崎市の無職、岩埼(いわざき)友宏被告(28)の裁判員裁判の第3回公判が22日、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)で開かれた。弁護側による被告人質問が行われ、犯行状況について「贈った本と腕時計を返送した理由を聞こうと思ったが、話を拒絶され、絶望や悲しみを感じて刺した」と話した。
岩埼被告は淡々と質問に応じた。事件前の心情について「冨田さんのツイッターにコメントしても、僕だけ返信が来なかった」「プレゼントを送り返され、悲しみと怒りがわいた」と説明。事件前に購入したナイフを持っていた理由は「お守り。精神的な心の支えにするためだった」とした。
午後には検察側による被告人質問が行われる予定。
検察側の冒頭陳述によると、岩埼被告は冨田さんに一方的に好意を持ったが拒絶され、昨年5月21日夕、冨田さんが出演予定だったイベント会場付近で首や胸などをナイフで刺して殺害しようとしたとされる。冨田さんは一時意識不明の重体となり、現在も口や舌、視力などに後遺症がある。
・冨田真由さん「今度こそ私を殺しに来る」に岩埼被告「殺さない!」と叫び退廷命じられる…小金井刺傷事件 2017年2月23日10時43分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/topics/20170223-OHT1T50082.html
音楽活動をしていた女子大生の冨田真由さん(21)が2016年5月21日、東京都小金井市でファンの男に折りたたみ式ナイフで首などを刺され重傷を負った事件で、殺人未遂などの罪に問われた群馬県伊勢崎市の無職・岩埼(いわざき)友宏被告(28)の第4回公判が23日、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)で開かれ、被害者の冨田さんの意見陳述を行った。
衝立で姿を隠した冨田さんが「犯人は絶対に同じことをする。また犠牲者が出る。野放しにしてはいけない」と述べたところで、岩埼被告は突如「じゃあ殺せよ!」と怒鳴り声を上げた。裁判長から「発言を止めなさい」と言われたが、続けて冨田さんが「今度こそ私を殺しに来ると思います」と述べたところで「殺さない!」と叫んだ。裁判長は退廷を命令。手錠をかけられながら再び「殺すわけがないだろ!」と叫び声を上げた。退廷してからも室外で「殺すわけがないだろ!」と叫んだ。公判は一時中断された。
・<タリウム事件>精神鑑定 2医師分かれる
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170223_13019.html
名古屋市で知人の高齢女性を殺害し、仙台市で同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21)=仙台市出身、事件当時未成年=の裁判員裁判第16回公判が22日、名古屋地裁で開かれ、精神鑑定をした医師2人が出廷した。犯行に与えた精神障害の程度について、検察側の医師は「重症ではない」、弁護側の医師は「重症」と真っ向から対立する見解を示した。
2人は検察側が依頼した男性医師と、名古屋家裁・地裁が鑑定を依頼し、その結果を踏まえて弁護側が証人尋問を請求した男性医師。起訴前後に1回ずつそれぞれ2回の精神鑑定を実施した。
2人はともに元名大生が発達障害と双極性障害(そううつ病)を抱えていると指摘。他人に共感できず、「死」や「人体の変化」に対する偏った興味が各犯行に結び付いた-との認識で一致したが、障害が与えた影響の度合いについて意見が分かれた。
検察側の医師は「発達障害は重篤ではなく、そう状態は軽度。犯行に与えた影響は限定的で、自由な意思に基づく行動だった」と指摘。「犯行は計画的で、犯罪行為の影響や結果を認識していた」と強調し、逮捕後も殺人欲求を示すなど「他人に害を与える恐れは存在している」と述べた。
弁護側の医師は「障害は重度で、善悪の判断基準がない」と指摘。気分の波を表したグラフを示し「犯行時は重度のそう状態で抑止力が効かず、突き抜けるように行動していた」と説明した。投薬などで治療効果があったとして「早急に専門治療を開始すべきだ」と結論付けた。
2人はともに「発達障害は先天性のものであり、家庭での育て方の問題ではない」との認識を示した。元名大生の責任能力は最大の争点。検察側は「完全にあった」と主張し、弁護側は「なかった」と反論している。
(一言コメント)
事件の重大性から言えば3人を殺そうとしたこちらの事件の方がタレント刺傷より衝撃的だと思うのだが、報道もタレント事件の方を優先的に報道し、こちらの事件は控え目である。これは犯人が女だからという理由でフェミバイアスがかかっている可能性は十分ある。被告側が無罪を求めている点もふてぶてしい。タリウムを同級生に飲ませた時は状況を観察して記録していたというのだから、それらを含めて責任能力なしと断定するには無理がありすぎる。この被害者の1人である男性は、今も目に後遺症が残り、公判では裁判員の顔もはっきり見えないと訴えていた。