社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

タレント刺傷事件、冨田真由の言動から読み取れるフェミニズムの偽善性

2017-02-23 21:04:27 | 事件、事故

 歌手活動をしていた女子大生、冨田真由さんを刺傷させた岩埼友宏被告の公判が行われている。冨田さんの供述調書も公開され、その中で彼女は「事件で顔に傷が残り、もう女優は無理だと思う。歌だけは奪われたくないと考え、リハビリを続けている。悔しくてたまらない」、「事件で普通の日常が全く変わってしまった。大好きだった演技や歌、ギターも後遺症で続けられるか分からない。出所したら今度こそ殺しにくるのではと思ってしまう。ずっと刑務所に入れておいてほしい」と訴えている。だが事件に至るまでの経緯を振り返ると、冨田さんが被告に対して挑発的な態度を取ったと思えるような部分が随所に見られる。果たして全容は解明されるのだろうか。

 2chのニュース速報+板でも、この事件に関するニュースが取り上げられ、そこでは被告を断罪するだけの単純な意見と、彼女の対応にも問題があったのではないかとする意見が混在している。一方、ヤフーニュースのコメント欄では、フェミ工作員が大量投入されているためか、専ら被告を断罪するだけの意見が大半を占めている。

 引用のニュースによれば、被告は2年ほど前から彼女のファンになり、出演する舞台で花束等を贈ったり、彼女のブログやツイッターにもコメントをしていた。また被告は舞台を終えた彼女に直接話しかけ、「付き合ってほしい」、「結婚してほしい」などとも話したことがあるという。

 この他、高価な腕時計(推定6万円相当)や書籍を被告はその時期に贈っていると思われる。だが彼女は、受け取ったのは事務所の方針で、気持ち悪かった、自分は何度も明確に「交際や結婚は無理」と意思表示をしたという。

 その後も被告はツイッター等にコメントを続けたため、彼女は仕方なく、所属事務所に届いた年賀状に記載されていた被告の自宅住所宛てに時計と書籍を送り返したという。また事件当時の報道などによれば、差出人の記載はなかったという。

 そして事件当日、小金井市でのイベントのために会場の最寄駅に降り立った彼女を被告は待ち伏せし、彼女の横を沿うように歩きながら「話がある」と述べた。しかし冨田さんは「話はできない」と答え、警察に通報しようとした瞬間、刺されたという。

 これら一連の経緯を見て、もし自分が被告の立場だったらどう感じるだろうか。例えば、花束や贈り物を渡す時や、更に「付き合ってほしい」、「結婚してほしい」など打ち明ける瞬間などは、相当な勇気が必要だったに違いない。被告がどのくらい思い詰めていたかは想像に難くない。

 しかし、彼女はそうした被告の一途な気持ちを足蹴にするような態度を取ったようだ。気持ち悪かった、交際や結婚は無理と何度も言った、そうした言動はある意味、相手の人格を全面的に否定していると解釈されても仕方ないのではないだろうか。彼女が被告の何を知っているのか、交際すらしていない相手の何が判るというのか。気持ち悪い、と被告を印象付けるのも何がしかの偏見に囚われているように思えてならない。少なくとも贈り物を渡す時点では被告は事件も起こしていないし、ツイートなどのコメント内容も異常なものではなかったはずだ。もし彼女がそうした感情しか抱けなかったのなら、被告に限らず、贈り物をしたりネットにコメントを寄せてくる人達全てが気持ち悪い存在になり得てしまうのではないだろうか。また彼女は交友の深い友人等とも「あの男はキモイ」などと噂していたのではないかなど、彼女の事件前の心境を疑ってしまう。

 腕時計など高価な贈り物を受け取ったことについても、彼女は事務所の方針という理由にしているが、これは後付の理由ではないかと思える。何故なら、もし気持ち悪いなど負の感情を彼女が持っていたなら、そんな贈り物をわざわざ自宅で保管しておきたいとは思わないのではないかと推測できるからだ。すぐさま事務所に報告して、事務所のスタッフなどを通じて彼に対して事情を説明し、返却の手続きをするべきではなかったか。彼の気持ちを考えれば、贈り物を受け取ることは彼の気持ちを受け入れることにもつながる。貰える物は何でも貰って、自分の好き勝手にすればいい、相手の気持ちなど知ったことではないなどと言う人も中にはいるが、それは全く身勝手そのものの発想でしかない。

 もし貰った人の勝手だというのなら、例えばバレンタインデーに女性が丹精込めて作ったチョコレートを意中の男性に渡して告白をしたら、その男性が「こんなもんいらねぇ」と本人の目の前で叩きつけて踏み潰しても構わないとでもいうのか。

 そもそも、義理人情の本質が社会全体に失われていると思う。被告は贈り物を返却されたことがショックだったと公判で述べている。とにかく何かつながりが欲しい、そうしたすがるような彼の思いに何か答えることは出来なかったのか。例えば返却するにしても彼女が品物の一部にサインでもして返却するとか、何がしかの誠意を見せる必要があったのではないか。彼女の態度は、ただ単に邪魔者を消すという発想しかなかったと思える。それは明らかに彼の人格そのものを否定しているのと同じではないだろうか。

 そして事件当日の彼女の態度も、恐らくまるで彼を無視するかのように黙々と歩き、目を合わせることも無く、「話は出来ない」と粗末な返答をした挙句、業と見せ付けるかのように警察へ通報したのだろう。これでは、力づくで何か出来るのならやってみろと言わんばっかの態度と取られても仕方あるまい。どうも彼女に危機意識が欠如していると思える。

 更に、23日に行われた公判では、冨田さん本人が出廷し意見陳述をしたが、そこでも、彼女は被告を挑発するような言動をしている。

 衝立で姿を隠した冨田さんが「犯人は絶対に同じことをする。また犠牲者が出る。野放しにしてはいけない」と述べたところで、岩埼被告は突如「じゃあ殺せよ!」と怒鳴り声を上げた。裁判長から「発言を止めなさい」と言われたが、続けて冨田さんが「今度こそ私を殺しに来ると思います」と述べたところで「殺さない!」と叫んだ。裁判長は退廷を命令。手錠をかけられながら再び「殺すわけがないだろ!」と叫び声を上げた。退廷してからも室外で「殺すわけがないだろ!」
(一部引用)

 事件の恐怖で心的外傷を負ったなど被害者感情を強調する一方で、法廷で被告に面と向かって、「犯人は絶対に同じことをする。また犠牲者が出る。野放しにしてはいけない」などと堂々と言い放ち、被告が怒鳴り声を上げても動じることなく、「今度こそ私を殺しに来ると思います」などと言ってのける。そんな女性が世の中にどのくらいいるだろうか。幾らフェミニズムの蔓延で男性を見下す女性が増えているとはいえ、実害を加えられた相手を前にして、しかも法廷という公の場で、更に被告の怒鳴り声が耳に入っても、それでも淡々と自分の意見を主張出来る、それはまさに自信に満ち溢れた心なのか、それとも血の通った感覚が失われた冷酷な心なのか、何なのか理解に苦しむ。

 或いは、彼女は被告を事件前から見下していて、いわば害虫のような存在としか思っておらず、そんな者がどんな言葉を発しようが雑音としか思えないのか、ますますこの女性の心理が不可解である。それに、あの発言が更に被告を挑発し、更なる報復の可能性を高めてしまうことにならないのか。その危険性を彼女が認識しているのか疑問だ。

 2chのニュース速報+板でも、そうした彼女の言動や人格を疑問視するコメントが目立つ。以下にその一部を列挙する。(要約)

・被害者は人の感情を逆撫でするのが得意なんでしょう、だから殺すほど恨みを持たれたんだと思わないのかな。
・事件後も被告を挑発するあたり、やはり事件の原因は女側の侮辱的な言動にあったんだろう。
・何か被害者を擁護できかねるなー、確かに酷いことされてるけどさ、喧嘩両成敗的なイメージ。
・意識不明にまでされといてよく法廷に出てこれるな、図太い神経してる。
・未来を奪われたといっても、どの道、その容姿や歌唱力ではデビューはないと思います。性格もアレみたいだし。
・ちょっと 煽り癖のある めんどくさいタイプの女の子って印象。刺されて可哀想だとは思うけど、自分で危険を引き寄せる言動をしてるように思う。なぜ犯人に向かって「また殺しに来る」とか言っちゃうんだろう。煽ってるようにしか見えない。
・女優になれないとか、夢のまた夢みたいなことを本気で考えてるし、自分が相当能力の高い女だと思ってるんだろう。自意識過剰。

 このように、決して被害者だからといって彼女はあまり良く思われていないことが判る。これは、少し以前に彼女が警察の対応を批判する文書が公開された時にも、自分のためだけに警察が動いてくれるのが当然であるかのように思える内容に対して、警察は女のガードマンではないなどの批判的な意見が出た。こうした経緯も彼女の印象を悪くしていると思われる。

 そもそも、彼女のような女性は、まさにフェミニズムの申し子と言っても過言ではないだろう。勿論、事件後から今日まで、心のケアなどと称して、何人ものフェミニストが彼女の前に現れ、連中はその都度同じような話をしていくに決まっているから、彼女はそれらフェミの話を妄信してしまい、完全にフェミ洗脳されてしまったという見方も出来る。しかし、事件前から彼女の言動は強気でフェミ的な一面を覗かせている。となると、彼女のフェミ的因子が、彼女と接触したフェミニスト達によって更に増幅され、自分第一絶対主義に拍車をかけてしまったのかも知れない。

 だがこうした彼女の強気な態度は決して良い結果はもたらさないだろう。多くの女性は彼女を反面教師として見る目を養って欲しい。彼を凶行に走らせてしまった理由は何なのか、そうさせないためにはどうすればいいのか。かといって上手な断り方など存在するのか、色々悩ましいところだろう。一番いいのは、彼氏のいない女性なら断らずに交際することだ。外見やそれまでの印象だけで相手を決め付けてはいけない。交際していくうちに、彼の素晴らしい一面が発見できるかも知れない。

 上手な断り方がないのなら、そもそも男性が寄って来ない状態を作り上げるのが最善策だろう。例えば早めに結婚してしまえば男性は寄り付かない。これも1つの有効策であるし、実は最も根本的な解決方法だったりもする。特定の彼氏が居るのなら隠さず公表したり、彼氏と一緒に行動するのも有効だろう。冨田さんも一説にはある男性タレントと交際していたと言われているが、彼女が行うイベントにもその彼氏に時々顔を出してもらうなどして、さりげなく交際相手がいることをアピールするとか、そうした根回しが必要だったのではないだろうか。被告も最初から彼氏の存在を知っていれば、熱を上げることも無かったと思う。

 幾ら法整備をしたところで、実害に遭ってしまったら終わりだ。自分の身を守り、そして相手の心を傷つけない最善策を女性は本気で探すべきである。


・「夢奪われ悔しい」 被害者の冨田真由さん、供述調書で重い処罰求める 2017.2.20 17:21
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/170220/evt17022017210022-n1.html

 「事件で顔に傷が残り、もう女優は無理だと思う。歌だけは奪われたくないと考え、リハビリを続けている。悔しくてたまらない」

 昨年5月にファンだった岩埼友宏被告にナイフで刺され、一時重体となった大学生、冨田真由さんは供述調書でそう述べ、重い処罰を望む考えを示した。冨田さんは当初、別室と法廷を映像と音声でつないで証人尋問を受ける予定だったが、取りやめた。事件で発症した心的外傷後ストレス障害(PTSD)の影響などがあったとみられる。

 検察側の主張や冨田さんの供述調書によると、岩埼被告は平成26年ごろに雑誌で冨田さんを知り、冨田さんが出演した舞台で花束などを贈るようになった。冨田さんのブログや短文投稿サイト「ツイッター」に頻繁にコメントを書き込んでいた上、舞台を終えた冨田さんに「付き合ってほしい」「結婚してほしい」などと話しかけていたという。

 「プレゼントされた腕時計と本は所属事務所の方針もあって受け取ったが、気持ち悪かった。私は何度もはっきりと『交際や結婚は無理です』と意思表示をしたが、聞き入れなかった」

 岩埼被告はその後も「諦めない。僕はしつこい」「憎んでほしい。愛している」「拉致監禁とか起こらないといいけど」「不必要なら本と時計を返してほしい」などとコメント。冨田さんは恐怖を感じ、所属事務所に届いた年賀状に記載されていた岩埼被告の自宅住所に時計と本を送り返した。警察にも相談し、対応した警視庁武蔵野署から「小金井市でのイベントの日を教えてほしい。何かあればすぐ駆けつけるから通報を」と伝えられていた。

 事件当日、岩埼被告は駅で冨田さんを待ち伏せし、冨田さんの横を歩きながら「話がある」と述べた。冨田さんが「話はできない」と答え、通報しようとした瞬間、刺されたという。

 冨田さんは「事件で普通の日常が全く変わってしまった。大好きだった演技や歌、ギターも後遺症で続けられるか分からない。出所したら今度こそ殺しにくるのではと思ってしまう。ずっと刑務所に入れておいてほしい」と結んだ。


・女子大生ストーカー刺傷 岩埼友宏被告「話拒絶され絶望」東京地裁立川支部で被告人質問 2017.2.22 14:50
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/170222/evt17022214500011-n1.html

 東京都小金井市で昨年5月、芸能活動をしていた大学生の冨田真由さん(21)をナイフで刺したとして、殺人未遂罪などに問われたファンで群馬県伊勢崎市の無職、岩埼(いわざき)友宏被告(28)の裁判員裁判の第3回公判が22日、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)で開かれた。弁護側による被告人質問が行われ、犯行状況について「贈った本と腕時計を返送した理由を聞こうと思ったが、話を拒絶され、絶望や悲しみを感じて刺した」と話した。

 岩埼被告は淡々と質問に応じた。事件前の心情について「冨田さんのツイッターにコメントしても、僕だけ返信が来なかった」「プレゼントを送り返され、悲しみと怒りがわいた」と説明。事件前に購入したナイフを持っていた理由は「お守り。精神的な心の支えにするためだった」とした。

 午後には検察側による被告人質問が行われる予定。

 検察側の冒頭陳述によると、岩埼被告は冨田さんに一方的に好意を持ったが拒絶され、昨年5月21日夕、冨田さんが出演予定だったイベント会場付近で首や胸などをナイフで刺して殺害しようとしたとされる。冨田さんは一時意識不明の重体となり、現在も口や舌、視力などに後遺症がある。


・冨田真由さん「今度こそ私を殺しに来る」に岩埼被告「殺さない!」と叫び退廷命じられる…小金井刺傷事件 2017年2月23日10時43分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/topics/20170223-OHT1T50082.html

 音楽活動をしていた女子大生の冨田真由さん(21)が2016年5月21日、東京都小金井市でファンの男に折りたたみ式ナイフで首などを刺され重傷を負った事件で、殺人未遂などの罪に問われた群馬県伊勢崎市の無職・岩埼(いわざき)友宏被告(28)の第4回公判が23日、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)で開かれ、被害者の冨田さんの意見陳述を行った。

 衝立で姿を隠した冨田さんが「犯人は絶対に同じことをする。また犠牲者が出る。野放しにしてはいけない」と述べたところで、岩埼被告は突如「じゃあ殺せよ!」と怒鳴り声を上げた。裁判長から「発言を止めなさい」と言われたが、続けて冨田さんが「今度こそ私を殺しに来ると思います」と述べたところで「殺さない!」と叫んだ。裁判長は退廷を命令。手錠をかけられながら再び「殺すわけがないだろ!」と叫び声を上げた。退廷してからも室外で「殺すわけがないだろ!」と叫んだ。公判は一時中断された。


・<タリウム事件>精神鑑定 2医師分かれる
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170223_13019.html

 名古屋市で知人の高齢女性を殺害し、仙台市で同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21)=仙台市出身、事件当時未成年=の裁判員裁判第16回公判が22日、名古屋地裁で開かれ、精神鑑定をした医師2人が出廷した。犯行に与えた精神障害の程度について、検察側の医師は「重症ではない」、弁護側の医師は「重症」と真っ向から対立する見解を示した。

 2人は検察側が依頼した男性医師と、名古屋家裁・地裁が鑑定を依頼し、その結果を踏まえて弁護側が証人尋問を請求した男性医師。起訴前後に1回ずつそれぞれ2回の精神鑑定を実施した。

 2人はともに元名大生が発達障害と双極性障害(そううつ病)を抱えていると指摘。他人に共感できず、「死」や「人体の変化」に対する偏った興味が各犯行に結び付いた-との認識で一致したが、障害が与えた影響の度合いについて意見が分かれた。

 検察側の医師は「発達障害は重篤ではなく、そう状態は軽度。犯行に与えた影響は限定的で、自由な意思に基づく行動だった」と指摘。「犯行は計画的で、犯罪行為の影響や結果を認識していた」と強調し、逮捕後も殺人欲求を示すなど「他人に害を与える恐れは存在している」と述べた。

 弁護側の医師は「障害は重度で、善悪の判断基準がない」と指摘。気分の波を表したグラフを示し「犯行時は重度のそう状態で抑止力が効かず、突き抜けるように行動していた」と説明した。投薬などで治療効果があったとして「早急に専門治療を開始すべきだ」と結論付けた。

 2人はともに「発達障害は先天性のものであり、家庭での育て方の問題ではない」との認識を示した。元名大生の責任能力は最大の争点。検察側は「完全にあった」と主張し、弁護側は「なかった」と反論している。

(一言コメント)
 事件の重大性から言えば3人を殺そうとしたこちらの事件の方がタレント刺傷より衝撃的だと思うのだが、報道もタレント事件の方を優先的に報道し、こちらの事件は控え目である。これは犯人が女だからという理由でフェミバイアスがかかっている可能性は十分ある。被告側が無罪を求めている点もふてぶてしい。タリウムを同級生に飲ませた時は状況を観察して記録していたというのだから、それらを含めて責任能力なしと断定するには無理がありすぎる。この被害者の1人である男性は、今も目に後遺症が残り、公判では裁判員の顔もはっきり見えないと訴えていた。


小さな話題のフェミ汚染を見逃すな、自然分娩、辛淑玉、バレンタイン

2017-02-16 18:40:46 | ネット媒体

 毎日のように反日フェミ三昧の報道が続いている。今日も東京都品川区立の小学校で、「自然分娩で子供を産んだ方が、帝王切開で産んだ時よりも親は愛着を抱きやすいという説がある」と教諭が発言していたことを巡り、保護者会で校長と教諭が謝罪したというニュースがあった。しかし何故そんな謝罪が必要なのか。そういう説があるというのは誰かが主張すれば成立するので何の問題も無い。偽の科学データでも見せて説明すれば問題だろうが、個人的な見解であれば何の問題もないはずだ。

 それに、反日汚染された教諭などが従軍慰安婦や南京事件に関して、それらは真実であり日本の負の歴史であるといった授業もしていると予想される。勿論これらは現在も信頼性が疑われている。従って断定的な言い方をすれば問題となるはずだ。しかしその件で関係者が謝罪したという話は聞いたことがない。

 一応、自然分娩でも帝王切開でも母親の愛情は変わらないという検証結果はあるらしい。しかしこうした検証結果というのは、初めから期待する結果があって、その通りの結果が出るように検証をするものなので当てにならない。他に有名な例としては、3歳児神話という、保育所に預けて育てた子供と自宅で母親が育てた子供とで差異が見られるかどうかという検証で、両者とも変わらないという検証結果がある。しかし、これはフェミニズムが女性の社会進出の妨げにならないように結果を求めているのだから、保育所育児には問題があるという検証結果は絶対に出さないのだ。逆に保育所で育てた方が社会性が幼い頃から身に付くので良い結果をもたらすなどという主張にはフェミは諸手を挙げて賛成する。では保育所で子供同士のいじめが起きたらどうなるのか。それも社会性だから我慢しろということなのだうか。

 変わって、TOKYOMXで報道された「ニュース女子」という番組で嘘の内容があったとして、市民団体「のりこえネット」代表の辛淑玉らがBPOに訴えている件だが、これについては辛淑玉がいかにも犯罪を唆すかのような発言を過去の講演会で行っていたことが判明した。

・辛淑玉の指南動画流出「若者は死ね年寄りは捕まれ」福島瑞穂も登壇 2017/02/03
http://ksl-live.com/blog7551
(上記サイトの最初の動画、45分頃から)

 この講演内容を受けて、ネット上などでは、TOKYOMXでの放送内容は決して嘘ではなかったという声が飛び交っているという。だがこの講演会の内容に関してテレビや新聞等は何も報道していない。従って、ネットを見ない層ではTOKYOMXの放送内容が虚偽だったという認識の人が多いと考えられる。

 こうした偏向報道にも関わらず、NHKラジオ第一、「先読み夕方ニュース」の昨日の放送では、「ネット情報のデマ」に関する特集を放送し、いかにもネット情報は嘘だらけと言わんばっかの放送をした。よほどネット情報を信用させたくないという反日メディアの焦りの表れなのだろうか。

 最後は、バレンタインに関する話題だ。NHKFM、「ミュージックライン」の司会を務めている南波志帆が2/14の放送で冒頭、バレンタインに触れ、自分がチョコを貰ったのでホワイトデーにお返しをしないといけないと語っていた。勿論貰った物に対してお返しを考えるのは普通のことなのだが、そもそも彼女はチョコを誰かに贈ったのかについては全く触れなかった。近年、女子から男子へチョコを贈るという習慣を変えさせて、逆チョコ、自分チョコ、女子同士チョコなど、あらゆる言葉を世にばら撒いて女子が貰える立場になろうとフェミが必死に工作活動をしている。南波の発言もそれに影響されてのことだろう。南波自身は今時の女性の中では比較的謙虚な性格と思えるのだが、それでもフェミの影響を受けているだろう。恐らく結婚や交際相手の男性に対する理想も高いと推測できる。

 今回は比較的大衆に余り知られていない話題を取り上げたが、他にもこの手の話題は幾らでもあるだろう。あるフェミ支持者が、フェミは水の如く浸透するとネットで語ったことがあるが、まさに社会の隅々までフェミは蔓延しているという認識が必要だ。


結婚は男女対等ではない、常に女性優位の状況を打破せよ

2017-02-08 21:23:58 | 結婚、恋愛

 今回は結婚相手に相応しくない男性についての記事を紹介する。勿論この記事はフェミニズムに追従する内容であることは間違いない。そもそも「結婚相手」には選ばない方がいい男の特徴という視点が、既に女は選ぶ立場という女性優位の視点となっている。こうした意識を女性が持っている以上、健全な結婚生活など出来るわけがない。


・将来の成長に期待できない…「結婚相手」には選ばない方がいい男の特徴 2017.02.05
http://howcollect.jp/article/24240

付き合っている彼氏とはいずれは結婚したいと思いながら、交際をしている女性は多いですよね。

でも、結婚する相手にふさわしい男性かどうかは、ちゃんと事前に見極めておくことが大事でしょう。

そこで今回は、「結婚相手」には選ばない方がいい男の特徴を紹介します。

1.なかなか「仕事」が定まらない
「いつまでも仕事が定まらずに、ずっと転々としている男性とは、結婚をかんがえることはできないかも。ずっと不安を抱えなきゃいけない気がして、結婚する勇気が出ないですね」(27歳/女性/総務)

結婚した後は、男性を支えつつ頼りたいという女性も多いでしょう。
それなのに、いつまでも仕事が定まらないような状態では、一緒にいるあなたも不安を抱えてしまうだけ。
どの仕事も長続きせずに、転職ばかりをくり返すような男性は、結婚相手としてはリスクもあるのかも。
同じ職種ならまだしも、転職をする度に全く違う職種に転職をするような男性は、やりたい仕事が決まっていない証拠でもあるので、さらにあなたの不安は大きくなるでしょう。

2.「向上心」が全く見られない
「何に対しても、全く向上心が見られない男性って、成長もしない気がします。それでは結婚するには不安すぎるし、男としての魅力にもかなり欠けちゃいますよね」(27歳/女性/編集)

常に向上心を持って努力をする男性とそうではない男性では、将来的にも大きな差が出るはず。
向上心がないと、学んだり勉強したりする気持ちも芽生えないので、一向に成長もしないことでしょう。
結婚相手がそんな状態では、ふたりの関係も成長していかないので、あとあと後悔することになる可能性も高くなってしまうかも。

3.自分の「意見」を持っていない
「自分の考えとか意見とかをちゃんと持っていない男性って、成功を収められるような気がしません。それでは結婚相手としては、ちょっと考えてしまいますよね」(31歳/女性/受付)

ちゃんと自分の意見を持たずに、いつも周りに流されてしまう男性。
自分で何かを変えていこうという意識もないでしょうから、大きく成長したりもできないはず。
そんな男性についていくのは、女性としてもちょっと嫌ですよね。
自分はこうしていきたいという考えを持った男性でないと、ただダラダラと過ごしてしまうようにもなってしまうでしょう。

4.いつも「環境のせい」にする
「うまくいかないのを会社のせいにしたり、周りの人間のせいにしたりばかりする男性とは、一緒にいたいとは思いません。結婚なんかしたら、今度は私のせいにされそう」(28歳/女性/人事)

時代や社会のせいにしたり、会社や上司のせいにしたり、自分がうまくいかないことをいつも「周りの環境」のせいにする。
これは一番面倒な男性であると言えるでしょう。
自分が悪いと反省したり、改善しようと試みたりもしないので、ずっと変わらないまま。
こんな男性と結婚してしまったら、毎日グチばかりをこぼされて、嫌な気分にさせられるだけですよ。
おわりに

「結婚相手」に選ぶ男性は、やはり慎重に選ぶべきものです。成長しようとする姿勢が見られなかったり、不安にさせることが多いような男性は、避けた方がいいかもしれませんね。 (山田周平/ライター)
(ハウコレ編集部)


蓮舫の性格を如実に表す稲田朋美への陰湿いじめ/忘れられる権利は女性のみ有効か

2017-02-02 11:35:14 | 家庭、教育

 今回も簡単にニュース紹介としたい。

 まず、国会で民主党代表蓮舫議員が稲田防衛相の10年前の雑誌での発言記事を巡り攻撃したもの。稲田の過去の発言内容を態々本人に朗読させて、それを蓮舫が言行不一致であると非難し、修正を強要するという、まさに学校でのいじめ同様の手口に陰湿さを感じる人も多いのではないだろうか。

 それに、問題とされている内容は主に、「そもそも本来の男女平等は、性別に関係なく能力に応じて平等に登用されるということであって、女性の割合を上げるために能力が劣っていても登用するなどというのはクレージー以外の何ものでもない」、というものであって、この発言自体に何ら問題はないはずだ。しかし現状では、女性に下駄を履かせていることが幾つもあり、稲田はそれを批判したに過ぎない。公務員の女性採用比率などを見ればそれは明らかであるし、そもそも蓮舫が民主党の代表を務めることが出来ること自体が、能力の劣るものを登用していることになるのではないか。

 それに、朗読を強要してまで過去の発言内容を紹介させるのであれば、蓮舫の二重国籍問題の時に、自分は日本人だと強調したものの、過去の雑誌発言では自分の心は中国にあるかのような発言をしている。矛盾があるならば、こちらの方がよほど悪質ではないだろうか。

 次に、検索エンジンで過去の自分の犯罪歴が表示されることが「忘れられる権利」を侵害しているとして男性が訴えていた裁判で、最高裁は男性の訴えを退ける判決を下したもの。これについては、賛否両論あるが、提訴したのが男性であるという点が判決を左右したと言えるだろう。

 判決では、「犯罪の性質は公共の利害にかかわる」として、男性の訴えを退けた。だが同時に検索提供側が削除するかどうかの判断基準も示した。

(1)検索結果の提供が違法かどうかは、情報の公表する価値とプライバシー侵害を比較して判断する
(2)プライバシー保護が明らかに優越する場合は削除を請求できる。

 だがこれも抽象的で、情報の公表価値とプライバシー侵害とをどう比較すればいいのか、プライバシー保護が明らかに優越する場合とは何を基準に判断するのか、結局は基準は明確になっていない。

 それに、今回は検索サイトGoogleを相手にした裁判であったが、これ以外にも、本人などからの要請で、ニュース記事を転載した個人サイトからニュース記事を削除したりということは既に起きている。本ブログでも、gooブログ管理部門からの要請で、過去に犯罪のニュース記事を2件削除したことがある。1つは交際相手の男性の全裸写真を撮影し、金品を脅し取ろうとした女の事件、もう1つは窃盗をした女の事件、つまり何れも容疑者は女の事件だった。またその削除基準は、性犯罪であるかそうでないかが1つの指標になっているらしい。

 簡単に言えば、男の犯罪はいつまでも残し、女の犯罪は早く消せという、フェミ特有の圧力が社会全体にかけられているということなのだろう。


・蓮舫氏が稲田防衛相イジメ 10年前の発言記事朗読を強要 知らないよ、またブーメランになっても… 2017.02.01
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170201/plt1702011130001-n1.htm

 民進党の蓮舫代表に、またブーメラン直撃か。1月30日の参院予算委員会で、稲田朋美防衛相に10年以上前の発言内容を朗読させて、執拗(しつよう)に批判したのだ。政治家や閣僚の適性を問う手法の1つなのだろう。ならば、蓮舫氏も自身の「二重国籍」問題に関わる、過去の発言を、国民の前で朗読した方がいいのではないか。

 蓮舫氏は、NHKで生中継された質疑で稲田氏に対し、「○○ページに何と書かれたか、読んでください」などといい、2007年の雑誌「別冊正論」の対談記事を直接読むよう何度も求めた。

 記事は男女共同参画をめぐり、稲田氏が「本来の男女平等は性別に関係なく、能力に応じて平等に登用されるべきだ」などと発言したもの。稲田氏は朗読に応じつつ、「10年以上前の一衆院議員としての発言であり、対談の一部を取り出して朗読することにも疑問がある」と、質疑自体を問題視した。

 これに対し、蓮舫氏は「10年前だから関係ないのか」などと批判した。

 閣僚や政治家が、過去の発言を問題視されるのは当然だ。有権者が適性や人間性を判断する一助となるからだ。蓮舫氏についても、「二重国籍」問題に関わる過去の発言は興味深い。

 蓮舫氏は問題が発覚した昨年9月、「台湾籍は抜けているという認識は、ずっと持っていた」などと説明したが、新聞や雑誌の取材やインタビューで以下のように発言していた。

 「赤いパスポート(=日本旅券)になるのがいやで、寂しかった」(朝日新聞1992年6月25日夕刊)

 「父は台湾で、私は、二重国籍なんです」(週刊現代93年2月6日発行号)

 「在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」(朝日新聞93年3月16日夕刊)

 「だから自分の国籍は台湾なんですが」(CREA97年2月号)

 ぜひ、NHKの生中継で朗読してほしい。


・女性登用「数値目標は無意味」 稲田氏が過去の発言撤回 2017年1月30日17時36分
http://digital.asahi.com/articles/ASK1Z3V9PK1ZUTFK006.html

 30日の参院予算委員会で、民進党の蓮舫代表が女性の社会参加のあり方や家族観をめぐって稲田朋美防衛相を追及した。取り上げたのは、稲田氏が約10年前に雑誌に寄稿した論文。「(女性登用率や育児休業取得率といった)数値目標にどのような意味があるのだろうか」などとしたかつての考え方をめぐり、稲田氏は「10年前と現在は必ずしも全く同じではない」「政治家として成長した」などと述べた。(主なやりとりは以下の通り)

 蓮舫氏 能力、あるいはやる気もあるのに、男性と比べて昇進昇給と差がつけられたらいけませんし、活躍できるのであれば女性でも男性でも平等に活躍できる機会を提供するというのがまさに今政府が進めている働き方改革の一環である。我々も対案をもって、その部分は進めていこうとしていますが、稲田朋美防衛大臣は、残念ながら過去こうした考え方を正面から否定するかのような寄稿をされている。2007年の別冊正論で、男女共同参画の目標について「おいおい気は確かなの」ということを断言している。

 稲田氏 07年、ちょうど今から10年前の私の一衆議院議員としての発言があり、現在、防衛大臣としてこの場にいることからすると、所管外であるし、長い対談の一部を取り出して言うことに疑問はあるが、蓮舫代表がどうしても読めと言うのであれば、読ませていただきます。あっ、読めとは言っていないのでしょうか。すみません。

 蓮舫氏 言っていることと正反対のことを寄稿している。読んで教えてください。

 稲田氏 読ませていただきます。「そもそも本来の男女平等は、性別に関係なく能力に応じて平等に登用されるということであって、女性の割合を上げるために能力が劣っていても登用するなどというのはクレージー以外の何ものでもない」。先ほど蓮舫代表が言ったことと趣旨は全く同じだと考えている。

 蓮舫氏 女性の登用を伸ばすというときに、能力が劣っている人を雇えとは書いていない。全く考え方が違う。もう一度、寄稿しているけれども、数値目標の対象は人事だけではないと。何と述べていますか。

 稲田氏もう10年以上の前の寄稿ですし、対談の一部ですし、私の発言の趣旨は今申し上げたところで、これ以上一部を読み上げるのは適当ではない。

(議事が止まる)

 稲田氏 先ほどから何度も申し上げていますように、10年以上前のことであり、その当時の一議員としての発言を言ったところです。その中で、女性であれ男性であれ、能力に応じて登用されるべきであるということでございます。私も(自民党)政調会長時代に女性活躍本部長として、例えば野田聖子先生が超党派で進められていた政治における(女性の)参画を進めるための施策ですとか、そういった点も推進をしてきたところであり、私は蓮舫代表と全くその点において、考え方が異なるとは思っていない。

 蓮舫氏 少なくとも10年前の稲田大臣は180度違います。

 稲田氏 先ほど読み上げた通りです。

(議事が止まる)

 稲田氏 どうしても(蓮舫)代表が読めというので、読ませていただきます。数値目標の、これはだけど、10年前の一議員の方の見解です。しかも、長い対談の一部ですが、しかし蓮舫代表が読めとおっしゃいますので読ませていただきます。「数値目標対象は人事だけではない。育児休業取得率を平成26年までには男性10%、女性80%、夫婦間のあらゆる暴力の根絶で、平手で殴る、殴るふりをして脅すことも暴力と認識する国民の割合を100%にする。全国の女性消防団員を将来的に10万人にする。このような数値目標に、どのような意味があるのだろうか」。

 蓮舫氏 10年前の発言でも政治家が自分の考え方として、それを堂々と投稿して主張されているんです。ドメスティックバイオレンス(DV)で実の夫から殴られ、あばらをおられ、死にそうになって逃げ出して息を潜めて暮らしている女性がいる。そのことも夫の所有物だからといって良いのではないかという考えがあってはいけないから(1億総活躍)大臣が先ほど説明したように、数値目標を掲げて、DVの予算をつけて、法律改正をして、施策をして、1人でも女性を救っていこうという目標に「何の意味があるのだろうか」と。10年前だから関係ないという理解で良いのでしょうか。

 稲田氏 私も全く現在、蓮舫代表がおっしゃった通りの考えをしている。また、10年前と現在は必ずしも全く同じではないし、私もさまざまな議論をして、そして政治家としても成長していく過程はあるというふうに思います。

 蓮舫氏 同じ寄稿で、6歳未満の子どもを持つ夫の育児関連時間を目標に掲げているんですが、これは10年でそんなに変わっていません。そのことに対して、寄稿の中で、夫の家事をすべきだと陣頭指揮するのは押しつけで、ある種のファシズムであると断定しています。何が変わったんですか。既に、もうこの時に自分が寄稿したことは間違いだ、これはすべて間違いで、この考え方は今は全く立っていないというふうに訂正をされますか。

 稲田氏 蓮舫代表が読まれたところは記憶にはないんですけれども、私は、女性も男性も家事を分担すべきだし、我が家でもそうしてきたところです。女性が育児をしながら働いて生き生き暮らせる、そういった社会が男性にとってもいい社会だというふうに確信しています。

 蓮舫氏 人口減少時代に突入した日本だと、その能力を発揮できる機会が平等に保障されるというのは大切なことです。そのために目標を掲げて施策を推進して予算を分配して押し上げていくとの考えは、与党も野党もないと思うんですね。10年の発言が記憶にないということですが、自分は間違っていたと思うのであれば、今もこういう話はしないでいただきたい。お願いをします。

 稲田大臣は、08年3月の「日本」という雑誌で「尊属殺人規定を復活せよ」(と述べている)。現行憲法では、法の中で平等において家族をあやめてしまった方だけに重き罪をさらに加算するという考え方は廃止をされているが、尊属殺人規定を復活せよと今も考えていますか。

 稲田氏 この中で申し上げていたのは、やはり、親を大切にするということを重視しなければならないということであって、尊属殺人規定を復活せよとは思っていません。

 蓮舫氏 政治の間違いは政治がたださなければなりません。尊属殺人規定は復活させるべきです(との発言は)修正しますか。

 稲田氏 この時と同じ考えではない。

 蓮舫氏 いつ変わりました?

 稲田氏 10年たって、その過程で、私も政治家として成長したんだなと思います。

 蓮舫氏 同じこの「日本」であなたは「日本国憲法は押しつけられ、その中で日本人は個人主義化していった、個人主義といえば聞こえはいいですが、ただ単に自分しか見えていない。自分勝手な人間を大量につくり出してしまった。あしき個人主義が蔓延(まんえん)して家族がばらばらになっている。いま手を打たなければ取り返しがつかなくなる。GHQに破壊された日本の価値観を取り戻す」と。この考えも成長して変えられましたか。

 稲田氏 はい。その中で申し上げているのは、やはり、日本のよき伝統やよき考え方は、取り戻さなければならない。そして、それが自民党の立党の精神で、我が国は単に経済力や力をつけるだけではなくて、世界中から尊敬される国を目指そうということを申し上げていた、ということでございます。その考えは変わりません。

 蓮舫氏 昨年末に安倍総理がオバマ大統領とハワイに祈りをともにささげました。すばらしいことだと思っています。これから、ともに日米同盟関係を強化をして、過去の過ちを繰り返さない。平和主義を希求していく。総理が、お戻りなった直後に稲田大臣は靖国神社を参拝されました。これはなぜでしょうか。

 稲田氏 かつては熾烈(しれつ)に戦った敵と味方であったとしても、また、いかなる歴史観に立とうとも、祖国のために命をささげた方々に敬意と感謝と追悼の意を捧げることは、私は一国民としてやるべきだという思いで、靖国神社に参拝した次第です。

 蓮舫氏 稲田大臣は大臣です。一国民であると同時に、政府を代表する。言動が世界に発信をされる。そうした部分では、祈りをした直後に靖国神社に参拝をされることが、米国に対して間違ったメッセージを発するそのリスクがある。過去寄稿したもの、発言したもの、成長とともにかわったというが、気をつけていただきたい。


・社会の「記憶」に対応を 忘れられる権利 2017年2月2日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017020202000117.html

 「忘れられる権利」をめぐる最高裁の初判断が出た。表現の自由や知る権利とも対立しかねない。どう考えるべきか、むしろ社会の側が問われている。

 インターネットが登場する以前は、情報を拡散させる役割はもっぱらマスメディアが担っていた。ただし、拡散といっても、新聞記事ならその購読者に、テレビ番組ならその視聴者にだいたい限られていた。

 しかも、扱いの小さな記事ほど社会から早く忘れ去られる傾向にあったといえる。当事者らを除けば、ベタ記事などは、一般の読者の関心はもともと低く、記憶から日を置かずに消えていったのであろう。

拡散と検索の機能で

 ネットの登場は、そのような情報のあり方を根底から覆した。主に二つの特性からである。

 一つは拡散性である。興味のある情報であれば、受け取った人たちがコピーを繰り返す。そして、たちどころに一つの情報をバトンタッチしながら、途方もなく拡散させていく。

 仮にかつては新聞の情報がまる一日かけて地球を回っていたとするならば、ネット情報は一分もあれば地球を一周してしまうこともある。

 もう一つの顕著な特性は検索性である。かつては日付が分からない限り、記事を見つけ出すのはかなりの労力がいった。現代はグーグルやヤフーなどの検索サイトでキーワードを打ち込むだけで目的の情報が手にできる。

 この二つの特性によって、情報収集が非常に便利になった。半面、困った事態も起きるようになった。虚偽情報が拡散されるようになったのだ。あるいは虚偽なのか真実なのか不明な情報もあふれ返るようになった。

 虚偽情報については、指摘を受ければ、検索サイト側が削除してくれるはずだ。

EUでは「新しい権利」

 だが、真実の情報ならばどうだろうか。問題はスペインで起きた。ある男性はかつて不動産が競売にかけられたことがある。この公告が地元紙に載った。一九九八年の出来事だったが、何年たってもネット上から消えない。男性は欧州連合(EU)司法裁判所に訴え、「忘れられる権利」を勝ち取った。二〇一四年のことだ。

 EUでは情報が(1)不適切(2)無関係(3)もはや関連性がない(4)過度-ならば、ネットから消すことができる。新しい権利として、認定されている現状だ。

 日本ではどうか。一五年にさいたま地裁で「過去の犯罪を社会から『忘れられる権利』がある」と判断されたことがある。

 ある男性が一一年に児童買春・ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕され、罰金五十万円の略式命令が確定した事件だ。

 それから三年以上たっても名前と住所で検索すると逮捕時の記事が表示されていた。だから、男性は「更生を妨げられない利益を侵害している」と削除を求め、認められたのだ。

 だが、一転、東京高裁は「犯罪の性質は公共の利害にかかわる」として、削除命令を取り消した。今回の最高裁決定はこの事件を受けている。最高裁も高裁同様に「公共の利害」の言葉で、男性の求めは退けた。

 ただし、検索サイト側が取り消すかどうかの判断基準は示した。(1)検索結果の提供が違法かどうかは、情報の公表する価値とプライバシー侵害を比較して判断する(2)プライバシー保護が明らかに優越する場合は削除を請求できる-。

 「忘れられる権利」という言葉こそ用いなかったが、実質的にネットに拡散する不都合な情報を封じる、最低限のものさしは示したといえよう。

 EUでは新しい権利の意識が生まれている中で、米国でも法的保護を求める声が高い。だが、「表現の自由」の大国では、真実をネット上に公表することを止めては、表現の自由を侵害するという考え方がある。

 確かにネット上に情報を公開することは表現の自由で、ネット検索でもその自由が保障されるべきである。

表現の自由と対立か

 問題は表現の自由とプライバシー権とのバランスだ。犯罪でなくとも、昔はみんなに見られたかった写真が、今では見られたくない写真になっている-。そんなケースはいくらでもある。プライバシー権ばかりでなく、名誉権も出てくる。

 情報の公益性や知る権利との兼ね合いも考え方が難しい。人間は忘れるが、ネットは忘れないようにできている。

 最高裁が言及を避けた「忘れられる権利」への知見が深まらないと、変化するデジタル社会の「記憶」に対応できない。