社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

女性登用が企業経営圧迫の原因に、男は仕事、女は家庭が自然な姿か、他

2014-04-23 12:10:24 | 家庭、教育

 今回も都合によりニュース紹介のみとしたい。女性の社会進出と家庭放棄はセットになっているということに留意する必要があるだろう。結婚もしないし子供も産まない女に存在価値はあるのだろうか。

・ノルウェー企業 女性役員比率40%への引き上げが「足枷」に 2014.04.10 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140410_250274.html

 経済界で女性登用ブームが起きている。その背景にあるのは、今年1月に安倍晋三首相が施政方針演説で掲げた「20・30」目標である。2020年までに「指導者的地位に女性が占める割合が30%以上になるよう期待する」としたうえで、上場企業は少なくとも1人は女性役員を置くべきだとした。

 ノルウェーは2003年に「割り当て制」を導入し、6%だった女性役員比率を2008年には40%に引き上げた。

 翻って、日本の女性管理職比率は約10%にすぎず、おおむね30~40%ほどの欧米に比べて著しく低い。さらに取締役に女性がいる企業は4.1%にすぎない(内閣府調べ)。

 慶応義塾大学大学院商学研究科教授の鶴光太郎氏は、40%に引き上げたことがノルウェー企業の“足枷”になっていると指摘する。

「米国の大学機関が精査したところ、40%目標の対象となった企業の株価は大幅に下がり、企業価値を評価する指数も女性役員比率が10%増加すると12%程度下落するという結果が出た。さらに、女性役員40%の目標は基本的に上場企業を対象にしたため、規制を逃れるために3割の上場企業が非上場化するという現象も起きた。それほど女性役員40%というのは、企業にとって重荷だったのです」

 鶴氏によれば女性役員比率が高い企業ほど、休暇制度やリストラなどの手法による雇用削減を抑える傾向にあり、相対的に労働コストが高まったという。

「こうしたマイナス効果は、“40%ルール”以前に女性役員がいなかった企業ほど顕著だった。無理に女性を登用しようとしたことによるシワ寄せが出てしまったということでしょう」(同前)

 東京家政大学名誉教授で男女共同参画審議会のメンバーでもある評論家・樋口恵子氏でさえ、「安倍首相は、世界の中で日本だけが立ち遅れていることにやっと気づいて、躍起になってスピードアップしようとしている感じがする。でも、あまり急ぎすぎると危険です」と危惧する。

 埋もれがちだった女性の能力を活用し、ビジネスに新たな可能性を広げるために役員の女性登用を試みることは、日本企業の重要なテーマであることは間違いない。

 しかし、「女性登用」という手段が目的化してしまえば、男性社員ばかりか女性社員にも不幸な結果をもたらし、場合によっては経営を傾かせかねないことも留意しておく必要があるといえそうだ。

※週刊ポスト2014年4月18日号


・女性研修医が造影剤誤投与、女性患者死亡 医療研究センター 2014.4.18 18:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140418/crm14041818300008-n1.htm

 国立国際医療研究センター(東京都新宿区)は18日、レントゲン撮影時に造影剤の誤投与があり、検査入院していた都内の女性患者(78)が死亡したと発表した。整形外科の女性研修医(29)が本来使用してはいけない薬剤を脊髄に投与、ショック性多臓器不全が起きた。センターは重大な医療事故と判断、警視庁牛込署に届けた。

 センターによると、患者は今月16日、神経が締め付けられ、足に痛みやしびれが出る「腰部脊椎管狭窄症」のために検査入院。同日午後2時ごろ、女性研修医がレントゲンやCT撮影用の造影剤を脊髄注射したところ、約2時間半後に意識を失い、蘇生処置を施したが午後8時すぎに死亡した。

 研修医に聴取したところ、脊髄には本来「イソビスト」と呼ばれる専用の造影剤を使うが、研修医が誤って血管注射用の造影剤「ウログラフィン」を投与していたことが判明。浸透圧が約6倍と高く、神経組織内の水分が抜けるなどして虚脱状態に陥り、全身の機能不全を引き起こしたとみられる。

 研修医は卒業後5年目のレジデント(後期研修医)だが、一人で造影剤の脊髄注射を行うのは初めて。「どちらの造影剤も同じだと思っていた」などと話しているという。主治医は外来で現場におらず、投与の際には1年目の若手研修医2人が見学に立ち会っただけだったという。

 ウログラフィンの箱やアンプルには「脊髄造影禁止」と赤字で注意書きがあるが、センターでは「なぜ気付かなかったのかは不明」とし、院内に調査委員会を設置して原因究明を図る。

 センターの中村利孝病院長は「ハイリスク薬の取り扱いの際に行うべき(第三者による)ダブルチェックが機能していなかった」と謝罪。研修医の教育も含め、再発防止を行うと説明した。


・LD元幹部怪死事件に警察「俺たちが自殺と判断したら自殺」 2014.04.23 11:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140423_251649.html

 3月27日、死刑が確定していた袴田巌氏が釈放された「袴田事件」や、同じく長い間獄中生活を強いられた挙句に無罪となった「東電OL殺害事件」など、警察の捜査ミスが冤罪を招いた例は少なくない。2006年に1月に発生した「ライブドア元幹部怪死事件」も、決して不手際を認めようとしない警察の姿勢によって真相解明の契機を失った。

 栄華を誇ったライブドア本社と社長である堀江貴文氏の自宅が東京地検特捜部に家宅捜索されたのは、同年1月16日のことだった。容疑は証券取引法違反である。

 その2日後の18日、ライブドア元取締役で、同社が出資する匿名投資事業組合を管理していたエイチ・エス証券副社長の野口英昭氏が、沖縄・那覇市内のカプセルホテルで血まみれの状態で発見された。野口氏は救急車で病院に搬送された直後に死亡し、沖縄県警は発見から4時間も経たないうちに「自殺」と断定する。

 だが、状況はどう見ても自殺ではなかった。野口氏の腹部は内臓が飛び出すほど深く切られ、両手首や頸部にも深い切り傷があるにもかかわらず、警察はこれらを「野口氏が自ら行なった」とした。

 ガウンを着た状態で横たわっていた野口氏の脇には、遺族にも見覚えのない血染めのサッカーシャツが落ちていた。県警はシャツを押収したが、遺族に返還された遺留品の中にシャツはなかった。県警捜査本部は「シャツを返還した」と警察庁に虚偽報告していたことも明らかになっている(遺族は受け取りを否定)。

 ほかにも、野口氏が空港で複数の男たちと合流していたり、偽名でカプセルホテルに宿泊したり、凶器の入手が困難だった(空港からホテルに直行していた)ことなど不審な点は多かったが、県警は司法解剖のための鑑定処分許可状を請求せず、行政解剖だけで済ませたのだった。

 事件を取材したルポライターは沖縄県警の姿勢に強い疑念を感じたという。

「面倒な事件から早く手を引きたいという、刑事たちの及び腰の姿勢が透けて見えました。県警本部に日参すると、ついには取調室に入れられて、暴対の刑事に怒鳴りつけられました。『おれたちが自殺だと判断したら、それは自殺なんだ! かき回すな』と。再捜査する気など毛頭ないと分かりました」 
※SAPIO2014年5月号


STAP論文問題笹井氏会見、医療ジャーナリスト女性の鋭い質問が鍵だったのか

2014-04-17 21:29:22 | 医療

 

 STAP細胞論文問題に関して昨日、「理研、発生・再生科学総合研究センター(CDB)」の副センター長を務める笹井芳樹氏が会見を行った。今回はその会見で行われた質疑応答の中で、特に際立ったある医療ジャーナリストの女性の質疑を中心に解説したい。

 

 会見の詳細については様々な記事が出ているのでここでは触れないが、理研内部からは余り好評ではなかったようだ。というのは、笹井氏は論文を撤回すべきだがSTAP細胞自体は仮説として合理性が高く、今後検証すべきものであるとしたからだ。

 

 それも、新たなデータを出したというわけではなく、ネイチャー論文に掲載されたものと同等のデータを会見で示しただけなので、論文の信頼が損なわれているのにそのデータを示してSTAP細胞の合理性を強調されても説得力がないのではないか(理研研究者)というものだ。

 

 会見中には次々と質問者からの質疑応答が続いたが、その中で、医療ジャーナリストを名乗るある女性(以下、質問者と記す)の質問が特に印象的だった。

 

 この質問者は恐らくSTAP論文そのものが全くのインチキではないかという姿勢で質問していると私には感じられた。恐らく多くの人は同じ気持ちだと思うのだが、いざ当事者を前にすると、それは小保方氏の会見の時もそうだが、ひょっとしたらSTAP細胞は真実かも知れない、攻撃するだけでは可哀想などといった余計な情が働いてしまいがちなものだ。

 

 しかしこの質問者は違った。質問者は「(STAP細胞作製には)コツのようなものがある」という小保方氏の説明に関して、過去の虚偽だった論文の事例でも同様に最初はコツがあるなどと誤魔化していたので、これも同じなのではないかという趣旨の質問を投げかけた。

 

 更に質問者はこのSTAP論文がそもそも論文として発表する価値のあるものではなかったのではないかとも主張した。

 

 他にも、質問者は若山照彦山梨大教授が小保方氏にSTAP細胞の作製を依頼したマウスが途中で別のマウスに摩り替わっていた件についても問い質した。

 

 これに対し笹井氏は、コツについては、本人でも気付かないような操作などがあるのではないかとし、決して小保方氏の発言を否定はしなかった。またマウスのすり替えについても、若山研内部でのことで論文とは無関係とし、若山教授と小保方氏との主張の食い違いについて明確には答えなかった。

 

 会見時間は長くても概ね2時間というのが相場だろうから、まずは真っ先に小保方氏の会見の時に明確にならなかった件について質問するのが取材記者なり質問側の役目ではないかと思うのだが、この質問者の女性がマウスの摩り替えについて質問したのは会見から1時間半以上経過してからだ。この質問者が触れなければ誰もマウスの件を質問せずに終わってしまっていたかも知れない。
(続く)

 

(続き)
 その後笹井氏記者会見の模様がユーチューブに丸ごと掲載されていた。これを見返して質問者が誰か判明した。質問者は看護婦兼医療ジャーナリストの那須優子氏であった。実は私も薄々この人ではないかと感じていた。というのは、私は以前この人のブログでSTAP関連を取り上げ論考を読んだことがあり、そこで那須氏はSTAP細胞の懐疑性に言及していたからだ。

 

・なーすの部屋 医療ジャーナリスト那須優子のHP
http://www.iza.ne.jp/izablog/nasuyuko2/entries/

 

・笹井氏記者会見
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xu-XUie-Hbc
(那須氏の質問は、1゜35'あたりから20分以上に及ぶ。)

 

 結局、質問時間が長いということで進行役から途中打ち切りという形で終わってしまったのだが、笹井氏は決して小保方氏の不正を認めようとはしなかった。

 

 このSTAP論文の疑惑に決着が付くことがあるのだろうか。一説には、6月にサッカーW杯が始まるので、そこまで逃げ込めば世論の目をそらすことが出来るだろうという目算もあるのではないかという話もある。しかし決して逃げ得を許してはいけない。

 


・笹井氏STAP説明に、同僚「理解できない」 2014年04月17日 10時04分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140417-OYT1T50027.html

 

 笹井氏の記者会見は、神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターでも同時中継され、報道陣約20人が集まった。

 

 同センター研究者らも会見の模様をインターネットなどで注視。STAP細胞について「合理性の高い仮説」と述べたことに対し、笹井氏の同僚からは懐疑的な声も聞かれた。

 

 研究者の一人は「会見で示されたデータに、ネイチャー論文以上のものはなかった。論文の信頼性が失われている以上、そのデータをもって合理性が高いと言われても正直、理解できない」と指摘。一連の論文問題を振り返り、「著者だけでなく、我々も当事者として肝に銘じ、地道な再発防止の対策を続けていく必要がある」と強調した。

 


・理研の笹井氏が会見 - STAP論文にかかる8つの疑問を説明 マイナビニュース 4月17日(木)15時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000119-mycomj-sci

 

●当初は論文作成のアドバイザー的な役割として参加した笹井氏
理化学研究所(理研)は4月16日、都内で理研 発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長の笹井芳樹氏が一連のSTAP論文に関する自身の立場などの説明を行う会見を開いた。

 

冒頭、笹井氏は「STAP研究の論文に対し、多くの混乱と、その齟齬による多くの心配、また疑惑を招く事態となったことを心よりお詫び申し上げます。また、期待を寄せるたくさんの人たちの 信頼を損ねることになったことを心よりお詫び申し上げます」と頭を下げた後、「Natureの論文について、2つの研究不正行為が調査委員会によって判断され、この論文に参加したシニアな共著者として心痛の極み。また、本論文の不備、不正認定により、日本の科学全体を損ねかねない状態になっていることについても、研究所内外の研究者、国際コミュニティの皆様に心よりお詫び申し上げます」と述べ、再び頭を下げた。

 

○論文共著者ではなく、論文作成の「アドバイザー」として参加

 

今回の会見では、2014年2月中旬以降、笹井氏に寄せられた多くの質問の中から、共通して聞かれる論文作成に関する質問として5つ、そして科学面に関する質問3つに対する説明が行われた。

 

論文作成に関する質問は、大きく述べると以下の5つ。

 

1. 研究論文作成における役割
2. どうして過誤を見抜けなかったのか
3. 経験の浅い人物を研究リーダーとして選出したことは問題でなかったのか
4. 論文の撤回に同意するか
5. 発表時の資料におけるSTAP細胞とiPS細胞の比較で不必要な比較が行われていなかったか

 

1つ目については、「(論文)投稿までには4つの段階がある。1つ目がアイデアの着想、2つ目が実験の実施、3つ目が実施された実験データの解析とその実験ごとの図表の作成、そして4つ目が、それらをまとめて論文を書き上げる段階」とし、今回の論文については、この関係性が複雑であり、1つ目については主にハーバード大学および若山研究室にて行われ、2つ目の実験についても若山研で、小保方氏と若山氏が中心となって実施し、3つ目の図表の作成も小保方氏により行われたとのことで、実際に笹井氏が参加したのは4つ目の論文を書く段階であったとした。

 

また、その論文作成においても、実際には2012年初に小保方氏と若山氏の手によってNatureに投稿されたものが却下されたことを受けて、理研の人事院が研究内容に対し、完成度が十分でなく、データの追加だけでは採択が難しいという判断をしたことから、CDBセンター長である竹市氏から、笹井氏へ論文の仕上げ面についてサポートを行うように、という依頼があったので引き受けたということで、「その段階ではあくまで論文に名前を連ねるつもりはないアドバイザー的な位置づけ」として参加したという。また、その頃、若山氏が山梨大学へ移ることとなり、その移転作業で謀殺されていたこともあり、論文の仕上げを積極的に代行して引き受け、STAP細胞のライブセルイメージングや試験管評価などの実験試料の評価を実施するなど、追加実験や技術指導として協力していたという。

 

実際に論文の共著者として名前を連ねることになった経緯としては、ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授の要請があったこと、ならびにレター(Letter)論文の方についても、改訂論文の作成時に、若山氏の専門外である細胞生物的解析を査読者から要求されたことから、その部分の追加を行うために必要ということで若山氏から責任著者として加わってもらいたいという依頼を受けて参加したと、あくまで自身としては「アドバイザー」として参加する立場でいたことを強調した。

 

●論文は一度撤回することが適切な判断
○実験ノートは見る機会がなかった

 

2つ目の「どうして過誤を見抜けなかったのか」、という点については、「こうした問題は決してあってはならないこと」と述べ、「共著者である自分が論文の不正を見抜けなかったことは慙愧の念に堪えない」と後悔の念をにじませながら、「論文を書きあげる段階からの参加であり、その時点ですでに多くのデータが図表になっていた。今回、不正と認定されたデータも2012年度よりも以前のもので、生データや実験ノートを見る機会がなかった。小保方氏はユニットリーダーという独立した研究者であり、直属の部下ではなかったため、(自分の研究室に在籍しているような)大学院生に指導するようなノートを持ってきて見せなさい、という不躾なことができなかったことが問題であった」と、原因を分析。

 

また、「(できあがった)図表は、ほかのデータと整合性があり、それだけを見ても間違いを見抜くことはできなかった」とし、複数のシニア研究者が共著者として参加した特殊な共同研究のケースであり、文章の仕上げを行った笹井氏と、そこまでの過程の指導をしてきたのが若山氏という別々の人物であったこと、そしてバカンティ教授も米国に居た、といった事情が2重3重のチェック機能を働かせなかった要因の1つという分析を示した。

 

ちなみに、「論文投稿時に、過去にさかのぼって生データをチェックすれば、という話もあるが、それは現実的ではない。それでも、若山氏と協力して小保方氏に対して注意喚起をしなかったことや、文章全体を俯瞰する立場にあった自身の立場を考えるとその責任は重く、申し訳ないと思っている」と反省の弁を述べた。

 

○論文の撤回は適切な判断

 

3つ目の「経験の浅い人物を研究リーダーに選んだこと」については、2012年12月中旬に実施された選考審査の中においては、他の研究リーダーと同様に、CDBの人事委員会にて研究内容や研究の進捗などを聞いて、それに対する議論を行い、かつこれまでの小保方氏の指導者やそれに準じる人たちからの評価を加味し採用を決定したとのことで、この流れ自体は、通常の人材採用の流れと同じであり、そこに偏りがあったとは言えない。

 

また、研究リーダーの選考にあたっては、大胆な独創体を若手から提案することを奨励しており、「30歳前後でリーダーになることは珍しくない」とし、そのフォローアップのためのシステムも整備していることを強調。小保方氏については、「採用時、生物系の研究者としての歴史も浅かったことから、もっとも小さなサイズのラボである研究ユニットを主催してもらうことを決定し、その後、論文の発表を経て、シニア研究者が分担して、多面的な教育育成を行う計画を立てていた」と事情を明かした。

 

4つ目の「論文の撤回に同意するのか」という点については、「論文の信頼性が複数の過誤や不備により損なわれた以上、STAP細胞の真偽には理研内外の再現検証が必要になってくる。そういう考えをもとにすれば、撤回をすることが適切な判断であると考えられる」とし、小保方氏が会見で述べた、「(論文の撤回は)国際的に、その結論が完全に間違えであったと示すことになると考えている。著者として間違いであると発表することになるので、結論が正しい以上、撤回は正しい行為ではないと思っている」との発言に対しては、「そういった考え方があることも理解できる」と一定の理解を見せたが、「一度、検証することを決めた以上、議論的にSTAP現象は検証すべき仮説となったと考える必要がある」とし、改めて仮説を実証した上で、論文を提出すべきであるとの姿勢を崩さなかった。

 

5つ目の、「会見時の資料におけるSTAP細胞とiPS細胞の比較における不必要な比較の有無」については、「発表時の資料は、あくまで基礎的なマウスの研究段階としてリリースしたものであり、当初の目的は原理論の解説」とし、「そこから技術効率論の話題として独り歩きをし始めてしまい、京都大学の山中伸弥教授や京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の皆様にはご迷惑をおかけしてしまった。自ら京大にお詫びに赴き、資料の撤回を行うことを決めた」と経緯を説明した。笹井氏としては、イラストによる原理的な説明を意図していたが、資料にはiPS細胞の誘導効率として、開発当初の数値(山中因子のみを使用)を用いていたために、STAP細胞のほうが効率が良いという話に発展してしまったという見解であり、「現在のiPS細胞の誘導効率が向上していることも十分認識しており、STAP細胞の優位性を強調する意思はなかった」という説明のほか、「CDBでは積極的な関係をCiRAと築いてきており、今後もその関係を維持していきたいと思っている」と再生医学を進めるうえでの共同歩調をとっていく姿勢をしめした。

 

●STAP現象は、もっとも有力な仮説
○STAP現象でないと説明が付きづらい複数の現象を確認

 

8つの回答の内5つは論文の作成に関するものであったが、残る3つは実際のSTAP細胞やSTAP現象に対するものであり、大きく分けると以下の3つの質問となる。

 

1. STAP現象の存在の有無に関する笹井氏自身の見解
2. STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータが存在する件
3. STAP現象を再現するためには何が難しいのか

 

1つ目については、「検証を行うと決めた以上、STAP現象は検証すべき仮説となった。ただし、観察現象をもとにすると、十分観察するべき合理性の高い現象である」と考えられるとの見方を示した。

 

その観察するべき合理性の高い現象である背景が2つ目の回答につながる。今回笹井氏が示した「STAP現象を前提にしないと容易に説明できない部分」は以下の3つ。

 

1. ライブセルイメージング(顕微鏡ムービー)
2. 特徴ある細胞の性質
3. 胚盤胞の細胞注入実験(いわゆるキメラマウス実験)の結果

 

ライブセルイメージングは、ほぼ全自動で細胞の様子を観察、撮影し、その1コマ1コマに日付データなどのデータが付与される。また、感度も高く、人為的に入れ替える動きなどがあれば、即座にそれを感知できるため、そうした不正を働きにくい手法だ。また、死んだ細胞(死細胞)の自家蛍光との区別もできるため、実際に撮影された映像にある、「Oct4-GFPを発現しない分散したリンパ球から、Oct4-GFPを発現するSTAP細胞特有の細胞塊が形成される」という現象を、そういったものと見間違える可能性は低いとした。

 

また、リンパ球やES細胞も小さな細胞と考えられているが、STAP細胞はさらにその半分程度と、小さな細胞であり、ES細胞と比べても、核も小さい特殊な細胞であることが分かっている。遺伝子発現パターンの詳細解析でも、STAP細胞はES細胞や他の幹細胞とは共通の部分もあるが、一致しない部分もあり、単純にES細胞が混入したという説明はできないとした。

 

さらに、ES細胞は増殖能が高く、1個1個の細胞を分散させて培養が可能だが、STAP細胞は増殖能が低く、分散力も低いため、バラバラにすると死んでしまうという点もES細胞では説明がつかないとした。

 

この他、キメラマウス実験の結果についても、小さな細胞塊が存在しているが、ES細胞やTS細胞が混ざった場合、細胞接着がうまくいかず、1つの細胞塊にならないこと、内部細胞塊細胞の可能性も指摘されているが、STAP細胞の方が小さく、これを見間違えることはないとする。

 

「1個人の人為的操作が難しい確度の高いデータを見ても、ES細胞など、従来の細胞では説明できない特殊な反応が見られている。これらを加味して考えると、STAP現象(STAP細胞)は合理的な仮説として説明できると思っている」と、STAP現象はもっとも有力な仮説となりうると説明したが、「仮説にはつねに反証があり、それを吟味していくのが科学の常道。現時点で思いついていない反証仮説が出てくる可能性もある」とし、その検証のために理研が現在進めている研究が重要になり、それが最終的に第3者でもできるようになることが必要とした。

 

●STAP現象を再現するための形成過程の4つのステップ
○なにが再現実験を難しくしているのか?

 

そして、最後の「STAP現象の再現はどこが難しいのか」という点。これについては、「今後の検証過程で、詳しく検証をしたうえで、明らかにしていくのが筋」としながら、個人的な見解として、ライブセルイメージングなどの解析から体細胞からSTAP細胞と思われる細胞の塊が形成される7日間には少なくとも4つのステップがあるとする。

 

1つ目のステップがストレス処理を行った後の1~2日目ころ。いわゆる「サバイバルステップ」で、強いストレスを受けて8割程度の細胞がゆっくりと死亡していき、その後、2割程度の細胞がストレスから回復しつつ生存するという状況である。

 

2つ目のステップが、2~3日目ころ。ストレスから自己防衛に成功した細胞が小型化し、多能性マーカー(Oct4-GFP)を弱く発するようになる。また逆に分化マーカーの発現は減弱することとなる。

 

3つ目のステップが、3~5日目ごろ。Oct4-GFP陽性細胞が集合していき、弱い接着を開始し、小さな集合塊を形成する。この様子について、笹井氏は「シャーレの中を活発に動くことがライブセルイメージングにより観察されている」とする。

 

そして4つ目のステップが5~7日目ごろ。集合塊が大きくなり、Oct4-GFPの発現強度が高くなり、その他の多能性マーカーの発現も強くなる時期であり、これにより多能性が獲得されるとする。

 

実際の検証では、この7日間でできあがった細胞を検証していくことになるが、何が促進しているのか、阻害しているのかについては部分的にしか判明していないとする。すでに判明している部分については、丹羽氏が中心となって執筆したプロトコールとして公表されているが、「それだけでは完全ではない。やりかたによって、書ききれていないものが存在すると思う。特に第2ステップ、第3ステップで止まってしまう培養も多いことが知られている。生後3週目以降のマウスでは生後1週目のマウスに比べて、発現が止まってしまいやすいというデータもある。そうした解析も含め、論文に記載されている部分、予備的な部分も含め、検証チームにより再現性の高いプロトコルが今後、作成されていくことになると思う」とした。

 

また、小保方氏が会見で述べていた「コツのようなものがある」という発現については、「2つのレベルのコツがあると思っている」との見方を示した。1つ目は、論文の作成に取り掛かった最初の2011年時点で小保方氏が最良と思われたプロトコルであり、「本人には気が付いていないが、ハンドリングや微妙な手際など、個人的なコツがある可能性がある」とする。もう1つのコツは、「詳しくは聞いていないが、そこから改良したバージョンが存在する可能性がある」とするが、このいわゆる改良版の2014年バージョンを小保方氏が持っているかどうかについては、あくまで推測であり、何とも言えないとした。

 

ちなみに第3者の成功については、発表前に少なくとも1名、発表後にも1名が細胞塊ができ、多能性マーカーができる部分まで成功した人がいるということまでは聞いているが、理研の検証としては「次の段階のキメラマウスや奇形種などまで一貫してやらないと意味がない」とした。

 

今回の会見で、笹井氏は、あくまで当初はアドバイザー的な役割が求められており、それにこたえる形で参加していただけで、実際の根幹となる実験などは若山氏と小保方氏を中心にしていたという回答を何度も行っていた。また、論文のチェックについても、一度若山研時代に投稿しているものについては、若山氏が当然チェックしているものという判断をしており、そこまで詳しく確認をしていなかったとし、そうした複数の研究者が段階ごとに参加していき、混沌とした状態になっていったことが要因の1つとなっていったことを強調していた。

 

なお、笹井氏は、小保方氏に対し、「こうした事態を避けてあげられなかった自分のアドバイザーとしての力の足りなさを詫びたい」とコメントしている。

 


小保方晴子氏記者会見に見る女心の裏側/身勝手な女が警察権力を盾に出来る不合理

2014-04-10 16:18:37 | 家庭、教育

 昨日はSTAP細胞論文に関する小保方晴子氏による反論会見が行われた。そこで彼女がどんな弁明をするのか注目された。

 会見の全容を把握しているわけではないので断片的な話になるのだが、小保方氏はSTAP細胞の存在を明確に強調した。彼女によれば、200回以上作成に成功しているという。

 だが、それだけ多くの成功例があるのなら、論文の写真に綺麗に見えるように加工を施す必要があるのかということにもなる。200回以上成功例があるのなら、写真の数も計り知れないはず。その中で最も鮮明なものを使えば良かったのだ。しかもそれだけの成功例があるのなら、他の研究機関でも再現出来てよさそうなものだ。

 また3年間でノートが2冊しかなかった点にも、たまたま調査委員会に提出したものが2冊で、他にも4~5冊はあると彼女は反論した。しかしそれにしても少ない。200回以上もの実験を行ってきたなら、山積みになるほどのノートの量を普通は想像してしまうのだが。

 小保方氏の話題はこのくらいにして、もう一つ気になる話題を紹介したい。これは大きく報道されていないので潜在的な問題が沢山あるように思える。

 兵庫県警では、ストーカー対策のチェック表を作り、危険度を判断することにしたという。そもそもストーカー法自体が別れたい側(多くは女性)の一方的な感情を警察が介入し強化するもので、別れたくない側(多くは男性)の意思は無視されるという極めて公平性を欠く法律だということは本ブログで何度も主張してきた通りだが、今回は更に警察権力を強化させる内容となっている。

 中でも注視する点は以下の件だ。警察が扱った男女が関わるもめ事はすべて本部生活安全企画課に報告するようにルールを改めたという点。具体的には飲食店での料金支払いや交通トラブルなど恋愛感情に関係ない事案でも報告を求めるという。

 つまり、これは例えば男女で飲み会に行った場合に、女性は初めから金を払う気もなく、支払いの場になって割り勘だと言っても女性が拒否すればそのまま通ってしまうということにつながる。なぜなら何度も請求メールなどを送ればそれがストーカー行為と判断されるからだ。

 交通トラブルでも同じだ。男女それぞれが運転する車が十字路などで出会い頭に衝突し、女が例えば一旦停止を無視していた場合などでも、女が嘘をついて男の側を悪者にしてしまうというのはありそうな事例だ。警察も女の側に有利な調書しか作成しないだろうから男性側はたまったものではない。濡れ衣を着せられた男が女に対し真実を話すように迫っても、それ自体がストーカーとされるわけだ。

 また、女が自分側の非を認めた場合でも修理代などの和解金の支払いになかなか応じようとしなかったりした場合に、男性側が催促をしても、それが度重なればストーカーとされてしまうわけだ。

 従って、ストーカー法というのは女の逃げ得を易々と許してしまうわけだ。更にそこへ警察が介入し逃げる女の手助けをするというのだから始末が悪い。女は嘘が上手いというのは小保方氏のような女の一連の動きを見れば明らかだ。

 これらは現時点では兵庫県警の話に限っているが、やがて全都道府県警に波及するのは目に見えている。もはや警察は男の敵と言っても過言ではないだろう。


・小保方氏「STAP作製、200回以上成功」 正当性強調 2014/4/9 14:37
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0900P_Z00C14A4000000/

 新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文に不正があったとされた問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが9日午後、大阪市内で記者会見を開いた。小保方氏は「論文の提示法について不勉強で自己流にやってしまったのは申し訳ございませんとしか言いようがない」と謝罪した。その一方で「STAP細胞は200回以上作製に成功している。論文は現象論を示しており、最適条件を示したわけではない」と、これまでの研究成果の正当性を強調した。

 小保方氏は会見で、理研の調査委員会が「実験ノートが3年間で2冊しかない」としたことに対しても反論した。「実際はそんなことはない。もっと存在する。調査委から求められてその場で提出したのが2冊だったということ」と話した。

 論文作成時に論文の画像データを実験の元データからではなく部内で説明するためのパワーポイントから引用したことについて小保方氏は、「何度も何度もパワーポイント内で更新していたので、そこに載っていたデータを安心しきって使ってしまった。元データを使っていればよかった」と述べた。

 ただ、今回の問題が科学界で疑念を持たれることにつながったのではないかと問われたの対しては「結果自体が変わるものではない。結果自体が正しく提示されているので問題はないと考えていた」と語った。

 理研や共著者らから求められている論文の撤回について「論文の撤回は国際的にはその結論が完全な間違いだと発表することであり、結論が正しい以上、正しい行為ではない」と強調。撤回しない考えを示した。

 今後のSTAP細胞の作製実験などの研究について小保方氏は「もし自分に研究者としての今後があるなら、STAP細胞が誰かの役に立つ技術まで発展させるという思いを貫き、どこにでも行ってできるだけの協力をしたい」と言葉を詰まらせながら話した。


・小保方氏、実験ノート「4~5冊はある」 2014/4/9 14:12
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL090OY_Z00C14A4000000/

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーは9日午後、STAP細胞の論文に関する記者会見で、実験ノートは2冊だけではないと主張した。調査委員会の最終報告では「3年間で2冊」しかなかったと指摘されたが、小保方氏は「もっと存在する」と語った。「ノートの提出自体を突然求められ、その時にあったのが2冊だった」と説明した。「日米で少なくとも4、5冊ある」という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


・ストーカー対策:チェック表で危険度判断 兵庫県警作成 2014年04月05日07時45分
http://mainichi.jp/select/news/20140405k0000m040141000c.html

 独自のチェック表でストーカー加害者の危険度を見極め、最低数カ月間にわたり警察署員が電話で経過を見守る兵庫県警の「ストーカー安心コールシステム」が注目を集めている。悪質なケースは積極的に事件化し、2012年のストーカー事案の摘発件数は135件で4年連続で全国最多となった。警察庁はこうした取り組みが重大事件への発展防止に効果があるとして、同様のチェック表を全国警察に広げることを決めた。【内橋寿明】

 「つきまといや待ちぶせをされたことはありますか」

 「自殺をほのめかすことは」

 警察署の一室。被害相談をしてきた女性らと対面する警察官が手元のチェック表を見ながら質問を重ねる。ストーカー行為の種類や頻度、暴行や脅迫などどんな罪名に該当するかなど計44の項目に印をつけて、点数をはじき出す。

 県内の全48署にチェック表が導入されたのは10年。警察官個人の主観ではなく統一の基準で危険度を判断するのが目的だ。点数の合計から危険度をA~Cの3段階に分類。担当者はランクに応じて1週間~1カ月に1度の割合で相談者側に電話し、最低3カ月は状況に変化がないか気を配る。経過はパソコンで管理し、連絡日が近づくと画面上で色が変わって知らせる。

 「その後、お変わりないですか」

 2月下旬、県警葺合(ふきあい)署(神戸市中央区)の女性警部補(40)が電話で語りかけた。相手は40代女性。職場の元同僚からのストーカー被害を昨年5月から相談している。「一度収まっても再び被害が出ることがあるので注意が必要」と話す。

 県警が対策に力を入れ始めたのは、06年5月に神戸市西区で当時16歳の女性が、元交際相手の男に刺殺された事件がきっかけだ。女性は加古川署に2度相談していたが事件防止に生かしきれなかったことで、「次に何かあったら連絡して」という姿勢からの転換が教訓として浮かんだ。

 県警は事件翌月から、警察官が扱った男女が関わるもめ事はすべて本部生活安全企画課に報告するようルールを改めた。飲食店での料金支払いや交通トラブルなど恋愛感情に関係ない事案でも報告を求めるのが特徴で、背後に潜む危険に目を凝らすのが狙いだ。

 再被害防止のための取り組みも進める。ストーカー事案に限れば12年11月の神奈川・逗子ストーカー殺人事件以降、被害者を匿名にして顔写真を添付して逮捕状を請求した事例は2件あるが、ストーカー規制法に基づく警告文書では少なくとも08年から被害者を匿名化してきたという。

 生安企画課内にあるストーカー・DV対策室担当調査官の岡本圭司警視(48)は「ストーカーは重大犯罪につながるという問題意識が根付いてきた」と話す。

 ◇兵庫県警が使用しているストーカー行為チェック表

 ◆目的

 □好意が怨恨(えんこん)に転じている

 □元交際相手などに復縁を要求する

 □一方的に好意感情を抱いている

 □目的がわからない

 ◆他法令の抵触状況

 □逮捕監禁(身体の拘束を伴うもの)

 □住居侵入(合鍵で室内に侵入など)

 □器物損壊(今までに何回も被害に遭っている)

 □脅迫(凶器を示されて脅迫された)

 ◆被害者の状況

 □相手方が怖いので、口頭警告をちゅうちょしている

 □被害届の提出をちゅうちょしている

 □相手方との間に子供をもうけている

 □相手方以外の異性と交際あり

 ◆特異性など

 □性的羞恥心を害する画像を所有している

 □勤務先・実家・密接関係者らにもつきまとう

 □深夜(昼夜を問わず)つきまとう

 □交際期間が長期間にわたる

 ※実物を参考に作成。他法令の抵触状況は「過去に受けたもの」も含む


STAP細胞論文捏造認定、捏造者小保方晴子の逆切れに見る女の心理

2014-04-02 16:43:06 | ネット媒体

 疑惑のSTAP細胞論文について、理研が調査結果を発表し、小保方晴子研究リーダーによる捏造があったと結論付けた。しかしこれに対し小保方氏が全面的に反論、理研に対し不服申立てを行う意向だという。まだまだ全面解決には時間がかかりそうだ。

 この一連の問題に関しては、次々と疑惑が噴出しているため、ほとんどの人は不正、捏造という結論しかあり得ないと思っていたことだろう。理研の発表は予想通りの結果だったと言える。

 しかしここでまた新たな問題が噴出した。捏造の当事者とされる小保方氏がこの理研の発表に反論、理研に対し不服申立てをすると事実上の「宣戦布告」をしたのだ。これには多くの人も予想してなかったのではないだろうか。

 疑惑が発覚して以来、小保方氏は精神的にも不安定な状態が続き、憔悴し疲れきった状況で常に付き添いが必要という報道が流れていたので、今回の理研の発表にも観念し、自分の非を認め、然るべき処分を受けた後は表舞台から姿を消すだろうと思われた。

 だが実際は自分の非を認めるどころか、理研が間違った発表をしたと言わんばかりの反抗姿勢を見せた。疲れきっている状況にもかかわらず反論するような力がどこから出てくるのだろうか。しかもどう見ても劣勢で勝ち目がない状況なのに、全面的に戦うという姿勢は何かに通ずるようなものがあると思える。

 よくフェミニストが使う戦法には、どんな暴論でも何回も主張するうちに説得力を帯びてくるという継続主張的な戦法がある。女性が働くと社会が良くなる、結婚などしなくても良い、女性の人権を著しく傷つける、など自分に有利な主張ばかりを何回も何回も言い続ける。その結果、社会全体がフェミニズムで支配されてしまった。

 首都圏、鳥取の連続殺人(不審死)の両被告が共に無罪を言い続けているのもこれと似たような戦法だろう。無罪だと言い続ければ少なくとも死刑は免れるのではないか、願わくば無罪を勝ち取れる可能性もある、こうした強かな目算があるに違いない。

 小保方氏の場合も同じだ。STAP細胞は存在する、捏造はしていない、私は悪くない、こう言い続ければ何れ世間の風向きも変るのではないか、そういう目算があるのだろう。

 だが、これら継続戦法には共通した特徴がある。それは確固たる論拠が存在しないということだ。そもそもフェミニズムに何の論拠があるというのか。先日の山梨市における講演会騒動の時に上野千鶴子は自身の過去の発言や著書などについて「天にも地にも恥じることはない」と断言した。しかし検索等で調べれば上野の問題発言は幾らでも出てくる。

 首都圏、鳥取の連続殺人の両被告にしても同じだ。彼女らは共に、自分はやってない、自殺か事故死か何かだろうと無関係を装っている。被害者が1人だけで証拠らしきものも出ていないというなら誤魔化し通せるという自信も出てくるかも知れないが、複数の死者が出ているし、証拠は沢山挙がっているのだ。

 小保方氏もこれと同様な状況と言えるのではないだろうか。疑惑は一杯ある。しかしそれらを全て単純ミスで済まそうとでも言うのだろうか。小保方氏は写真の間違いなどについて昨日釈明文を発表したようだが、そこに悪意がないと言い切れるのか。それに先日発覚した、若山教授がSTAP細胞作成依頼のために小保方氏に渡したマウスが途中で別物に摩り替わり、別物から生成された細胞が若山教授に戻された件はどうやって説明するのか。

 もうこれらは単純に逃げ場を失った者が逆切れしているだけと言えるのではないだろうか。だから彼女らには到底勝ち目はないのである。しかし世の中には、フェミニズムのように、どんな問題発言をしようが、どんな突飛な政策を断行しようが、それを批判することすら許されないような圧力がかかっている。だからこそフェミニズムだけは生き続けてしまう。こうした反面教師の事例が人間社会に横たわっているからこそ、小保方氏のような逆切れでその場限りの言い逃れで済ませてしまおうという姑息な女が世間に蔓延してしまうのではないだろうか。

 反面教師たるフェミニズム(家族破壊勢力)を世間から撲滅しなければ第二第三の小保方は登場してしまうのではないか。


・STAP不正「小保方さん一人で」…理研報告書 2014年04月01日 15時19分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140401-OYT1T50068.html

 「第3の万能細胞」と世界の注目を集めた研究成果には、明白な不正があったと結論づけられた。

 発表直後から多くの疑問が指摘された「STAP(スタップ)細胞」を巡り、理化学研究所の調査委員会が1日、公表した最終報告書。意図的な改ざんや捏造(ねつぞう)について、調査委は、研究チームのリーダー・小保方晴子氏(30)が単独で行ったと認定した。小保方氏は記者会見に姿を見せず、科学界を揺るがす不正をした理由は明らかにされなかった。

 理研内の専門家3人と外部の有識者3人の計6人全員が顔をそろえ、東京都内で午前10時半から始まった調査委の記者会見。200人を超える報道陣を前に、石井俊輔委員長は「不正行為は小保方さん一人で行った」と述べ、あくまで小保方氏による改ざんや捏造が今回の問題の背景にあるとの考えを示した。


・STAP論文不正、小保方氏らの処分検討 野依理事長、論文取り下げ勧告へ 再現実験に1年 2014年04月01日 17時48分
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/01/news129.html

 理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーなどが英科学誌「Nature」に発表した「STAP細胞」の論文に関する調査で、ねつ造・改ざんに当たる不正があったと認定されたことを受け、理化学研究所の野依良治理事長らが4月1日午後に都内で会見を開いた。野依理事長は「誠に遺憾。科学社会の信頼性を損なう自体を引き起こしたことに対して改めてお詫びします」などと謝罪した。

 小保方氏や理研所属の共同研究者らの処分については、懲戒委員会を設置して検討する。野依理事長は「場合によっては私を含む役員の責任も、しかるべき段階で厳正に対処しないといけないと思っている」と、自らの処分についても言及した。

 外部有識者から成る「改革委員会」を設置し、第三者の視点から体制を検証してもらった上で、野依理事長を本部長とする「改革推進本部」(仮称)を設置して再発防止策を実施していく。また、理研内部でSTAP現象の再現実験を行い、外部の研究者の検証実験にも協力する。

 小保方氏は調査結果に「とても承服できない」と不服申し立てを行う意向。不服申し立てを受けた場合は再度調査を行った後、研究不正が確定した段階で野依理事長から論文の取り下げを勧告する。

■若手リーダー抜擢あだに 「規範作りたい」と野依理事長
 調査委の報告では、小保方氏の研究ノートは3年間で2冊しかないなどずさんなデータ管理が浮き彫りになっており、小保方氏をユニットリーダーとして採用したプロセスにも疑念が集まっている。小保方氏が所属する理研発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の竹市雅俊センター長によると、小保方氏は公募で採用。研究計画の提出とプレゼンなどを通じ、「非常に優れた若手研究者」と評価していたという。
 
 理研CDBはこれまでにも、20代の若手研究者をユニットリーダーとして抜擢し、成果をあげてきた。「CDBには27歳や29歳のユニットリーダーがおり、大きく成長して有名大教授になった人もいる。若い人には大きな可能性があり、経験のなさはメンター制度などで補える。世界で成功している研究所は多様性が高い。カルチャーを勉強して規範を作りたい」(野依理事長)

 今回の問題は、抜擢した若手研究者の倫理観・経験の不足と、サポートすべき研究者の指導力不足が原因と判断。外部有識者から成る「改革委員会」を設置し、データの取得・管理から成果の発表までのプロセスを再点検した上で、野依氏を本部長とする改革推進本部で再発防止に取り組んでいく。

■再現実験に1年 外部研究者への講習も
 野依理事長主導のもと、STAP現象の再現実験も行う。理研CDB特別顧問の相澤慎一氏を実験総括責任者、論文の共著者で理研CDBプロジェクトリーダーの丹羽仁史氏を研究実施責任者として、4月1日から約1年にかけて検証する。開始4カ月をめどに中間報告、実験終了をもって最終報告を実施。理研外部からの研究者の問い合わせにも真摯に対応するほか、手技講習の実施も検討する。

 また、共同研究者で小保方氏の指導に当たった理研CDB副センター長の笹井芳樹氏もコメントを発表。疑惑発覚以降、笹井氏のもとに寄せられていた質問のうち主だったものについてはまとめて回答・解説することを検討しているという。

■小保方氏、調査委の報告に「当惑」
 会見では、「多数の疑惑が指摘されている中、調査委員会が調べた疑念は6点のみで、疑惑の全体像や不正の動機などは明らかになっていない。理研内部の人が委員長を務める委員会ではなく、外部の委員による第三者委員会で改めて調査すべきでは」との指摘が記者から相次ぎ、野依理事長は「是非そうしたい」と応じた。

 調査委の最終報告書は、川合眞紀研究担当理事が小保方氏に直接会って説明し、手渡したとう。小保方氏は弁護士を同伴しており、報告書の内容に「だいぶ当惑していた」という。今後は懲戒委員会から小保方氏への聞き取り調査が行われるほか、動機を含めた全容解明に向け、理研からも「できる限り話を聞いていきたい」(川合氏)とした。

 小保方氏の心身の状態については「研究発表後から、今までにない環境で心身ともに疲れ切っている」(同氏)状態で、理研にも出勤していないという。本人による会見は、調査委員会による調査中の段階では理研が禁じていたが、調査が終わった現段階では禁止していない。「本人が是非会見したいならば、理研としては、安全性を確保した上で協力する」(同氏)


・「彼氏に会う」1歳置き去り容疑の母逮捕
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140329-1277575.html

 大阪府警淀川署は29日、JR新大阪駅のトイレに長女(1)を置き去りにしたとして、保護責任者遺棄の疑いで兵庫県尼崎市西難波町、飲食店従業員松下由香菜容疑者(22)を逮捕した。長女にけがはなかった。

 淀川署によると、松下容疑者は「新しくできた彼氏に会うため置いていった」と供述している。

 逮捕容疑は、28日午後9時ごろ、大阪市淀川区のJR新大阪駅3階の多目的トイレに、長女を置き去りにした疑い。

 約20分後にトイレの前を通りがかった女性が泣き声に気付き、長女は駅構内の交番に連れて行かれた。松下容疑者は置き去りにする前、託児所を探してこの交番に寄っており、松下容疑者は託児所に電話して連絡先を残していた。(共同)

[2014年3月29日23時4分]


・「慰安婦=性奴隷」幻の反論文書を入手 政府「国連報告は不当」 2014.4.1 09:18
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140401/plt14040109250005-n1.html

 慰安婦募集の強制性を認めた平成5(1993)年の河野洋平官房長官談話を引用し、慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した96年2月の「クマラスワミ報告書」について産経新聞は31日、日本政府がいったん国連人権委員会(現人権理事会)に提出しながらすぐに撤回した反論文書を入手した。文書は報告書を「極めて不当」「無責任で予断に満ち」「歴史の歪曲に等しい」と厳しく批判したが、非公開のため「幻の反論文書」となっている。

 文書はクマラスワミ報告書が国連人権委に提出された直後の96年3月にまとめられたもので全42ページ。撤回した理由について、複数の外交筋は「反論することで、かえって慰安婦問題の議論を起こしかねないと懸念したためだ」と述べる。

 報告書は、強制連行の証拠はみつかっておらず「もっぱら被害者自身の口頭証言に基づく」と指摘しながらも、河野談話を根拠として、強制連行を認定した。

 これに対し反論文書は、クマラスワミ報告書を「偏見に基づく」「随所に主観的な誇張」などと強調。報告書が明確な誤りの多いオーストラリア人ジャーナリストのジョージ・ヒックス氏や、戦時中に下関で労務調達に従事し「奴隷狩り」で慰安婦を集めたと虚偽証言した吉田清治氏らの著作を引用していることから、「本来依拠すべきでない資料を無批判に採用」と批判した。

 法的議論についても、報告書が日本の法的責任を求めたことを「誤った国際法の解釈」とし、「およそ法的には成り立たない恣意(しい)的な解釈に基づく政治主張」と突っぱねていた。

 日本政府は反論文書を撤回後、元慰安婦への支援を行うアジア女性基金の取り組みなどを説明し、報告書の否定を求める記述を削除した「日本の施策」とする文書に差し替えた。

 報告書の慰安婦問題に関する部分への国連人権委の評価は「留意(テークノート)」にとどまった。当時の日本政府関係者は事実上、不採択の扱いになったとの見解を示し「国際的にはぎりぎり話を収めた」と語るが、報告書の事実誤認は正されなかった。

 【クマラスワミ報告書】 国連人権委員会の「女性に対する暴力」特別報告官に任命されたスリランカ出身の女性法律家、ラディカ・クマラスワミ氏が日本や韓国を訪問し、戦争被害者らから聞き取りし、まとめた報告書。北朝鮮には代理人が訪れ調査した。慰安婦に関する記述は「付属文書1」として添付された。日本政府に対し法的責任の受け入れと被害者への補償など6項目を勧告している。


・小林旭の「演技指導いじめ」で降板 東てる美FBで激怒の背景 2014.03.27 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140327_248352.html

 小林旭(75才)と浅丘ルリ子(73才)という、かつて事実婚状態にあったふたりの44年ぶりの共演で話題となった舞台『熱き心で突っ走れ!』が、今年も3月19日から始まった(6月30日まで)。しかし、その裏で大きなトラブルが勃発していた。

《初日4日前の一昨日の夜、突如、降板させられ出演しなくなりました》

 自身のフェイスブックにこう綴ったのは、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で泉ピン子(66才)演じる小島五月の小姑役を演じた東てる美(57才)だった。1974年に日活で初出演を果たした東にとって、日活ニューフェイス3期生の小林は大先輩にあたる。しかし、東はフェイスブックでこう怒りをぶちまける。

《先輩では有りますが小林旭氏の執拗なまでの演技指導??あれはイジメとしか言いようが有りません》

《イジメで自殺する人の気持ちがわかります》

 一体何が起きているのか。事情を知る芸能関係者が明かす。

「東さんは今回からキャスティングされたんですが、病気で途中降板をした人が出た関係で急遽、彼女の役が、小林さんのお母さん役に変わってしまったんです。20才ほど年上の小林さんの母親役というのはそもそも無理があったんですが、東さんは公演が近かったこともあり、やむを得ず引き受けたんです。ですが、本読みになると“声が若すぎる”“それじゃダメだ”と小林さんの執拗な演技指導が始まったみたいで…」

 小林の母役とはいっても、舞台の設定上は30代。それゆえ東が「30代の役なので、そんなしゃがれた声じゃなくてもよいのでは?」と提案しても、小林は全く聞く耳を持たなかったという。

「声から始まった演技指導は舞台上での立ち位置やセリフの間へと広がっていき…。小林さんは東さんだけを毎日のように怒鳴ってました。東さんとしては最後までやり通すつもりだったんですが、結局は小林さんから何の説明もないまま突如降板させられた形になったんです。後日、舞台を運営する会社から東さんには謝罪があったのですが、小林さんからの謝罪はないまま…。東さんは“弁護士を立てて抗議する”とブチ切れたんです」(前出・芸能関係者)

 東の怒りはとてもおさまりそうもないが、はたして裁判にまで発展するのだろうか。

※女性セブン2014年4月10日号