巷では普天間問題や韓国の哨戒艦沈没事件、そして事業仕分けなどで話題が独占されている状況だが、今回は偽女医の事件を取り上げてみたい。
この事件は、医師不足の現状を伝えるテレビ番組を見た容疑者が女医を名乗り、高額の報酬を受け取ろうとしたものだ。しかしこんな単純な嘘はすぐにばれるはずなのに、病院側からの医師免許証の提示要求にも容疑者は巧みにはぐらかすなど、発覚が遅れている感がある。
これは、「男は疑え、女を疑うと差別」といったフェミニズムの暗黙のバイアスが発覚を遅らせたのではないだろうか。これに関連して、振り込め詐欺などで、振り込まれた口座から現金を引き出す役目、いわゆる「出し子」と言われる者を女が担うケースが増えているという。理由は、女は疑われにくいから、というものだ。
痴漢冤罪裁判や、離婚訴訟などでも、女性の言い分だけを信用し、男性の言い分は嘘と決め付けるケースは少なくないという。これだけフェミニズムが蔓延した世の中では、むしろ女の嘘に警戒すべき時代ではないだろうか。そもそもフェミニストは、最悪の嘘つき集団であることを忘れてはいけない。
・すぐバレるのになぜ? “ニセ女医”お粗末な手口 2010/05/11 07:39
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/389407/
医師不足に悩む岩手県宮古市の県立宮古病院で10日に着任する予定だった男女2人が、医師免許を持っていなかったことが判明。県警宮古署は10日までに医師法違反の疑いで、自称・大阪市在住の無職、一宮輝美容疑者(44)を逮捕し、男(38)からも事情を聴いている。危うく“ニセ女医”の診療を受けるところだった地元住民は怒り心頭だ。
一宮容疑者は2008年11月、テレビ番組で循環器医がいない病院の実情を知り、勤務を名乗り出た。病院側は電話やメールで数十回やり取りした後、昨年12月に院長らが大阪へ出向いて一宮容疑者と面談。一宮容疑者はその場で「大阪大医学部出身で大阪市内の赤十字病院の救急専門医だ。手助けしたい」とウソをついていた。
さらに今年2月、同容疑者は「私の婚約者で医師」という男と一緒に病院を訪れ、院長は4月にも大阪市内で2人と面談。一宮容疑者が循環器系の専門知識を院長に披露したという。しかし、院長が医師免許証の提示を求めると、一宮容疑者は「(病院に)郵送したが戻ってきた」などとはぐらかした。その一方で「年収は3000万円で」と要求していた。
ようやく病院に免許のコピーが届いたのは今月6日。ところが、登録当時の厚生労働大臣の公印がなく、医政局長の氏名も別人だった。このため病院側が宮古署に通報。2人が“着任”のため市内のホテルに投宿した8日、同署員が事情聴取を行い、一宮容疑者を逮捕した。
宮古病院は約3年前から循環器の常勤医がおらず、心臓疾患の救急患者は、約2時間かけて盛岡市に搬送されている。専門医はノドから手が出るほどほしい存在だった。
同署では10日から犯行の動機や詳しい医療知識の“出典”について調べる方針だが、一宮容疑者に病院での勤務歴はないという。
調べに対し、同容疑者は「計画は自分が考えた」と話しているというが、捜査関係者は「免許もない人間が医療現場に入ればすぐボロが出ただろうに」と、不可解な犯行に首をかしげている。
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