酒井法子容疑者の薬物逮捕報道はまだ収まりそうもない。酒井の供述によれば昨年夏頃から夫と一緒に「あぶり」と呼ばれる方法で数回覚醒剤を吸引したということだが、これについても早くも疑問の声が上がっている。
・酒井容疑者は嘘つき 夫暴露「数回ではすまない」 2009/08/12 08:13
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/288816/
覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された歌手で女優、酒井法子容疑者(38)の供述に対し、夫の高相祐一容疑者(41)が食い違う証言をしていることが11日、分かった。「数回使った」という妻の供述を、「数回では済まない」と真っ向から否定。常習の裏付けとなりそうで、警視庁が詳しく調べる。また酒井容疑者が逃走中、継母と一緒だったことが新たに判明、立ち寄り先も次第に明らかになってきた。
(一部引用)
但し、引用記事の印象は、まるで夫の高相祐一容疑者の供述を卑下しているかような内容になっている。「夫が、また妻を売ったのか」「夫の“裏切り”」「妻の情報を漏らしてきた」など、あたかも妻について供述するのが悪であるかのような記事内容だ。
更に、ある報道番組でビートたけしが「不謹慎なことを言うようだけど、夫は嘘でも(妻を)守れよ。うちのカミさんはやってませんとかさ」「どうせ最後にはバレるんだろうけど、男としては格好悪い」というコメントも引用し、嘘の供述をすることが仁義であるかのような印象付けがされている。
だが果たしてそれが正義なのか、男らしいと言えるのか疑問だ。ビートたけしも、「不謹慎なことを言うようだけど」と前置きしていることからも、そのコメントが批判を浴びるかも知れない、つまり決して正義とは言えないと思っているからだ。
もう既に夫婦共に逮捕されているのだ。であれば今更どちらかを庇うために嘘を言うような真似はかえって事態を悪化させるだけだ。一日も早く娑婆に出てくることを望むのなら、真実を供述するのが最も望ましいのは言うまでも無い。
酒井に関しては、薬物常習者が集まるイベントに10年ほど前から見かけられたことなどからも、かなり以前から薬物に手を染めていた可能性が高い。また、芸能関係者の間でも彼女はジャンキー(薬物常習者)という噂は絶えなかったらしい。
・酒井容疑者「常習犯」では? テレビなどで憶測飛び交う 2009/8/9
http://www.j-cast.com/2009/08/09047105.html
「職務質問の時から高圧的な態度で対応をかわし、逃げたということから、普通の人はしないことです。ということは彼女はかなり(覚せい剤を)やっていたのではないかという見方もできる」と常習性の可能性を指摘した。新聞各社の報道では、酒井容疑者のマンションから覚せい剤を熱して吸うためのストローが多数発見されたとされ、これも常習性をうかがわせる。
(部分引用)
・大物芸能人、サンミュージック社長に“違和感” 2009/08/10 22:39
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/288333/
歌手の和田アキ子(59)は、TBS系「アッコにおまかせ!」の中で、「ここんとこ芸能界、ちょっと覚せい剤とかクスリとか多いですからね」と大きなため息。
・・・(略)・・・
和田は、「どこかで救ってやりたい」とする事務所の対応に、「今そんなこと、おたくの会社が言ってる場合じゃないでしょ」と、苦言を呈した。
事務所の社長が、酒井容疑者の覚醒剤疑惑に感づいてなかったことにも違和感を覚える発言が相次いだ。
女医でタレントの西川史子(38)は、TBS系「サンデージャポン」の中で、「私のヘアメイクさんすら(疑惑を)知っていた」と語った。
ビートたけし(62)は同局系「ニュースキャスター」で、「絶対それだろうとみんな思うんだけど、公共性のあるものだから(テレビでは)言えない。みんな言いたくてしょうがないんだけど」と、歯がゆさを示した。
(部分引用)
これらの情報から得られる酒井の状況を推察すると、「数回使った」という酒井の供述と、「数回では済まない」という高相の供述と、どちらが信憑性が高いか自ずと見えて来る。何故なら高相が仮に嘘を言ったとしても、彼にとって利益はありそうにないからだ。
大切なのは嘘より真実というのはどの世界でも普遍的であるはず。それなのにいかにも嘘を言った方が良いかのような論調の記事が出てしまうところに、この状況でさえ何とか男性批判に結び付けて酒井への批判を少しでも緩和したいというフェミニズム的な作為が感じられる。むしろ酒井と高相の供述を比較するなら、酒井に対して真実を話すように諭す論調の記事内容にするのがあるべき姿ではないだろうか。
ところで、今後の酒井への処遇だが、起訴はされないのではないかという観測が流れ、波紋を呼んでいる。
・酒井法子まさか不起訴?検事が起訴したがらないワケ 2009/08/11 17:23
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/288645/
検察幹部も「所持での起訴はハードルが高い。今回の覚醒剤は微量なので、鑑定するとほとんど残らず、公判で鑑定の適法性などを立証するのが困難になる」と慎重な姿勢を崩さない。
・・・(略)・・・
厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は「使用を立証するには尿検査が一番の決め手」と話す。
・・・(略)・・・
警視庁の捜査幹部は「覚醒剤が微量の事件は検事が起訴したがらない。今回も難しいかもしれない」と話している。
(部分引用)
尿検査で薬物反応が出ず、しかも発見された薬物量が微量であること、更にストローなどの吸引器のDNA鑑定や毛髪鑑定では使用時期などが特定できないため決定的な証拠とは言えなくなるため起訴は難しいということらしい。
この情報に、ネット上では何故起訴にならないのかという非難の声が相次いだ。特に酒井の場合は夫の逮捕の際に自らの尿検査を拒絶し、その後逃亡して尿検査での反応が出なくなるまで雲隠れする「証拠隠滅」工作を行っていた可能性が指摘されている。また、逃走の際に大きな荷物を持ってマンションから出て行ったという目撃証言もあるようで、発見された量は実際の所持量のほんの一部に過ぎず、大部分は逃走の際に持ち出しているのではないかという憶測もあるからだ。
更に、逮捕後も曖昧な供述が目立つ点なども、酒井に対する世間の風当たりがかなり悪くなっているものと思われる。
これに対し、酒井は必ず起訴されるという意見もある。
・酒井容疑者は「必ず起訴される」 日大・板倉名誉教授 2009/08/11 14:17
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/288571/
板倉氏は「使用はともかく所持では必ず起訴されると思う」と話す。「尿検査での陽性反応など物証がない状態でも、吸引器具が数多く見つかっており、付着物のDNA型が酒井容疑者のものと一致している。また微量でも、所持しており使用についても夫とともに本人が供述しているので立証は可能」と指摘した。
ただ、所持量が微量なため「量刑は1年6月~2年で、執行猶予が3~4年ではないか」と話した。
(一部引用)
とりあえず起訴はされるだろうという意見だが、まだ起訴もされていない段階で量刑の話が出てくるところも、世論を初めから抑え込むための戦略なのかも知れない。裁判員制度も始まり、司法のあり方が問い直されている時にこうした量刑予想は決して好ましいものとはいえないのではないだろうか。但し、この事件は裁判員制度の対象ではないそうだ。
話は変るが、昨日11日早朝に静岡を中心にかなり強い地震があった。この地震で書籍などの下敷きになった1人暮らしの40代女性が死亡した。この女性もどういう事情があるのかわからないが、結婚して家族がいれば地震直後に発見され命を落とさずに済んだかも知れない。改めて家族の大切さが認識させられる。
・地震で崩れる?大量の本に埋まり女性死亡
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090811-OYT1T00784.htm
11日午前9時50分頃、静岡市駿河区南町のマンションで、女性会社員(43)が大量の本にうずもれて死亡しているのを、119番通報で駆けつけた消防署員らが見つけた。
県警は11日の地震で本が崩れ、女性が死亡した可能性もあるとみて解剖して詳しく調べる。
発表によると、母親が、連絡が取れないことから通報した。女性はあおむけで死んでいた。本は部屋の床に積み上げるなどしてあったという。女性は10日午後6時頃、勤め先を退社していた。
(全文引用)
覚醒剤は有害故に違法である。では女性の心を破壊するフェミニズムは心の覚醒剤と言えるのではないだろうか。これが何故違法にならないのか疑問だ。
<参考>
のりピー、女3人逃避行「解毒の逃げ得ルート」とは 8月12日(水)16時56分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090812-00000007-ykf-ent
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<お知らせ>
(本日から8/22まで不定期投稿となります。ご了承下さい。)