社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

健全な家庭生活こそ安全性向上の最短距離 --児童ポルノ規制の是非--

2007-06-11 12:00:13 | ネット媒体

 20年前に性的暴行を受けたという30代の女性とあるが、その時代はネットも児童ポルノも氾濫していなかったはずだ。また、女性と子供が安全に暮らせる社会でなければ少子化は止まらないという女性の意見も、この問題と少子化とを強引に結び付けているような気がしてならない。

 児童ポルノの規制を巡り、単純所持も禁止すべきという記事が毎日新聞に掲載された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070610-00000023-mai-soci

 だが、冒頭でも説明した通り、寄せられた読者の声には、何か違和感を感じるものがある。また、この時期に何故こうした記事を掲載するのか、新聞社の意図はどこにあるのか不明である。

 更に、米国や韓国など既に単純所持を禁止している国はあるはずだが、それらの国々で性犯罪が減少したという実績は聞いたことがない。特に米国ではメーガン法という性犯罪歴のある者を行動監視する制度や、刑務所内での更生プログラムも実施されているようだが、それらの効果も今一つというのが現状のようだ。

 確かに、幼い女の子を持つ母親などからすれば、いつ自分の娘が被害に遭うかわからないという恐怖感から、規制強化を叫びたい心情は理解できなくはない。しかし規制強化が本当に安全性の向上につながるのか、むしろ規制が更なる束縛感を社会全体に植え付け、暴発する者が増えたりしないのか、慎重な検討が必要ではないだろうか。

 こうした問題の根本には、男性の性生活が社会全体として不安定であるという実情がある。一昔前は適齢期が来れば誰もが結婚して家庭を築いていた。しかし現在ではフェミニズムの影響で女性の社会進出やそれに伴う晩婚化や非婚化が進み、安定した結婚生活が出来ない男性が増えている。性犯罪を犯す者は独身男性が多いことや、誰もが結婚していた頃には性犯罪は少なかったことなどを考えても、結婚生活がいかに社会の健全性に重要であるかがわかる。

 漫画家のさかもと未明氏がかつて産経新聞に寄せた論考にも、日本でロリコン男性が増えている背景には、女性が贅沢三昧をして男性を追い詰めてきたからという趣旨の指摘がある。

(以下引用)
 思えば、“自立した”らしい女性たちがしたことは、男性に高級レストランでのデートや高額なプレゼントを求めるなど、女性としての満足感を満たすことだけだった。これでは普通の男性が女性との付き合いを諦(あきら)めても仕方なかったろう。

 女性は女性で「いい男性がいない。いい男はみな結婚している」と嘆くのみ。でも最初からいい男などいない。結婚した男性が素敵(すてき)に見えるのは、妻がその男性を立派にしたからなのである。

(中略)

 私たちは、男性を大人の女性への恐怖と孤独から救い出し、導く術(すべ)こそ学ぼうではないか。成熟できない男性が一人でも罪の領域に迷い込まないで済むように。
(引用ここまで)
(男を追い詰めないで! 漫画家・さかもと未明 H17.12.15 産経新聞より抜粋)

 自分の娘が心配という母親は、自分の夫が何故性犯罪者にならないのか、その理由をよく考えて欲しい。その理由は、貴方の存在が夫をあらぬ道に行かぬように守っているからなのだ。貴方がいなければ、その夫もどうなっているかわからない。しかし世の中には、男性があらぬ道へ行こうが知ったことではないと自己快楽だけを追い求め結婚しない女性が後を絶たないのだ。そうした身勝手な女性のツケが小さい子供に回されているという悪循環が今起きているのだ。

 ところで、こうした性的な話題が出てくると、必ず男性だけを一方的に悪者にしようという論調をネット上に撒き散らす、いわゆるネット工作員という者が必ず現れる。

 こうした工作員は、ネット上の掲示板やブログなどを巡回し、少しでも女性やフェミニズムを批判した論調などに対して徹底的な攻撃をする。その論調は今回の話題であれば、お前もロリコンの仲間だといった相手の人格を頭ごなしに否定するものや、規制強化してどこが悪いのだといった問題点をわざと隠蔽するものなど多岐にわたる。そうした攻撃を継続することにより、男性断罪論以外は主張出来ないような空気を作り上げているのだ。

 性犯罪はない方がいいに決まっている。しかしなくすためには国民の健全な社会生活というものが必要不可欠なのだ。そのためには結婚して家庭を築き、子供を産み育てていくという当たり前のことを怠ってはいけないのだ。当たり前のことをやろうとしない者がいるから混乱が起きるのである。それを無視して、女性には何の規制もせず、男性への規制強化だけで男性を悪者へと導いていこうというフェミニズムの論調には決して乗せられてはいけない。