社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

尖閣衝突事件に見る、中国の姿勢とフェミニズムとの共通点

2010-09-29 12:05:02 | 事件、事故

 中国の国民性とは何か。領土の横取りばかり考えるその姿勢は、欲望を無制限に拡大するフェミニズムとどうも共通点がありそうだ。

 沖縄・尖閣諸島付近で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件(尖閣衝突事件)が収まる気配がない。中国本土で戦時中の地雷撤去作業に従事していたフジタの社員4人が拘束されるという事態にまで発展、しかし日本は衝突した中国漁船の船長を処分保留のまま釈放してしまった。

 中国にしてみれば、「人質」が解放され、自らは日本人を「人質」に取ったままなのだから、有利な立場になったのは明らかだ。案の定、中国は日本に対し謝罪と賠償を求める新たな攻撃をしてきた。


 更に、レアアース(希土類元素)の日本への輸出を停止することで、関連する日本企業を脅かし、経済を混乱させようという嫌がらせも同時に行った。レアアースとは、磁石やダイオードなどのハイテク部品の製造に欠かせない材料である。

 こうした事態に、政府与党には非難の声が相次いでいるのはご存知の通りだ。特にネット上での政府非難と中国非難は凄まじい。無理もないだろう。特に中国漁船の船長をあっさり釈放してしまったことについては、日本国民の怒りは収まらない。

 外交というのは、そもそも駆け引きである。相手の弱みを掴み、それを盾に自らに有利な条件を引き出していくものだ。外交の場合はよく外交カードなどという言葉で表される。今回の件では日本は拘束した中国船長が一つの外交カードだった。この時点では圧倒的に日本有利な状況の筈だった。

 しかし、中国も新たな外交カードをフジタ社員4人の拘束という形で強引に掴み取った。これで戦況が同点になってしまった。それなのに日本は船長を釈放してしまった。検察の独自の判断とは言っているが、政府からの圧力があったのは誰でも想像がつく。何れにせよ、ただでAやJOKERを相手に渡してしまう日本のやり方は、下手糞というよりゲームのルールを知らないと言った方が適切かも知れない。

 ところで、こうした中国の貪欲な姿勢は、フェミニズムと通じるところがあるように思う。フェミニズムは自由、権利、差別解消というカードを何度も使って際限なく利権を拡大している。中国も同じだ。とにかく欲しいものはどんな悪質な手を使ってでも相手から搾取する、そんな貪欲さが滲み出ている。しかもその相手は決まって弱い相手である。日本と中国をフェミ支配の男女関係に例えれば、日本は男で、中国は女である。

 ところが、いざ女性が相手となると、我侭でも許してやるのが男性の度量などといって女性有利を野放しにしてきた。ならば批判をする者は度量のない男か? それなら、今回の中国漁船に関しても批判する人達は度量のないということになるのか? それは違うだろう。男女関係でも同様で、女に対して堂々と反論できる男があるべき姿のはずだ。今回の日中関係の例を教訓として、身勝手なフェミニズムを堂々と批判し、撲滅していかなければならない。


男女関連事件、話題(9月号、その3)

2010-09-29 12:00:00 | 事件、事故

・女子大生ら、ウソの遺失物届でネックレス詐取容疑 2人逮捕 2010/09/27 21:31
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/444883/

 ウソの遺失物届を出して落とし物のネックレスを詐取したとして、警視庁捜査2課は27日、詐欺の疑いで、さいたま市浦和区高砂、無職、山口久純被告(28)=詐欺未遂罪で起訴=と、東京都新宿区内に住む私立大学3年の女(20)=犯行当時(19)=を逮捕した。

 同課によると、山口容疑者は容疑を認め「計42点の貴金属を落とし主として受け取った」と供述。少なくとも約80万円の売却益を得ていたとみられる。

 逮捕容疑は21年10月8日、警視庁がホームページ上に拾得物として掲載したネックレスの情報を閲覧したうえで、警視庁にウソの遺失物届を提出し、ネックレス1本(約2万円相当)をだまし取ったとしている。

 山口容疑者はガールズバーの客として女と知り合い、犯行を持ち掛けたという。女は逮捕容疑を含め2回にわたり、所有者に成り済まして遺失物届を提出、報酬を得ていた。

 全国の警察に届け出があった落とし物は、19年12月施行の改正遺失物法により、インターネットで検索できるようになっている。


・「自分で食べた」と校長が虚偽報告 生徒がホウ酸団子誤って食べた問題 2010/09/27 21:38更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/444884/

 大阪市内の府立高校で家庭科の女性教諭(53)が作ったゴキブリ駆除用のホウ酸団子を女子生徒が誤って食べて救急搬送された問題で、実際は教諭が生徒にホウ酸団子を直接手渡していたにもかかわらず、校長が府教委に対し、「生徒が自分で食べた」と虚偽報告していたことが27日、分かった。

 校長や府教委によると、21日午前8時ごろ、教諭が「私が作った特製クッキーよ」とホウ酸団子を生徒に手渡し、それを食べた女子生徒が救急搬送された。当初、学校側は女子生徒が自分で机の上にあったホウ酸団子を食べたとする報告書を作成していた。

 しかし、学校側があらためて生徒や教諭に聞き取り調査をしたところ、生徒が自分でホウ酸団子に手をつけたのではなく、教諭から手渡されていたことが判明。21日午後に校長が府教委に報告書を提出する直前に、教頭が電話でその事実を連絡したが、校長は報告書の修正は行わず、内容に誤りのある報告書を府教委に提出した。

 生徒の救急搬送を報じた新聞報道を見た教頭が、府教委に事実と異なる情報が伝わっていることに気づき、校長に指摘。学校側は24日になって府教委に「事実と異なる報告をしていた」と連絡したという。

 27日に府教委を訪れた校長は報道陣の取材に応じ、「事実を隠すつもりはなく、最終報告の時点で修正すればいいと思っていた。私に責任があり、当該の生徒や保護者らに大変申し訳ない」と述べた。


・弁護士事務所元職員の女が10年間で1億4千万円着服の疑い、洋服代などに使用か
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010092700616
<元弁護士事務所職員を逮捕=1億4000万円着服か-顧客の遺産、服代に・愛知県警(2010/09/27-17:27)>

 勤務先の弁護士事務所の口座から約3250万円を着服したとして、愛知県警中署は27日、業務上横領容疑で、元事務所職員森山なをみ容疑者(45)=名古屋市北区上飯田北町=を逮捕した。容疑を認め「洋服代などに使った」と供述。自宅にはブランドの服や靴などが大量にあったという。

 同署によると、森山容疑者は1994年から2009年まで、この事務所で預金通帳の管理などをしていた。口座の記録から、99年以降、解雇されるまでの10年間で計約1億4000万円を着服したとみられ、同署が調べている。

 逮捕容疑は昨年2月下旬ごろ、当時勤めていた名古屋市中区の弁護士事務所の銀行口座から、弁護士が管理していた顧客の相続財産約3250万円を引き出し、自分の銀行口座に入金し着服した疑い。


男女関連事件、話題(9月号、その2)

2010-09-24 15:00:00 | 事件、事故

・不倫の末?27歳交際相手の遺体遺棄、34歳女逮捕 静岡「私はやっていません」 2010.9.27 09:07
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100927/crm1009270908008-n1.htm

  静岡県藤枝市の河川敷で6月、山梨県身延町常葉のホテル従業員、平林浩介さん=当時(27)=の変死体が見つかった事件で、27日に死体遺棄容疑で静岡県警が逮捕した藤枝市岡部町岡部の無職、森元稔子(としこ)容疑者(34)の自宅から平林さんのショルダーバッグや財布が見つかっていたことが同日、県警への取材で分かった。

 平林さんと森元容疑者は約5カ月前に知り合い、不倫関係にあった。司法解剖の結果、平林さんは外傷はなかったものの薬物が検出されており、平林さんが死亡した経緯について県警は森元容疑者を追及する。

 県警の調べに森元容疑者は6月27日夜、静岡市で平林さんに会ったことは認めているが、「私はやっていません」と容疑を否認しているという。

 森元容疑者は同月28~29日の間に平林さんの遺体を、自宅近くの河川敷に遺棄した疑いが持たれている。

 森元容疑者は30代の夫と小学生と幼児の子供2人の4人暮らし。


・中国人船長を処分保留で釈放 地検「日中関係を考慮」 尖閣衝突事件 2010/09/24 14:47
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/443656/

 那覇地検が24日、中国漁船の●(=擔のつくり)其雄船長(41)を処分保留で釈放することを決めたことについて、「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」と説明する一方、船長は公務執行妨害の容疑を否認しているという。地検は船長の行為について「とっさにとった行為で、計画性は認められない」としながら「故意に衝突させたことは明白」と述べた。釈放時期は未定としているが、近く釈放され、中国に送還される見通し。

 船長は、7日午前10時55分ごろ、巡視船「みずき」が立ち入り検査のため停船を命じながら追跡した際、船のかじを左に大きく切ってみずきの右舷に衝突させるなどし、海上保安官の職務執行を妨害した疑いで逮捕されていた。

 石垣海上保安部は8日未明に船長を逮捕。石垣簡裁は29日までの拘置延長を認めていた。


・仰天人事、岡崎国家公安委員長 反日デモに参加、在日朝鮮人から献金… 2010/09/18 01:43更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/441503/

 菅改造内閣のサプライズ人事といえば、警察の「総目付」役である国家公安委員長に、岡崎トミ子参院議員が就任したことだ。首相経験者の一人は「仰天した」というが、岡崎氏の過去の“特異な”言動を振り返るとそれも納得できる。

 岡崎氏は通常国会の会期中の平成15年2月、ソウルの日本大使館前で韓国の慰安婦問題支援団体主催の反日デモに参加し、韓国人と一緒に大使館に向かってこぶしを振り上げた。このデモに日本の国会議員が加わったのは初めてだった。

 岡崎氏は当時、「反日デモではなく、日本政府に謝罪と補償を求めるデモだ」と釈明したが、現場では日の丸に「×印」をつけた看板も並べられていた。このときは、民主党の役職停止処分となっている。

 16年3月には、女性国会議員のメールマガジンで、こんな独特の見解も表明している。

 「外国人犯罪が増えているというが、日本人が犯した場合には立件もされないような軽微な犯罪が多い」

 同年4月には、岡崎氏の政治団体が13年に、外国人からの寄付を禁止した政治資金規正法に違反し、北朝鮮籍で朝鮮学校理事長の男性と、韓国籍のパチンコ店経営者からそれぞれ2万円ずつ寄付を受け取っていたことも発覚した。

 岡崎氏は当時、この理事長とは、朝鮮学校の運動会に出席するなどで「日ごろから懇意にしていた」と説明した。パチンコ店経営者からの寄付は、産経新聞の指摘を受けるまで「違法と気付かなかった」としたが、こんな国家公安委員長で本当に大丈夫?(阿比留瑠比)


・架空の社員割引 ”旅行代金詐欺”で逮捕
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE100915175800388237.shtml

 大手旅行代理店の社員を名乗って海外旅行の参加者を募り、自分の口座に振り込まれた金をだまし取ったとして、無職の22歳の女が詐欺の疑いで逮捕されました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、住居不定、無職の小川真奈美容疑者(22)で、15日夕方、京都府警南警察暑に連行されました。

 警察の調べによりますと小川容疑者は、今年の春頃、大手旅行代理店社員を名乗ってインターネットのコミュニティーサイトで「私の旅行会社を使えば社員割引がきくので安くできますよ」などと京都市南区の27歳の会社員に嘘をつき、自分の口座に現金およそ14万円を振り込ませた疑いが持たれています。

 小川容疑者は取り調べに対して「まちがいありません」などと容疑を認めているということです。

 VOICEの取材によりますと、小川容疑者は兵庫県や千葉県の男女からも金を騙しとったとみられ、警察は関連を調べていく方針です。
(09/15 19:10)

 
・患者暴行の元看護婦、患者の眼球をペンで突いたとして追送検「ストレス解消で一番痛そうな目を突いた」

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0003436580.shtml
<「患者の目突いた」元看護師追送検へ 佐用>

 佐用共立病院(兵庫県佐用町)で入院患者が骨折するなど相次いで負傷した事件で、兵庫県警捜査1課と佐用署が15日にも、ボールペンで80代の男性患者の目を突いてけがさせたとして傷害容疑で、元看護師の羽室沙百理被告(26)=公判中=を追送検する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、羽室被告は「仕事でイライラして、6人ほどの患者の目を突いた」という趣旨の供述をしたという。

 患者が肋骨などを折られた事件で、捜査員らがカルテを調べたところ、原因が分からない眼球のけがの記載が複数見つかった。事情を聴くと、羽室被告が「自分が、目を突いてけがをさせた」などと供述したという。

 同病院では2008年12月~09年1月に計6人が骨折。羽室被告はこのうち4人に対する傷害罪で起訴され、いずれも起訴内容を認めている。
(2010/09/15 06:30)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/440350/
<「ストレス解消で一番痛そうな目を突いた」…佐用病院・元看護師を追送検 2010/09/15 11:30>

 兵庫県佐用町の佐用共立病院の入院患者6人が肋骨(ろっこつ)を折られた事件で、県警捜査1課と佐用署は15日、別の入院患者の目をボールペンで突くなどしたとして、傷害容疑で元看護師の羽室沙百理被告(26)=公判中=を追送検した。羽室被告は「イライラを解消するため、一番痛そうな目を突いた」と容疑を認めているという。

 追送検容疑は、平成20年9月21日午後8時ごろ、入院中の男性患者=当時(80)=の右目をボールペンで突いた上、殴打して結膜裂傷などのけがを負わせたとしている。

 県警によると、患者は寝たきりで意思疎通のできない状態だったという。同病院では、20年12月以降肋骨が折られた高齢の入院患者が相次ぎ、捜査員がカルテを調べたところ、眼球を負傷した患者も6人いることが発覚、うち1件を立件した。


・交通保険金詐欺で遺棄女性の養母ら5人を逮捕、養父を送検へ 2010/09/14 14:50
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/440025/

 交通事故を偽装し、保険金をだまし取ったとして大阪府警は14日、詐欺容疑で、大阪府大阪狭山市茱(くみ)萸(の)木(き)の無職、宇野ひとみ容疑者(35)ら5人を逮捕した。ひとみ容疑者は大阪府高槻市で4月、遺体で見つかった宇野津由子さん=当時(36)=の養母。府警は津由子さん事件も捜査している。

 ほかの逮捕者は、高槻市須賀町の元トラック運転手、入江誠(36)と妻のパート従業員、一実(44)の両容疑者ら。共犯として、5月に自殺した津由子さんの養父=当時(39)=も被疑者死亡で書類送検する。

 逮捕容疑は平成20年5月24日午後8時ごろ、高槻市大冠町の路上で、車2台がからむ追突事故を起こし、21年6月までの間、治療費や休業補償などの名目で、計約540万円を損害保険会社から詐取したとしている。

 府警によると、4人は宇野容疑者夫婦を中心とした保険金詐欺グループ。16年以降、仲間を募って事故約20件を偽装し、保険会社から数千万円を詐取した疑いがあるという。ほかに、宇野容疑者夫婦の知人で住所不詳、元内装業、佐々木一幸被告(42)も別の詐欺事件で逮捕、起訴されている。

 一方、津由子さんは今年2月に宇野容疑者夫婦と養子縁組し、3月に計2160万円の生命保険に加入後、4月に何者かに殺害、遺棄された。グループが交通保険金詐欺を繰り返すうちに、より支払額の大きな生命保険を狙った可能性があるという。


・大麻所持で神戸の中3女子補導 兵庫県警 2010/09/12 02:03
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/439223/

 大麻を所持していたとして、兵庫県警兵庫署が神戸市内の中学3年の女子生徒(14)を、大麻取締法違反(所持)の非行事実で補導していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。神戸市内では、女子中学生が大麻を所持するなどして摘発される事件が相次いでおり、同署は大麻の入手経路などについて調べている。

 非行事実は、10日夜、同市兵庫区内で微量の大麻を所持したとしている。

 捜査関係者によると、同市兵庫区の公園で「若い子がたむろしている」との通報があり、駆けつけた兵庫署員が、近くのコンビニエンスストアにいた女子生徒に職務質問した際、所持品から大麻を発見した。

 同署の調べに対し、女子生徒は、大麻を受け取った相手などについては話していないという。

 神戸市内では昨年12月~今年4月、大麻を所持していたなどとして市立中学の女子生徒計5人が逮捕、補導されるなどしている。


郵便不正検事逮捕、司法も検察も全ては権力で動かされる

2010-09-22 11:18:49 | 事件、事故

 郵便不正事件が異例の展開となっている。村木厚子元被告を捜査した検事が証拠資料を改竄したとして逮捕された。一体何を信じれば良いのかといった社会不信は益々募るばかりだが、事情はそれ以上に根深く、政治的圧力があることも多くの人は感じているのではないだろうか。

 この事件、当初から波乱含みの感があったのだが、村木氏の逮捕後、フェミニストを中心として一斉に彼女を支援する集団が現れた。

・厚労省前局長の保釈、堂本暁子氏らが要求
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090709-OYT1T00931.htm
(リンク切れ)

 郵便料金割引制度を巡る偽証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成罪などで起訴された厚生労働省の前局長、村木厚子被告(53)について、約10年前から親交があるという堂本暁子・前千葉県知事や住田裕子弁護士らが9日、同省内で記者会見し、早期保釈などを求める声明を発表した。

 会見の席上、堂本氏は「逮捕直前、『身に覚えがなく、本当に困っている』と話していたので、その言葉を固く信じている」と訴え、住田氏も「接見した際、『真実は必ず明らかになる』と励ますと涙を見せた。その瞬間、『無実』と確信した」と強調した。

 今後、全国規模で「支援の会」を設立し、保釈金の募金などを始める予定で、すでに400人以上から支援のメッセージが寄せられているという。

・逮捕の前局長へ「激励の手紙を」障害者団体に厚労省職員要請 2009年6月19日(金)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-06-19/2009061901_05_1.html

 厚生労働省の障害保健福祉部の職員が、複数の障害者団体に対し障害者団体向け割引郵便の悪用問題で逮捕された村木厚子前雇用均等・児童家庭局長にあてて「激励の手紙を書いてもらえないか」と依頼していることが18日、わかりました。

 この件を同日の参院厚労委員会で指摘した日本共産党の小池晃議員は「私は耳を疑っている。省内で事件を調査している最中に、こんなことがあっていいのか。ゆゆしき事態だ。調査してただしていただきたい」と追及。舛添要一厚労相は「私はまったくそういうことは聞いていない」と述べました。

 障害者団体の幹部は「『反省している』といいながら村木前局長への激励をお願いするのはどうなのか。捜査との関係でも問題ではないか」と話しています。
(全文引用)

 既にこうした動きがあった時点から、村木氏無罪のシナリオは出来上がっていたような気がする。裁判などというのはいわば両者の権力関係を比較するだけのパワーゲーム的な印象は否めない。検察よりも村木氏の背後権力の方が強ければ、司法も彼女に有罪判決を出すことなど当然出来ない。そればかりか、検察は村木氏の顔に泥を塗ったとされ、責任を取らされる羽目になるわけだ。その生贄として今回、大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者が逮捕されたということではないだろうか。

 証拠の改竄は決して正義ではない。しかし、不正を行う側は最初から証拠を残さないように完全犯罪を狙うわけだから、隠蔽された証拠を偽造したくなる気持ちはわからなくもない。焦点となっているFD内のファイル日付にしても、押収される前に既に日付が書き換えられていた可能性だってあるだろう。いうなれば、今回は村木氏の背後権力に脅威を感じた検察側が焦った結果と言えるのかも知れない。

 そもそも、この郵便不正事件の全容はまだ全く明らかにされていない。現時点で推測するなら、村木氏の元部下である上村勉被告が単独で何から何まで不正を行ったということになる。しかし申請書類の作成などには当然上司の承認印等が必要になってくる。それらも上村被告が承認印を盗み出して押印したということなのか。そしてこれら一連の不正に他の人は誰一人として気付かなかったのか、あまりにも不自然である。

 しかも、もし単独で不正が出来てしまうのなら、それこそ村木氏の管理能力や厚労省全体の組織体質が批判されて然るべきだと思うのだが、何故か厚労省は村木氏だけを全面的に擁護した形となった。今後もフェミ利権を持続させたいからなのか。だが少なくとも不正があったのは事実だ。責任を担当部下だけに押し付ける所謂蜥蜴の尻尾切りで幕引きにするつもりでは、官僚政治はより一層信頼を損なうことになる。

 これに関連してなのかどうかはわからないが、厚労省副大臣にはフェミ議員の悪名高い小宮山洋子衆院議員が新たに就任する。互いにフェミ同士のパイプを強固にしておく必要があるから村木氏は省内に必要ということなのだろうか。だがそんな人材なら、何も不正の有無には関係なく、有害な存在であることは揺るがない。

 マスコミ報道が信用出来ないというのは常々私も主張してきた。そして司法が信用出来ないのも同じである。全ての癌はフェミニズムである。女性だけに甘い汁を吸わせる社会政策が、全ての女性の信頼を無くしているのだ。村木氏も、もし背後にフェミのような支援団体が何も付かない状況で無罪を勝ち取ったのなら、少しは信用出来る存在になれたかも知れない。村木氏に対する支援が、却って彼女の信頼性をより低下させるという皮肉な結果になってしまったのだ。

 因みに、村木氏の逮捕当時、村木氏の人格を示すこんな報道が流れた。

・「手段選ばない」「世渡り上手」…村木容疑者“裏の顔” 2009/06/16 07:23
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/266687/

 郵便制度悪用事件に関連して大阪地検特捜部に逮捕された村木厚子容疑者(53)は、厚労省で4人目の女性の局長。森山真弓元法相から連なる旧労働省系のやり手女性官僚として、厚労省内では「将来の次官候補」とも言われていた。

 村木容疑者は国家公務員のキャリアとしては珍しい高知大卒。在学中に高知県庁と国家公務員試験に合格した。公務員を目指した理由について、村木容疑者はある講演で「当時、大卒の女性が活躍するには公務員になるしかなかった」と振り返っている。

 ところが「高知県庁では『女性は庶務しかできない』といわれた」ため、1978年に労働省に入った。同省では女性の労働環境整備に当たる旧婦人局(現雇用均等・児童家庭局)畑を歩み、育児休業制度などが整っていないころから子育てと仕事を両立させた「ワーキングマザー」としても有名だったという。

 2001年の省庁再編で厚労省が誕生した後の03年8月、同省障害保健福祉部企画課長に。障害者自立支援法の制定作業の中心となり、連日のように国会議員への説明に追われた。

 都内の障害者団体の男性理事は「仕事熱心だが、手段を選ばないところがあった」と明かす。この団体は法案に一貫して反対していたが、同課が与党への説明用に作ったチラシでは「賛成団体」にされていたという。男性は「村木さんからは『名前を載せる』としか説明されなかった。偽造とは言えないが、だまし討ちだ」と憤り、「普段は柔和だが怖い一面もあった」と話す。

 村木容疑者の夫は同じ厚労省のキャリア官僚で、省内では「出世頭の夫を“利用”して自分も出世した世渡り上手」との評もある。また、「高知ではかなりの有名人」(関係者)で、選挙が近づくたび、名前が浮上し、出馬を要請されたこともあったという。
(全文引用)

 勿論、これもマスコミ報道なので、どこまで信頼出来るかわからない。逆にウィキペディアには村木氏の印象を非常にヨイショした内容が書かれている。但しウィキそのものの信頼性も当然疑わしく、例えば上野千鶴子の項目には首をかしげたくなるような記述が堂々とされている。

 更に、現時点で容疑者とされている前田恒彦検事に関しても、今後どんでん返しがあることも当然考えられるわけだ。

 果たして、この世の中で信頼出来るものとは、一体何だろうか。正義などこの世に存在せず、全ては勝てば官軍、負ければ賊軍なのか。だとしたら学校教育でもまず先にそれを教えるべきではないだろうか。

 ところで、尖閣諸島沖での衝突事故について、今後の政府の対応が注目されるが、今回の検事逮捕は国民の目を尖閣事故から遠ざけようという狙いがあるのではないかとの指摘もある。政府は中国に対して毅然とした制裁をすべきなのは言うまでもないが、国民の目をそらしている間に、中国有利な解決手段を政府が選択しようものなら、益々この国は反日フェミの王国と化してしまうだろう。


ますます村木厚子が怪しく思えてきた

2010-09-21 20:55:32 | 事件、事故
この報道の意図は、村木厚子被告の潔白を国民に印象付けたいというフェミ側の狙いだろう。
しかし、そうした繰り返しがかえって逆効果になる場合もある。
たとえ検察に証拠の捏造があったにしても、それが村木被告の潔白を証明することにはならないのだ。
本当にずる賢い者は証拠も残さず悪事をする。それを忘れてはいけない。

報道には全て裏がある。押尾学の話題が一段落し、尖閣事故で国民世論の動向が気になるこのタイミングでの報道。国民の目をそらすための戦略でもあるだろう。

押収資料改竄で主任検事を逮捕へ 郵便不正事件
産経新聞 9月21日(火)20時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20100921-00000592-san-soci

男女関連事件、話題(9月号、特別編、相次ぐ女被告の逆転無罪や再審請求)

2010-09-18 12:00:00 | 事件、事故

・元看護助手が再審請求へ 滋賀の人工呼吸器外し殺害事件 2010/09/17 19:41
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/441390/

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年、入院患者の男性=当時(72)=の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪に問われ、懲役12年の実刑が確定した元看護助手、西山美香受刑者(30)が近く大津地裁に「自白は虚偽の供述」とし、専門家の鑑定書をつけて再審請求することが17日、分かった。

 弁護側によると、再審請求で提出する鑑定書では、大谷大学の脇中洋教授(法心理学)が西山受刑者の供述調書や手紙など72通を分析。供述が「布団をかけた際に人工呼吸器が外れたかもしれない」から3日後には「(人工呼吸器の)チューブを勢いよく引っ張り上げて外した」と変わるなど変遷が著しいことから、「自白は体験に基づかない虚偽の供述とみなすのが妥当」と結論づけた。

 西山受刑者は捜査段階では犯行を認めたが、公判では無罪を主張。しかし、一審・大津地裁で懲役12年の判決を受け、大阪高裁、最高裁もこれを支持し、19年5月に刑が確定した。


・看護師に逆転無罪 高齢者つめ切り出血「傷害でなく正当」 福岡高裁 2010/09/16 11:12
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/440783/

 高齢の認知症患者2人の足のつめを深く切り出血させたとする傷害罪で、一審は懲役6月、執行猶予3年の判決だった北九州八幡東病院(北九州市)の元看護課長の上田里美被告(44)の控訴審判決で、福岡高裁は16日、一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。

起訴状に「はがした…」、調書の信用性を否定

 判決理由で陶山博生裁判長は、上田被告がつめを切ったことは看護行為として必要性があり、正当な業務と認定した。

 上田被告が捜査段階で「故意につめをはいだ」と供述した調書について「捜査官の意図する内容になるよう押し付けられたか、誘導されたものとの疑いが残る」と述べて任意性に疑問を示し「調書は信用できない。傷害罪の成立も認められない」とした。

 上田被告は一審から「浮いたつめを切った、適切なケアだった」と無罪を主張していた。

 一審福岡地裁小倉支部は昨年3月、つめを深く切って出血させたことが刑法上の傷害行為に該当するとした上で「つめ切り自体に楽しみを覚え行為に及んだ。ケア目的とは言えず、正当な業務に当たらない」として有罪判決を言い渡した。

 控訴審では、検察側証人の医師が「患者の家族らに十分説明する必要があった」と批判したが、切り方や処置後のつめの状態については「問題ない」と証言していた。

 判決によると、上田被告は平成19年6月、当時89歳と70歳だった女性入院患者の足のつめを専用ニッパーで指先よりも深く切った。患者はそれぞれ出血を生じる軽傷を負った。

 検察側は起訴状では、上田被告が患者2人のつめをはがしたとしていた。

 【用語解説】北九州つめ切り事件

 北九州市の北九州八幡東病院が平成19年6月、当時の看護課長の上田里美被告(44)が高齢の入院患者に虐待をしたと発表、福岡県警が翌月に傷害容疑で逮捕した。地検は上田被告がニッパーで認知症患者2人の足のつめをはがし、約10日のけがを負わせたとして起訴。被告は起訴内容を否認したが、昨年3月の一審福岡地裁小倉支部判決は、深くつめを切ったことによる傷害罪の成立を認め「周囲に説明せず、自らの関与を否定し続けた」として、看護師の業務に当たらず有罪と判断した。一審判決の認定については、医療現場から「看護業務の萎縮を招く」という懸念の声も上がっていた。

・「看護師を続けられる」涙と笑み、上告断念訴え 福岡高裁逆転無罪 2010/09/16 17:49
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/440923/

 高齢の認知症患者のつめを深く切って出血させたことが傷害罪に当たるかが争点になり、福岡高裁で逆転無罪とされた看護師の上田里美被告(44)は16日午後、福岡市内で記者会見し「看護師を続けられると思うと本当にうれしい」と涙を浮かべつつ笑みを見せ「検察側は上告せずに無罪にしてほしい」と訴えた。

 上田看護師は、平成19年7月に逮捕され、3カ月以上拘置された。「(保釈後も)看護師として働いているが立場は被告。いつ資格がなくなるかと不安だった。これからも人の役に立ちながら看護師として生きていきたい」と思いを述べた。判決では、患者家族に「知らない」と虚偽の説明をしたことなどを「不適切と指摘されてもやむを得ない」とされたが、上田看護師は「逮捕当時から反省している。裁判長の指摘を素直に受け入れたい」と話した。


民主党代表選、結局何のための選挙だったのか

2010-09-15 12:46:27 | Weblog

 721対491、もう小沢一郎の政治生命は終焉を迎えたのか。予想を超える大差で決着が付いた民主党代表選。国会議員票だけでも過半数を超える得票に菅直人首相は党内の支持に自信を持ったかも知れない。だが明かりの見えない国内事情は依然として変わっていない。

 今回の民主党代表選、これまでとは違い与党としての代表選とあって選挙前から連日マスコミはこの話題を取り上げた。新代表が即首相に自動的に就任となるのだから無理もない。但し厳密には、与党としての代表選は今回が初めてではない。最初は鳩山前首相の退陣に伴い行われた前回の代表選だ。ただこの時は候補者が菅直人氏と樽床伸二氏で、互いの知名度の差という点からも出来レースと評され余り話題にはならなかった。

 しかし、今回の代表選は立候補の段階から波乱含みだった。小沢氏が出馬を決断する際にも、菅氏支持だった鳩山氏が小沢氏支持に突如変更、更に菅氏と対談し小沢氏に譲るように説得工作を図ったが失敗に終わった。挙党体制、トロイカ体制などとは言うものの、経緯を辿れば意地を賭けた菅氏と小沢氏の一騎打ちという対決構図だった。

 こうした一連の流れに「民主専用有権者」はどう反応したか。小沢氏には当初から資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件という爆弾があるので、戦況は不利と見られていた。但し、国会議員票では支持基盤が強く、小沢ガールズなど一年生議員の票も確保していると見られ、小沢氏有利と思われた。

 だが、蓋を開けてみたら結果は721対491で菅氏の勝利、これを圧勝と見る向きもあるが、実は党員サポーター票の計算法が大差をつけた要因でもあるのだ。

・党員サポーター票でポイント5倍差、「総取り制」が要因 2010年9月15日0時56分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY201009140569.html

 民主党代表選で菅直人首相が大差で勝利した決め手となったのは、党員・サポーター票(34万2493人)だ。ポイントで249対51と、小沢一郎前幹事長に約5倍の差をつけた。ただ、得票数では約1.5倍で、衆院300小選挙区ごとに1票でも多く得票した候補者が1ポイントを得る「総取り制」の仕組みが、菅氏を大きく後押しした。

 党員・サポーター票の投票者数は22万9030人で、投票率は66.9%。菅首相が13万7998票を獲得したのに対し、小沢氏は9万194票。比率は60.5対39.5で、首相が60ポイント(1360票)で小沢氏が40ポイント(927票)だった地方議員票の比率とほとんど同じだ。「地方票」は両氏に対し、いずれも似たような評価を下したと言えるが、党員・サポーター票では総取り制の仕組みが、小沢氏への死票を多くした。
(一部引用)

 もしこの党員サポーター票の計算法が総取りではなく比例配分だったとしたらどうなるか計算してみよう。得票比率は60.5対39.5なので、300票を按分すると181対119となる。つまり総取りの249対51に比べ、68票が菅氏から小沢氏へ移ることになる。従って、総計でも653対559となり、決して大差とは言えなくなる。

 それに、菅、小沢両氏が今回の結果をどう解釈し、どう行動するかが大きな鍵となる。挙党体制を強調する菅首相だが、本当に一致団結してというのなら選挙もする必要なかったのではないだろうか。どこか不一致の部分があるからこそ戦いとなったのだ。菅氏が小沢氏の意向をどれだけ受け入れられるのか、組閣の顔ぶれを見ないとわからない。

 しかし、どう考えても国民は置き去りにされているという感は否めない。不況、雇用環境の悪化など国民の閉塞感は変わってない。それを子供手当てや高速無料化などで補填したところで焼け石に水だろう。それに依然として女性の社会進出といった男女共同参画行政はマスコミですら批判が許されない状況だ。先日無罪判決が出た村木厚子被告の裁判でも、フェミニズムの関与が噂されている。本当の癌を社会から排除しない限り、国民に支持される政治は出来ない。更に外国人参政権を認めるような姿勢では、国民からの信頼は遠のくばかりだろう。


男女関連事件、話題(9月号、その1)

2010-09-12 11:00:00 | 事件、事故

・万引女2人組、車から店員振り落とし逃走 岐阜市 2010年09月11日14:23
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100911/201009111423_11649.shtml

 11日午前2時30分ごろ、岐阜市鏡島西のコンビニ店「ミニストップ岐阜西鏡島店」で万引をした女2人組が、逃走を止めようとした同店の男性店員(21)を車のボンネットに乗せたまま発進し、南西約150メートル先で男性店員を振り落としてそのまま逃げた。男性店員は軽傷のもよう。岐阜中署は強盗致傷容疑事件として、逃げた2人組の行方を追っている。

 同署によると、女はいずれも20歳ぐらいで、1人は金髪で白色のTシャツと紺色のジャージーを、別の1人は黒髪で白色のTシャツと半ズボンを着ていたという。車は白っぽい乗用車らしい。女2人は総菜や雑誌、飲料水などを精算せずに店外に出たため、男性店員が追い掛けた。2人組が乗り込んだ車の前に男性店員が立ちふさがったが、2人組は車を発進させ、ボンネットにしがみついた男性店員を乗せたまま、逃走したという。

 事件当時、店内にいた別のアルバイト男性店員にけがはなく、客はいなかった。


・村木・厚生労働省元局長に無罪判決 大阪地裁 2010/09/10 14:16
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/438657/

 障害者団体向け割引郵便制度をめぐり偽の証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の判決公判が10日、大阪地裁で開かれた。横田信之裁判長は「検察の主張は客観的事実と符合しない」として無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。検察側の描いた構図や供述調書の信用性をことごとく否定し、検察の「全面敗北」といえる厳しい内容になった。

 村木元局長は捜査段階から一貫して無罪を主張。大阪地検特捜部は上司や部下らの供述調書を根拠に、村木元局長が証明書偽造を元係長の上村勉被告(41)=同罪で公判中=に指示したと立証しようとしたが、公判に出廷した上村被告ら検察側証人が次々と供述を覆し、村木元局長の関与を否定した。横田裁判長は5月、公判証言と異なる調書43通のうち34通の証拠採用を却下していた。

 判決で、横田裁判長は供述調書について「人間の供述は認識、記憶、表現の3段階で誤りが混入する可能性がある」と述べ、検察側が証拠の柱とした供述調書について「相互に符合しても、その他の客観的証拠に符合しなければ信用性を高めるものにはならない」と指摘。調書に頼った捜査への警鐘を鳴らした。

 事実関係ではまず、事件の発端とされた障害者団体「凛の会」元会長、倉沢邦夫被告(74)=1審・同罪は無罪、検察側控訴=による石井一参院議員(76)への口利き依頼について検討。倉沢被告の手帳に面会予定が記載されていた日時に石井議員がゴルフに行っていたとして「予定変更の記載がなく、手帳という客観的証拠上は面談した事実は存在しなかった疑いがある」と判断した。

 また、口利き依頼に基づく上司から村木元局長への指示も否定。上村被告が独断で証明書を偽造し、凛の会発起人の河野克史被告(69)=1審有罪、被告側控訴=に渡したとしても「一般人なら不自然だが、上村被告の性格、行動傾向を前提にすると不合理とはいえない」と指摘した。

 村木元局長が倉沢被告に偽造証明書を手渡したとの検察側主張についても、2人の手帳をもとに「客観的証拠と符合せず、不合理」と指摘し、村木元局長の関与を否定した。

 村木元局長は障害保健福祉部企画課長だった平成16年6月、障害者団体としての実体のない凛の会が割引郵便制度の適用を受けるために必要な証明書を上村被告に偽造させたとして起訴された。

 ■判決骨子 

一、村木厚子元局長は無罪

 一、元局長が「凛の会」を障害者団体と認める偽造証明書を発行した事実はない

 一、部下だった元係長が証明書を作成したことは認められる

 一、元係長が元局長の指示で証明書を作成した事実はない

 一、凛の会側や元係長との共謀は認められない

 ■郵便不正事件

 障害者団体が発行する定期刊行物を支援者らに送る際、月3回以上発行などの条件を満たせば1通8円(正規料金120円)で郵送できる割引郵便制度を悪用し、定期刊行物を装った企業広告が格安で大量発送された事件が発端。制度の適用を受ける際に必要な厚生労働省の証明書の偽造にかかわったとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪で村木厚子元局長と元係長の上村勉被告、障害者団体「凛の会」幹部2人の計4人が昨年7月、起訴された。


・「同情すべきところある」乳児殺害の母親に執行猶予 長崎地裁の裁判員裁判 2010/09/09 21:14
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/438276/

 長崎市の自宅で昨年6月、生後16日の長男の鼻や口をタオルケットなどでふさぎ窒息死させたとして、殺人罪に問われた母親の無職、浜本翔子被告(23)の裁判員裁判で、長崎地裁は9日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 松尾嘉倫裁判長は判決理由で「親の自覚に欠け、自己中心的」とした上で「生活費不足や家事と育児の身体的、精神的負担など、全体として同情すべきところがある」と指摘。弁護側が主張した心神耗弱は認めなかったが「心理的な視野狭窄に陥っていた」と述べた。

 判決後の記者会見で、裁判員を務めた女性会社員(30)は「犯行時の心理が精神鑑定で分かるのかとの疑問もあり、被告を知るほど自分が裁ける立場にいるのかと思った」と語った。


・81歳女性切られ死亡=名古屋の地下鉄駅構内-殺人容疑で23歳女逮捕・愛知県警

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010090500171

 5日午前7時55分ごろ、名古屋市中区金山の市営地下鉄名城線金山駅構内で、刃物を持った女が暴れ、通行人に切り付けた。女は駅員らに取り押さえられた。同市港区辰巳町の無職奥田トシさん(81)が背中や頭などを刺され、病院に搬送されたが、出血性ショックで間もなく死亡した。

 愛知県警中署によると、取り押さえられたのは同県春日井市に住む職業不詳の女(23)。同署は同日夜、殺人容疑で女を逮捕した。女は精神科への通院歴があるといい、調べに対し「わたしに名前はない。死んだ」などと話し、供述調書への署名を拒んでいるという。

 女は奥田さんと面識がないとみられ、同署などは精神鑑定を実施し、刑事責任を問えるか慎重に判断する。(2010/09/05-21:34)


・女性切りつけ 殺人容疑で逮捕 9月5日 20時22分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100905/t10013794561000.html
  
 名古屋市の市営地下鉄の駅のトイレで5日午前、81歳の女性が包丁で切りつけられ死亡した事件で、警察は、5日夜、23歳の女を逮捕しました。警察によりますと、女は調べに対し、意味のわからないことを話しているということです。

 5日午前8時前、名古屋市中区の市営地下鉄「金山駅」のトイレで、名古屋市港区の奥田トシさん(81)が、突然、女に包丁で切りつけられました。警察によりますと、奥田さんはトイレを出て通路に逃げ出しましたが、追いかけてきた女に背後から肩や頭などを刺され、まもなく死亡しました。奥田さんを刺した女は、駅の改札付近で血の付いた刃渡り16センチの包丁を持って歩いているところを駅員らに取り押さえられ、5日夜、殺人の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは愛知県春日井市の23歳の女で、警察の調べに対し「私はきょう生まれた」などと意味のわからないことを話し、事件については何も供述していないということです。女は1人暮らしで、奥田さんとは面識がないとみられ、警察は事件のいきさつを調べています。


・名古屋の女性刺殺、殺人容疑で23歳女を逮捕2010年9月5日20時21分
http://www.asahi.com/national/update/0905/NGY201009050021.html
  
 5日午前8時前、名古屋市中区のターミナル「金山総合駅」の市営地下鉄駅構内から、「刃物を持った女が暴れている」と110番通報があった。同市港区辰巳町、無職奥田トシさん(81)が背中や頭部を刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。中署は同日夜、愛知県春日井市在住の職業不詳の女(23)を殺人の疑いで逮捕し、発表した。

 女は奥田さんと面識がなかったとみられ、行動や話の内容に不自然な点があることから、同署は刑事責任能力の有無を調べる。

 発表によると、女の逮捕容疑は、午前7時55分ごろ、駅構内の女性用公衆トイレと付近通路で、奥田さんの後方から、持っていた出刃包丁(全長28センチ、刃渡り16センチ)で背中や頭部を数回刺すなどして、出血性ショックで死亡させたというもの。奥田さんの背中など約20カ所に刺し傷が、頭部や左上腕部など約20カ所に切り傷があった。

 目撃者らの話によると、女は奇声を上げながら、逃げ出した奥田さんを約15メートルにわたって追いかけ、包丁で切りつけた。有人改札付近でうつぶせに倒れた奥田さんに馬乗りになって、包丁で背中を刺していたところを、地下鉄乗務員に取り押さえられた。女は左手の指にけがをした。通報を受けた署員が現場に駆けつけた際は、立ち上がれず、事情を聴けない状態だったという。

 奥田さんは、駅前のサウナ店の常連客。店長らの話では、この日は暑さを避けて、サウナ仲間といつもよりも早い時間に待ち合わせをしていたという。

 同駅は地下鉄名城線・名港線とJR、名鉄が乗り入れ、複合商業ビルに直結している。駅構内では、血だまりを見て卒倒した若い女性が手当てを受けるなど、辺りは一時騒然となった。

・何度も「痛い」、叫ぶ声 休日朝、包丁で追い回す女 名古屋 2010/09/05 11:48
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/436474/

 「痛い、痛い」。何度も声が聞こえた。「その後、人が外に走っていくような足音がした」。事件発生当時、現場となったトイレの個室内にいた会社員女性(22)は青ざめた表情で話した。外に出ると、トイレの床には血痕が点々と続いていたという。

 駅の乗務員によると、女はトイレから外に逃げてきた奥田さんを追いかけてさらに切り付けたという。女の両手やスカートには血が付いていたといい、「女は『わぁー』とか『きゃー』と叫び声を上げていた」と振り返る。その後乗務員が女を取り押さえ、警官に引き渡した。


・乳児殺害の母親に執行猶予判決、心神耗弱認定、検察調書も完璧過ぎと否定、裁判員にも口止めか
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/435914/
<乳児殺害の母親に執行猶予 出産直後、心神耗弱を認定 福岡地裁 2010/09/03 18:57>

 福岡県直方市の工場の個室トイレで出産した男児を殺害したとして、殺人罪に問われた母親の無職、中尾美穂被告(33)の裁判員裁判で、福岡地裁は3日、懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。

 判決理由で野島秀夫裁判長は「トイレで突如分娩したという想定外の事態で、極度の混乱に陥った」として、心神耗弱の状態だったと認定。「知られたくないという短絡的な動機で、強く非難されるべきだ」と述べた。

 検察側は強い殺意があったと主張したが「被告の検察官調書は、知的能力に照らしてあまりに詳細で理路整然とし過ぎており、ただちに信用できない」として退けた。

 言い渡し後の記者会見に応じる裁判員はいなかった。


・白バイ追跡のミニバイクが衝突事故 女子高生?2人死傷 茨城・つくば 2010/09/01 20:53
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/435036/

 1日午後2時40分ごろ、茨城県つくば市梅園の市道交差点で、白バイの追跡を受けていた2人乗りのミニバイクが乗用車と出合い頭に衝突、ミニバイクの若い女性2人が病院に運ばれたが、1人が死亡し、1人が意識不明の重体。乗用車を運転していた水戸市の男性会社員(23)にけがはなかった。

 県警つくば中央署の調べによると、ミニバイクは交通機動隊の白バイ隊員の追跡を受け逃走中だった。同隊の長山敦彦副隊長は「追跡行為に問題はなかった」と話している。

 同署によると、女性2人は制服のようなブラウスを着ており、高校生とみられる。身元の確認を急ぐとともに、どちらが運転していたかなど事故原因を調べている。


・立腹した女が命令、男を全裸で駅前歩かせる

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100901-OYT1T00021.htm

 神奈川県警緑署は31日、ともに横浜市緑区に住む無職の男(21)と女(22)を、公然わいせつ容疑で横浜地検に近く書類送検する方針を固めた。

 捜査関係者によると、男は、女に命じられ20日午前0時頃から約15分間、終電間際で人通りの多い同区のJR横浜線十日市場駅前などの道路約350メートルを全裸で歩いた疑い。通行人の通報で駆けつけた同署員が男を同容疑で現行犯逮捕し、その後、釈放していた。

 2人は昨年1月頃から同居しており、女は、滞納していた家賃を男が払わないことに腹を立て「服を全部脱げ」「自転車の後をついて来い」などと男に指示。女が運転する自転車の後を全裸で歩かせた。男の服は自転車の前かごに入れていたという。

 調べに対し2人は「ばかなことをした」などと反省しているという。捜査関係者は「前例のない事件。草食系男子が増えているというが、ここまで言いなりになるのは理解できない」と、あきれていた。
(2010年9月1日00時30分  読売新聞)


フェミニズムなど様々な権力で無罪とされた村木厚子

2010-09-10 15:06:39 | 事件、事故
裁判なんてのは、そもそも権力闘争。
そこに正義などない。勝てば官軍。

<郵便不正事件>村木元局長無罪、検察主張認めず 大阪地裁
毎日新聞 9月10日(金)14時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000038-mai-soci

女子トイレでの通り魔女殺人、女性だけの場所は決して安全ではない

2010-09-08 13:36:09 | 事件、事故

 行楽や買物客で賑わう駅構内で起きた通り魔殺人、逮捕された23歳の女は警察の調べに対し意味不明な供述をしているとのことだが、果たしてこの女は本当に刑事責任を問えない程の精神疾患があったのだろうか。

 5日午前8時前、名古屋市中区の市営地下鉄金山駅のトイレで、名古屋市港区の奥田トシさん(81)が、突然、女に刃渡り16センチの包丁で切りつけられた。奥田さんはトイレを出て通路に逃げ出したが、追いかけてきた女に背後から馬乗りにされ、肩や頭など約20カ所を刺され、間もなく死亡した。奥田さんを刺した女は、駅の改札付近で駅員らに取り押さえられ、同日夜、殺人の疑いで逮捕された。

 逮捕されたのは愛知県春日井市の23歳の女で、警察の調べに対し「私は今日生まれた」などと意味不明のことを話し、事件については何も供述しておらず、また、「私に名前はない。死んだ」などと話し、供述調書への署名を拒んでいるという。女は1人暮らしで、精神科への通院歴があり、奥田さんとも面識がないという。従って、警察は女の責任能力の有無を調べる方針だ。

 金山駅は地下鉄名城線・名港線とJR、名鉄が乗り入れ、近年建設された複合商業ビルに直結するなど、非常に利用者の多い駅だ。駅構内では、血だまりを見て卒倒した若い女性が手当てを受けるなど、辺りは一時騒然となった。

・何度も「痛い」、叫ぶ声 休日朝、包丁で追い回す女 名古屋 2010/09/05 11:48
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/436474/
・81歳女性切られ死亡=名古屋の地下鉄駅構内-殺人容疑で23歳女逮捕・愛知県警
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010090500171
・女性切りつけ 殺人容疑で逮捕 9月5日 20時22分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100905/t10013794561000.html
・名古屋の女性刺殺、殺人容疑で23歳女を逮捕2010年9月5日20時21分
http://www.asahi.com/national/update/0905/NGY201009050021.html
(何れも記事全文は「男女関連事件、話題(9月号)」に記載)

 以上が事件の一部始終だが、ここで気になるのは、女の実名が伏せられている点だ。報道も最初から実名報道をしていないが、これが男だったらどうだろう。まず最初に実名報道ありきで、精神鑑定等を行い責任能力に疑問が生じた時点で匿名に切り替えるという体制にならないだろうか。ここにも既に、男と女での扱いの違いが表れている。

 更に注目すべきは、女の責任能力という点だ。報道が事実であれば、「私は今日生まれた」、「私に名前はない。死んだ」という発言は確かにおかしい。しかし、それ以外にも女は何か話しているだろう。それらについては報道されていないためわからない。供述の中から意味不明なものだけを取り出して報道し、女の精神異常を演出することも可能なのだ。

 しかも、女の事件時の行動と逮捕後の供述に隔たりが感じられないだろうか。例えば刃渡り16センチの包丁を普段から持ち歩く人はごく僅かだろう。これは明らかに犯行が計画的であることを意味する。そして犯行場所が女子トイレというのも、男性が立ち入らない場所を敢えて選んでいるように思える。何故なら、周囲に男性がいると、犯行途中で取り押さえられ未遂に終わってしまう可能性が高いからだ。

 そうなると、今後こうした女による犯行が増加するならば、いずれ女性専用車両など女性のみが集まる場所で悲惨な事件が引き起こされる可能性もある。女性だけだと安心出来るなどというのは、単なる幻想に過ぎないということだ。

 そして警察の取調べで、供述調書に署名をしないのも明らかに意図的だ。「私に名前はない。死んだ」などというのは思い付きの言い訳をしているだけなのではないだろうか。

 そもそも、精神科に通院歴があったとしても、鬱病や不眠症などで通院することもあるし、むしろ現代のストレス社会ではその手の理由で通院している人の方がはるかに多い。従って、精神科の通院歴イコール異常行動と考えるのはあまりに短絡的だ。因みに現在鬱病の患者は約100万人と言われているが、これは通院している人の数であって、日々の過酷な労働に追われて鬱病でも医者にも行かず無理して仕事を続けている人などはカウントされないので、実数は計り知れない。

 この事件、月曜以降報道がばったりと止まっている。これもフェミニズムの圧力なのかどうかわからないが、女だからという理由で安易に心神耗弱を認定して無罪や軽罪にしてしまっては、亡くなった人が浮かばれない。そして、こうした暴走女を生み出す社会環境には、フェミニズムはじめとする権力主義が大きく関与しているということを忘れてはならない。