社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

クリスマスは苦しみます ~♪むなし、この夜~

2006-12-25 11:14:39 | 結婚、恋愛
 昨日はクリスマス・イブ、本日はクリスマスである。街はアベックで溢れ、幸せな気分が漂っていると言いたいところだが、実はそうでない人達も決して少なくない。

 2chのニュース速報+板には昨日の夕刻頃からシングルベル(Single Bell)を余儀なくされた多くの男性の嘆きや怒りの声が殺到した。その中から幾つか印象に残ったものを紹介しよう。

 一人目の男は、妹が彼氏を家に招き家族で食事会をするという。しかし男本人は二階の個室に閉じこもって食事会には参加しないそうだ。確かにそうだろう。相手のいない恥を晒して妹の恋人と顔を会わせることなど出来るはずが無い。それにしても、この男の妹は自分の兄の現状を気遣ったりはしないのだろうか疑問である。

 二人目の男は、弟が隣室で彼女を連れ込んで来たというもの。恐らくこれから「儀式」が始まるのだろう。社会的責任など地位的な立場は当然兄であるこの男の方が大きいのに、かえってその負担があだになり女性から敬遠されてしまうという非常に気の毒な例である。長男より次男の方が早く結婚出来るという理不尽な今の社会情勢を物語っている。

 三人目の男は、スーパーの女性店員にアタックしたが冷淡な態度を取られたというもの。これも文面には表れていないものの、この女性店員の態度がいかにもこの男を見下すような雰囲気に感じられたのだろう。最近はストーカーも増えているため、気の無い相手にはわざと冷淡な態度を取る女性もいるというが、相手に悪い印象を与えれば逆恨みされる可能性もありむしろ危険である。しかもそうした無差別的に相手を悪者と判断してしまう発想は、男性を全て痴漢扱いする女性専用車両と全く同じであり、絶対に容認してはならない。

 そして最後の男は、女友達はいるがどうも自分は本命ではないらしいというもの。今日もその女友達は何をしているかわからない。今迄食事ぐらいはしたことあるが、全て男の奢りだという。これについては、財布代わりに利用されているだけだという意見が相次いだが、本人にしてみれば彼女が頼みの綱のようで、そう簡単には諦め切れない様子だった。

 この他にも、彼女居ない暦=年齢、を示す書き込みなど痛々しい書込は夜通し続いた。しかしそうした最中にも、恋人同士は今頃最高潮に達していると想像させる書込がなされるなど、極めて屈辱的な思いをさせられた男性は多かったようだ。

 但し、「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日」という書込には複雑な思いだった人も多いだろう。白血病で亡くなったカンニング中島忠幸さんの告別式が行われたのも昨日24日だった。

 ところで、何故このクリスマスの時期にセックスが当たり前という風潮を作り上げてしまったのだろうか。プレゼントの交換ならば商法的な理由ということで解釈は出来るが、セックスに結びつく理由は簡単には見つかりそうもない。

 私は、男性が性欲に対して過剰に制限されていることがこうした風潮を招いているのだと思う。例えば女性と交際を求めようとも告白しただけでセクハラ扱いされたり、交際中も男性が全て奢るなど女性の御機嫌取りに手を抜けないのは当然だったり、また別れを言い出すのはほとんど女性の方からなど、男女交際において圧倒的に女性優位の「恋愛格差」が生じているからではないだろうか。この格差は適齢期の男女人口比で男性の方が多いため女性の取り合いになっている現状に起因している。

 格差があるために、女性を獲得出来た男性は優越感に浸り、そして単身の男性に対しては、努力が足らないから、怠慢だから彼女が出来ないのだと見下す。市場原理から見れば当然かも知れないが、それでは益々希少価値の女性の我侭を一層加速させてしまうことになり、男性は更に苦しい努力を求められることになる。また恋愛や結婚に市場原理を当てはめるのがそもそも良いのかという疑問がある。

 基本的人権、生存権といった必要最低限の権利を保障する手段として例えば人を殺してはいけないなどの法律が存在する。しかし充実感のない屈辱的な人生が果たして生存権と言えるだろうか。誰しも異性と共に暮らし、子孫を産み育て後世に受け継がせていくのは人として最低限保障されるべき権利であり、義務ではないだろうか。

 男女一人ずつの組が家族の基準、そこから幸せが生まれ、新しい命が生まれていくのだ。これは未来永劫絶対に変わることはない。一部の女性に多い生涯独身でも良いなどという論調は結婚を求める男性の意識を無視した卑劣なフェミニズムの暴挙なのだ。

 従って、今回辛い思いをした人は、ネットでも実社会でもどこでもいいからとにかく自分の被害者感情を強く主張して、女性から男性への歩み寄りを求める主張をしていくべきだと思う。彼女が出来ないのは男性本人のせい、と言うのは勝者の言い草であって、そう言い放つ男性の彼女は得てしてどんな男性にも献身的である優しい女性の場合が多い。これに対し空いている女性は身勝手で協調性のない場合が多いのだから、獲得するには既に売れている女性に対してよりも大きな努力が必要になるのだ。それを考えずして勝ち誇ったようなことを言う男の言い分など無視すれば良い。

 そして、今回シングルベルを迎えた女性に言いたい。事情は色々あるだろうが、貴方を求めている男性は限りなく沢山居るということ、そして彼らを幸せにしてやる義務が貴方達女性に課せられているのだということを認識して欲しい。

★☆★年末年始休載のお知らせ☆★☆
 本ブログにお越し下さいまして誠にありがとうございます。今年の記事掲載は、本日12/25を以って休止とさせていただきます。
 来年は、1/5より開始の予定です。今後とも、本ブログをよろしくお願いいたします。(管理人)

フェミニズムの本音は「女性専用参画社会」 ~女性専用車両の波及効果~

2006-12-23 08:58:22 | 交通(女性専用車両)
 「ワクチンが不足していますので、接種は女性のみにします。男性には接種しません。」こういう時代がやって来るかも知れない。フェミニズムが導入した女性専用車両は社会の全てを女性専用と化してしまうのか。

 女性専用車両に関する論考が2chニュース速報+板で話題を呼んでいる。(*1)

(*1)【社会】 女性専用車両に乗れない女性心理…「ネットで、"男性少ないと安心"と答える不美人女性が晒されててトラウマに」★4
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1166778562/l50

【独女通信】女性専用車両に乗れない女の心理(中沢 夕美恵、2006.12.20.)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2884541/detail
(2chスレの元ニュース)

 女性専用車両は男女共同参画社会を形成するためにフェミニズムが仕掛けた女性特権策であることは既に説明するまでもないことだが、フェミニズムはあの手この手で女性専用車両の正当化に必死である。今回紹介の論考もそうした流れの中で出てきたのだろう。

 では、2chニュース速報+板での議論はどうかというと、相変わらず多く見受けられるのが「男性専用車両も作れ」というものだ。

 しかし、男性専用車両の導入は国土交通省が今から3年前に作成した報告書で既に否定されていることに注目したい。(*2)

(*2)女性専用車両路線拡大モデル調査報告書
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/15/151209/02.pdf

 この報告書では、「通勤時間帯の運用なので男性旅客が圧倒的に多いことを勘案し、男性専用車両の運用は考えていない。(21頁)」、「男性専用車両導入について、反対する女性参加者はいなかった。また、今回の試験導入におけるアンケート結果を見てから痴漢冤罪防止のために設けるべきとの意見もあった。これについては、鉄道会社側では留意しているものの現時点ではそれほどニーズが高いとは判断しておらず、導入は予定していない。(108頁)」、など最初から男性専用車両の必要性を打ち消すような論調が目立つ。

 また念のため申しあげておくが、男女共同参画・フェミニズムというのは内閣府だけでなく全ての省庁に横断的に影響が及んでいるもので、国土交通省も例外ではなく、この報告書もフェミニズムに都合のいい内容に仕立て上げられたものであることは言うまでもない。

 では、男性専用車両を何故導入しないのかということだが、これはフェミニズムにとっては当たり前のことで、連中は最初から女性専用有・男性専用無の組合せで導入しようとしていたということだ。それは全国各地に女性センターなるものは存在するが男性センターは存在しないという実態を見ても明らかである。

 つまり、フェミニズムは元々社会全体を女性専用にしようとしているのであって、男性を不当に貶めようとしか考えていないのだ。その一環として、女性専用車両を導入し、女性の特権意識を定着させようとしているのだ。

 そして、この女性専用という傾向を社会の隅々に浸透させることによって男性を社会排除しようというのが連中の狙いだ。例えば、阪神大震災のような一度に多数の負傷者が発生した場合で治療が行き届かず、治療の優先順位を付ける必要がある場合、女性負傷者を優先的に治療し男性負傷者を後回しにするということもあり得る訳だ。これは伝染病が蔓延しワクチンが不足した場合や食糧事情が悪化し配給が充分に行き届かなくなった場合なども同様に起こり得るのだ。

 現状でもDV対策が女性だけを被害者と断定していることからも、こうした女性専用の傾向は決して珍しくなく、益々拡大されてしまう恐れがあるのだ。

 痴漢対策だから在ってもいいとか、自分は電車に乗らないから関係ないなどと言っている場合ではないのだ。フェミニズムが目論む女性専用車両は「女性専用参画社会」への下地作りに過ぎないのだ。

 もしもこの記事をご覧の女性がいたら改めて考えて欲しい。或いは身近な女性にこの記事を読んで貰って考えて欲しい。「それでも貴方は女性専用車両に賛成するのか」と。

★☆★年末年始休載のお知らせ☆★☆
 本ブログにお越し下さいまして誠にありがとうございます。今年の記事掲載は、12/25を以って休止とさせていただきます。
 来年は、1/5より開始の予定です。今後とも、本ブログをよろしくお願いいたします。(管理人)

生活保護支援縮小はフェミニズム政策拡大のため

2006-12-21 11:02:46 | 家庭、教育
 生活保護支援を縮小し、浮いた金をDV対策に当てるのか。税金の使い道をフェミニズム関連ばかりに集中させる傾向は、まさしく国家全体のフェミニズム腐敗と言えるだろう。

 昨日、NHKの「クローズアップ現代」という番組で生活保護者の自立支援における問題を取り上げていた。番組では50代と思しき女性の例を挙げていた。

 この女性は離婚後独居となり、生活保護を受けていた。しかし自立支援の名目で就労を促され、列車内清掃の仕事を紹介してもらったものの、勤務は過酷で数ヶ月で体を壊してしまった。

 女性はこのことを職安にも相談に行ったのだが、担当員は「頑張って下さい」の一点張りで何も事態は変わらなかった。一方生活保護は仕事に就いた時点で既に打ち切られていた。

 結局、女性は仕事を辞めざるを得なくなった。しかし生活保護を再度受けることは出来なくなったという。

 生活保護を打ち切るために、無理な就労を勧められ、自立も出来ていないのに保護だけが打ち切られてしまうという典型的な事例であった。しかしこうした事例は決して少なくない。

 これとは対照的に、DV対策については保護政策で溢れている。先日紹介の野牧雅子氏のサイト(*1)では、DV対策として、DV被害認定者に対する生活保護の適用や、10代の妊娠女性やホームレス女性への対処などを女性センターで行うため、必要な人員配置を積極的に行うべきといった趣旨の記載がある。

 一方では支援を縮小し、フェミニズム関連では無制限に支援を拡大し、税金を湯水の如く使っていく。税金は全てフェミニズム蔓延のために使うのだという連中の醜い野望が伺える。

 今回の番組では女性の例を挙げていたが、男性の場合は初めから生活保護自体受けられないことが多い。ホームレスに男性が多いのはそうした男性差別があるからだろう。

 また女性司会者や女性記者が中心となって番組を報道していたが、結婚して家族を養うという責任を果たすつもりのない女性が職場を占領している現状も、企業利益を圧迫させ、労働環境を悪化させている原因の一つと言えるのではないだろうか。

(*1)DV法第二次改正に向けた意見交換会報告2(H18.12.11)
ぎょえー 言いたい放題!! 男女の仲を引き裂いとて 公金むさぼるこの不思議
http://www5f.biglobe.ne.jp/~constanze/nomarin450.html
(野牧雅子氏はDV対策に批判的である。)

★☆★年末年始休載のお知らせ☆★☆
 本ブログにお越し下さいまして誠にありがとうございます。今年の記事掲載は、12/25を以って休止とさせていただきます。
 来年は、1/5より開始の予定です。今後とも、本ブログをよろしくお願いいたします。(管理人)

医療界からの男性の締め出し

2006-12-19 11:35:43 | 医療
 産婦人科医療から男性を追放せよ、どうもそんな声が聞こえてきそうだ。セクハラ、痴漢、リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(*1)など、女性の性意識だけを優先させて男性を支配しようというフェミニズムの陰謀が、医療界にも蔓延している。

 今年度、日本産科婦人科学会に入った医師は、これまでより2割以上減り、特に男性医師の減少が著しいという。(*2)

(*2)産婦人科医希望2割減、研修必修化以降、特に男性が敬遠
http://www.asahi.com/life/update/1217/007.html

 出産の立会や婦人科の診療などを含めた臨床研修が平成16(2004)年度から必修化された。研修では実際の患者を相手にするので、男性医師の立会は患者から拒否されるケースも増えているという。どうもこれが男性医師の敬遠を招く結果となっているようだ。

 ここで注目すべき点は、臨床研修を必修化した経緯である。より能力の高い医師を養成する目的ということなのだろうが、そのために男性の門戸が狭められるというのでは意味が無い。

 女性専用外来診療や乳癌検診の機械化など、医療界にもフェミニズムの影響が蔓延している現状がある。またこうした動きを宣伝することで、女性の羞恥心を過剰に煽り、女性患者から男性医師を隔離し、恣意的に女性医師の需要を増やそうというフェミニズムの狙いがあるのではないだろうか。

 また、数ヶ月前にNHKで高齢化医療や医療民営化など医療全般をテーマとした特集番組が報道された時でも、やたらに女性医師の必要性を訴え、ゲストにもフェミニストとして名高い遥洋子氏を迎えるなど医療の本質とは外れた番組構成が目立った。

 更に、セクハラ、痴漢、リプロダクティブ・ヘルス・ライツといった、女性の性意識を特別視したフェミニズムの社会活動が男性に対する偏見意識に拍車をかけている。産婦人科の臨床研修で男性医師の立会が女性患者から拒否されるケースが増えている傾向もこうしたフェミニズムの影響の表れと言えるのではないだろうか。今後この影響は産婦人科に限らず医療界全体に波及する恐れがある。

 医療とは、人の命を預かるものである。その分野に対して医師の男女比を調整しようなどというフェミニズムの考えこそ全くの言語道断と言えるのではないだろうか。しかもそのために男性医師に対する偏見意識を女性に対して植え付けようというのは、医療界全体に対する冒涜といえるだろう。

 このように、フェミニズムとは一見無関係と思える分野にも着々と魔の手が忍び寄っていることにも注意したい。駅などで見かける「痴漢撲滅、泣き寝入りしないさせない」というポスターや女性専用車両が平然と運行されている事態も、女性に対する性意識や男性への偏見を助長させ、それが医療分野にも徐々に影響を及ぼしているのだ。

(*1)リプロダクティブ・ヘルス・ライツ
 フェミニズム用語の一つで、堕胎も含め、女性が自由に性生活を営める権利。つまり全ての性的接触において女性の意識が絶対的であるという考え方。

【主な出来事、話題】
・NHK職員が列車内で男子大学生に痴漢で逮捕、東京。(12/16)
・日本の省エネ技術、中国への流出に協力強化、経産相。(12/17)
・物置に出産直後の乳児遺体、44歳母逮捕、夫は妊娠知らず、宮城。(12/18)
・整髪具や衣類等34点万引、44歳母と16歳娘と友人の15歳少女を逮捕、名古屋。(12/18)
・万引で任意同行の15歳少女、抵抗しパトカーに頭突き、硝子破壊で逮捕、神戸。(12/18)

教育基本法改正、要点は「愛国心」にあらず

2006-12-17 12:07:40 | 家庭、教育
 教育基本法の改正が今国会で成立してしまった。「愛国心」の是非が本法の中心的テーマと考えられがちだが、実はもっと奥が深い。千葉展正氏のブログにも本法についての批判が繰り広げられている。(*1)

(*1)教育基本法「改正」案を全面批判する
http://kihonhou.blog67.fc2.com/

 このブログの冒頭に、「自公合作の教育基本法『改正』案が成立すれば、サヨクや日教組が喜ぶ『教育版人権擁護法』、第二の『男女共同参画社会基本法』と化す」、とあるように、本法の問題点は今迄にも増してフェミニズム教育が行われるようになるだろうということだ。

 今でさえ、中学の教科書に夫婦別姓の概念が記載されていたり、社会科や家庭科など学校教育はフェミニズム漬けであるのに、これ以上何を教育するというのだろうか。まさか自分の両親を離婚させることを宿題に出すとでも言うのだろうか。

 また、このブログの12月12日付記事、「サギを烏と言ひくるめる議会答弁六十年前も今も変はらぬ光景」の中では、日教組が反対している法案なら賛成すれば良いといった安直な保守派に対しても警告を発している。

 「愛国心」を前面に出していかにもそれが大きなテーマであるかのようなマスコミの論調に惑わされないように気を付けたい。

【主な出来事、話題】
・虐待か、3歳女児が死亡 あざや衰弱、母親を聴取、宮城。(12/15)
・産婦人科医希望2割減、研修必修化以降、患者が立会拒否などで男性が敬遠。(12/15)
・ノロウイルスが猛威、全国中学駅伝でも欠場続出、山口。(12/16)
・ごみ袋に入った若い男性のバラバラ遺体発見、東京。(12/16)
・フィギュアGPFで韓国の金妍兒が優勝、日本勢など体調不良者続出。(12/17)

女性権力の更なる強化を阻止せよ ~DV法の改悪~

2006-12-15 11:49:24 | いじめ、DV
 配偶者暴力防止法(以下、DV法)の更なる改悪が推し進められようとしている。この法律は、平成13年創設以来、施行後3年をめどに順次改正することが既に決定している。創設当初から問題点は指摘されていたものの、暴力に苦しむ女性を救うために必要であるという理由だけに押し切られ、批判もそれほど強く出来なかった。しかし改正毎に適用範囲の拡大や女性の特権的要素が強く反映されるものとなっている。

 以下は、以前も紹介した野牧雅子氏のHPにおいてDV法の改正点をまとめたものである。(*1)

(*1)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~constanze/nomarin449.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~constanze/nomarin450.html

 更に、このDV法の改正を巡る問題点について以下にまとめられている。(*2)

(*2)☆ドメスティックバイオレンス運動の狂気Ⅳ★
http://love5.2ch.net/test/read.cgi/gender/1154221857/903-904

 要約すれば、DV法を利用して、女性が権力的に男性をねじ伏せることができてしまうということだ。例えば、(*2)のリンク先「精神的暴力」と言っても何を精神的暴力とするかは極めて曖昧であり、女性が気に入らないと思えば何でも精神的暴力として男性を処罰できてしまうのだ。

 更に、「性差別禁止法、性暴力禁止法の創設」など、性行為は合意の有無を問わず全て男性は加害者になり得るなどとして規制を強化し、逆に売春防止法など女性を処罰対象としたものを撤廃する狙いも伺える。

 こうしたフェミニストの権力主義は、何もDVに限らず、職場トラブルなどにおいてもセクハラ、モラハラ、パワハラ、アカハラなど被害者権力として、社会の全てにおいて女性が我が物顔で振舞える仕組みを着々と作り上げているのだ。

 大学で卒業単位が認められなければ「アカハラ」と言って単位を強引に認めさせ、職場では自分のやりたいことだけをやって、残業命令が出ようものなら「パワハラ」として拒否し、自分が何とも思ってない男性から告白されれば「セクハラ」と言って男性をクビにして、男女交際では自分が別れたいと思えば勝手に別れて、相手男性が拒否してもDV、ストーカーだと言って正当化し、結婚も離婚も子供を作るも作らないも全て女性の意識だけを最優先して、男性が一言でも不満を言っても全て精神的暴力(DV)として認めない、こうした身勝手な女性が堂々とのさぼる社会がやって来ることは決して笑い話でもないのだ。

 尚、DV法に関しては内閣府男女共同参画局でも意見募集を行っている。参画局のサイト(*3)で、「配偶者暴力防止法及び関連する施策に関する意見募集について」の項目から意見投稿が出来る。焼け石に水と思わず、反対意見を積極的に送って欲しい。但し期限が本日までだ。

(*3)内閣府男女共同参画局
http://www.gender.go.jp/

 女性の権力乱用を推進するDV法こそ、男性に対するDVであり、ハラスメント以外の何物でもない。

【主な出来事、話題】
・テレビ東京系「ポチたま」出演のラブラドール犬・まさお君が死ぬ。(12/09)
・三菱自動車タイヤ脱落事故「虚偽報告」裁判で3被告と法人に無罪判決。(12/13)
・3人乗りミニバイクが衝突、中2女子2人死亡、兵庫・尼崎。(12/16)
・期間従業員(期間工)の正社員化を来春闘で要請へ、全トヨタ労連。(12/16)
・4歳女児がJR北陸本線越中宮崎駅で列車にはねられ死亡、富山。(12/16)

命を粗末にする「非婚主義」 ~今年の漢字「命」~

2006-12-13 11:39:31 | 結婚、恋愛
 日本漢字能力検定協会が発表する、世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が「命」に決まった。いじめによる自殺、生活苦、虐待死、飲酒事故など、命の大切さを改めて考えさせられる事件が多かった今年ではあったが、ただ単に命は大切と唱えているだけのマスコミの論調に私は違和感を感じずにはいられない。

 例えば虐めによる自殺にしても、虐められた子が安易に自殺という逃げ道を選んで命を粗末にしているなどという論調は、的外れどころか益々虐める側を増長させてしまうのではないだろうか。本ブログでも虐めに関する話題は何度となく取り上げているが、悪いのは虐める側だというのは何度も申し上げた通りだ。そして命を粗末にしているのも虐める側なのだ。虐められる側は虐める側により間接的に殺されていると考えなければならない。

 そして、命との関連性はあまり報道されないものの、大きく関係しているものとして私は少子化の問題を取り上げたい。出産というのはまさしく新しい命を生み出すものだ。産れたばかりの赤ん坊が母親と顔を合わせ笑う姿などは誰しも微笑ましいと思うだろう。こうした新しい命を産み育てることこそ命の大切さの原点なのではないか。

 ところが世の女性達は結婚や出産に否定的である。仕事と家庭が両立できないとか、男性が協力的でないなどというのは単なる言い逃れだ。それよりも女性自身が命の大切さを認識していないから結婚しようともしないのだ。子供を虐待死させてしまうかも知れないから産まないなどというのは本末転倒であり、そういう育児に自信がない女性はまさに「いくじなし」と言っていいだろう。

 女性が結婚生活より仕事中心の生活に憧れるのはフェミニズムの悪影響であるというのは今までに何度も申し上げた通りだが、単純に仕事を辞めて家庭に入れと言うだけでは説得力が低いのも事実である。そこで、フェミニズムは新しい命の誕生を妨げるもので、命を粗末にした悪質な思想であるという論調で批判をしてみてはどうだろうか。こうした思想を基礎にして男女共同参画が成り立っているのだから、少子化になるのも当然で、家庭でも共働きで母親が家にいない子供が増え、対人関係もろくに学べず、虐めにも繋がると言えるのではないだろうか。

 ところで、犬を飼う独居女性は婚期が遠のくとか、自分は頭が良すぎるからなど、非婚主義を貫く一部の偏見的な30代女性の声をまとめた論考(*1)が2chのニュース速報+板で話題になっている。こうした女性こそまさに命を粗末にする真犯人と言えるのではないだろうか。

 また対照的に、今年の赤ちゃんの名前ランキングがベネッセより発表された。少子化とはいえども産まれる所には産まれるものだ。詩人の新川和江さんは母親になった喜びを「赤ちゃんに寄す」で「<わたしが生んだ!>/どんな詩人の百行も/どんな役者の名台詞も/このひとことには/適いますまい」とうたっている。命への賛歌でもあり、共感する人は多いだろう(*2)。この新川さんの言葉を、非婚主義の女性達に聞かしてやりたい。更に彼女らに「貴方にとって命とは何か?」と問い質したい。

(*1)【独女通信】「負け犬」と「飼い犬」のアブない関係
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2837363/detail

(*2)東京新聞「筆洗」より引用
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20061213/col_____hissen__000.shtml

【主な出来事、話題】
・豊作過ぎてキャベツ価格下落、愛知など産地で9710トン廃棄。(12/07)
・引篭り更生施設で監禁致死、元代表の50歳女に懲役4年判決、名古屋地裁。(12/07)
・実父を放火殺人の19歳少女を逆送、刑事処分が相当、千葉家裁。(12/08)
・寒さでタクシー待ち切れず、トラック盗んだ32歳女を逮捕、秋田。(12/08)
・男児2人を殺害、49歳の母親を逮捕、北海道・遠軽町。(12/10)

貧困問題を女性の労働問題と摩り替える報道 ~NHK、女性たちの叫び~

2006-12-11 11:20:21 | 労働
 確かに、経済的な問題は深刻なものだろう。しかし、それは何も女性に限った話ではないはずだ。リストラされた独身男性や父子家庭など同様の問題はある筈だ。それに幾ら経済的には裕福であっても、単身で年老いてしまう人などは生きていても何の喜びも感じられなくなるのではないか。

 昨晩、NHKの特集で、「ワーキングプアⅡ、働く貧困層、女性たちの叫び」と題して働いても貧しい女性にスポットを当てた番組が放映された。

 まず一組目は離婚して2人の子供を抱える30代女性の話。2つの仕事を掛け持ちしても生活は苦しいという。

 次に二組目は父親と妹との3人暮らしである20代前半の女性の話。高校時代は成績も良く、イラストが得意で表彰経験もあったのだが、両親が離婚後父親が病気となったため、進学が出来なくなった。現在は妹と一緒にパート労働で生活を支えているという。

 この二組の事例では、何れも離婚がきっかけで家庭を不幸にしていることがわかる。しかし何れも離婚の原因などには触れておらず、働く女性の労働環境を問題視する話に終始していた。

 こうした様々な苦しい事情の人達がいる一方で、共働きで贅沢が出来る家庭も存在する。女性が結婚、出産後も働き続けられる環境を整備するなどといっても、それは所詮「勝ち組」の者達にしか通用しない。しかも彼らのための子育て支援などの税金は、消費税などの形で生活困窮者からも徴収されるのだ。

 これらの生活格差を是正するためには、既に問題が複雑に絡み合っているため、単純な対策では効果が無い。しかし家庭の大切さを説き、早婚を促し、安易な離婚を防止するなど家族単位の生活を社会標準とすることによって、その上で雇用問題などを解決していくのなら何らかの改善は見込めるのではないだろうか。

 少なくとも、家計責任を負わない独身女性が職場を占領し、雇用を圧迫させている現状では問題は悪化するばかりだろう。年金分割や個人単位での医療保険証の交付など、フェミニズムが企む家族解体、個人化推進を野放しにしていたのでは健全な社会はやって来ないのだ。

【主な出来事、話題】
・飲酒事故起こし、警官から検知管奪い壊す、40歳女を逮捕、千葉。(12/07)
・万引で公判中の中学教諭の44歳女を懲戒免職に、島根県教委。(12/07)
・手紙200通超、79歳男性にストーカーの70歳女を逮捕、茨城。(12/08)
・岐阜県裏金問題で懲戒免職となった元職員の55歳男性が自殺。(12/08)
・男女共同参画課の50代女性課長補佐が産経新聞コラムを女性センターに対し隠蔽指示、千葉・船橋。(12/09)

フェミニズム撤廃には更なる活動を ~市川市のジェンダーフリー是正条例~

2006-12-09 17:30:41 | Weblog
 セクハラやDVの定義に関して問題はないのか、公務員などの女性積極登用(ポジティブ・アクション)は認められるのか、女性専用車両は許されるのか、レディースデーはどうなのか、こうした市民生活の意識に大きく影響を及ぼすものに対して何か変化はあるのだろうか。

 千葉県市川市の男女共同参画条例で一部過剰なジェンダーフリー概念があるとして、それを是正する条例が保守系会派の賛成で可決された。(*1)

(*1)過剰なジェンダーフリーを是正した新条例が千葉・市川で可決
http://www.sankei.co.jp/chiho/chiba/061207/chb061207000.htm

 今回制定された新条例は、旧条例でのジェンダーフリー概念による強制的な男女均一を改めるもので、教育現場での男女別名簿や男女別着替えなどを奨励し、「母性の尊重」など男女の特性を認め尊厳を重んじる社会の実現を目指すとしている。

 これを受けて、保守系の掲示板などでは新条例を歓迎する声が挙がっている。しかし、今回の是正は表面的なものに留まり、フェミニズムの真意である女性権力志向に対抗するという観点ではまだまだ力が弱いと言わざるを得ないのではないだろうか。

 例えば、セクハラの定義などは全て女性に権限があるなどというのは、女性権力の典型例である。職場でも学校でもどのような間柄であれ男女間の性的な接触に関して、女性だけに決定権を与えるという考え方自体不合理の筈である。だが現状そうした不当な判断により社会排除される男性が後を絶たないのだ。

 他にも、DVや離婚訴訟、恋愛や婚姻における男女格差、公務員採用など雇用面での女性優遇、更には女性専用車両その他各種女性向けサービスのあり方など、男女共同参画の影響を受けているものは沢山ある。これらに関してもメスを入れるような対抗策こそ必要ではないだろうか。

 フェミニズムは決して男女平等など求めていない。果てしない女性優遇を求めているのだ。それが即ち女性権力、女尊男卑に繋がるのだ。それを忘れてはいけない。

【主な出来事、話題】
・採決無断欠席の佐藤ゆかり、片山さつき両議員を処分。(12/04)
・覚醒剤使用容疑の32歳女保育士を懲戒免職処分に、三重・四日市。(12/06)
・父親を刺殺した37歳の娘、起訴事実認める、名古屋地裁。(12/06)
・仙台から研修旅行の高2男子、尼崎の運河で遺体で発見。(12/06)
・扉外に女子高生が足を挟まれたまま列車走行、途中鉄橋も通過、福岡。(12/07)

石原真理子は男女共同参画の広告塔か?

2006-12-07 11:17:36 | 芸能、音楽
 女優の石原真理子氏が自らの男性遍歴を暴露した自伝を出版するそうだ。これを受けて、各方面では早くも「石原バッシング」が展開されている。

 昨日の記者会見で石原は、「(今迄の交際を)誇りに思っている」、「いじめやセクハラなど、苦しむ人へのメッセージとしたい」、など出版の意義を強調した。そして「男性の立場を考慮したか」、「了解はとったのか」、など記者からの批判的な質問にも、「自分の人生を書いただけ」、「半分以上の相手には連絡を入れた」など落ち着いた様子で弁明した。

 この本では、石原が過去に交際した13人の男性が実名で登場する。中でも当時から有名だった安全地帯の玉置浩二氏との交際に関して詳細な記述があり、「二人で死んじゃおっか」という心中未遂の話や玉置から受けた暴力の話が記されているという。

 しかしこの話題、ただの芸能ネタと言えばそれまでだが、セクハラや交際相手からの暴力(DV)など、男女共同参画、フェミニズムとの関連を疑わずにはいられない。しかも人権週間のこの時期に出版会見を行うなど、何か狙いすましたかのような意図が見え隠れする。

 石原とフェミニズムの有力者とが直接関係はないにしても、人脈を辿れば必ず間接的ではあれど有力フェミとの接点は見つかるであろう。それに何も関連がなかったとしても、今現在各地で行われている人権週間に関する講演会などで、この本の話題を引用してセクハラやDVの宣伝活動が行われる可能性は十分にあり得るのだ。

 今回の暴露本騒動も決して対岸の火事では済まされないのではないだろうか。

【主な出来事、話題】
・生後1ヶ月の女児を路上に置き去り、母親を逮捕、静岡。(12/02)
・母親を刺殺後飛び降り自殺を図った長男が重傷、東京。(12/02)
・小学校教諭が交通事故児童の画像など無断転載で刑事告訴、愛知。(12/03)
・野田聖子議員、鶴保庸介議員との事実婚解消同意文書交わしていた。(12/03)
・近未来通信、詐欺容疑で捜索、被害額400億円か、警視庁。(12/04)