社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

家庭不和は人格を破壊してしまう --元光GENJI赤坂晃容疑者覚醒剤事件--

2007-10-31 11:24:11 | 家庭、教育

 かつて一世を風靡したアイドルグループ光GENJIの元メンバー、赤坂晃容疑者(34)が、路上で覚せい剤を所持していたとして逮捕された。調べに対し、赤坂容疑者はストレスがあったと供述している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000007-sanspo-ent

 赤坂のストレスの原因には今年春頃からの離婚問題が大きいようだ。自分が出演する舞台に5歳の長男を連れてくるなど、子煩悩で有名だったらしい。それだけに、家庭のことで思い詰めていることも多くなったのだろうか。

 時代と共に、離婚が増えている。元凶は家族破壊のフェミニズムであることは言うまでもないのだが、更に注目すべきは、家族破壊は人の心まで破壊してしまうということだ。

 今回逮捕された赤坂にしても、離婚問題がなければ決して覚醒剤には手を出していなかったかも知れない。家族という自分にとってかけがえのないものを失ってしまえば、自暴自棄になるのも仕方がない。世に起きている様々な犯罪も、こうした人の心を破壊する何かが背景として存在するのだろう。

 一方で、家族を自発的に破壊してしまう幼児虐待死における母親には司法の判断は非常に甘い。先日も乳児刺殺の母親に対して心神喪失であったとして無罪の判決が言い渡された。

乳児刺殺の母親に無罪 「心神喪失」認定 10/26 13:22
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/94228/

 家族破壊により幸せを失った赤坂は今回の事件で実刑に問われることは間違いないだろう。しかし家族を率先して破壊した母親には心神喪失として無罪になる。事件の種類は違えど何か矛盾を感じずにはいられない。

*** お知らせ ***
NPO法人「家族の絆を守る会」講演会のご案内
http://familyvalueofjapan.blog100.fc2.com/blog-entry-40.html

 きたる11月19日(月)、豊島区生活産業プラザ8F多目的ホールにおいて、家族の絆を守り育てる講演会を行います。
 少し前までは考えられないような家庭や学校での事件が起こるたび、私達は恐怖と絶望感に襲われます。子供が健やかに育っていくための環境がいつの間にか崩壊し、子供達が、そして家族が危機的状態に晒されています。
 私達はここで手を拱いているだけではなりません。崩壊している家庭、学級、学校の問題について真正面から向き合い、健康で規律を守り安定した精神状態の子供達が育つような環境を作りあげていきたいと思います。
 講師の松居和先生は、音楽家そして埼玉県教育委員としてご活躍しています。米国における音楽活動と平行し、日本でも家庭崩壊の問題、保護者の役割についての講演活動をされています。
(一部引用、本ブログは上記団体とは無関係です。)

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勤労女性の支援に優先的に使われる税金 --不正な金、合法でも無駄な金--

2007-10-29 11:16:14 | 労働

 政府の「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議の分科会に厚生労働省が出した試算によれば、働く女性の育児支援には1.5兆円が必要だという。

働く女性の育児支援に1.5兆円必要・厚労省が試算
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071024AT3S2401B24102007.html

 子供を産んだあとも働き続ける女性を増やすには、出産・子育てのための追加費用として1.5兆円が必要――。政府の「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議の分科会に厚生労働省がこんな試算を提出した。それによると育児休業給付や保育サービス費として新たに9900億円、地域の子育て支援拠点づくりや児童の預かりなどで5300億円必要になるとした。(00:54)
(全文引用)

 1.5兆円というと道路整備にかかる費用と同等の規模である。(*1)

 働く女性の支援というのは男女共同参画の重点項目だが、そもそも働く女性だけを何故特別に支援する必要があるのかその議論が全くないまま一方的に進められているのが現状だ。勿論こうしたお金の使われ方は決して不正ではない。

 だが、女性が家庭を軽視し働くことだけを賛美する男女共同参画がそもそも排除されるべき政策ではないのか、それはマスコミも全く話題にしない。守屋氏や亀田家のことは盛んに騒ぎ立てるのに、どうして男女共同参画は全く問題視しないのか、そこにマスコミ報道の偏りを感じずにはいられない。

 マスコミがフェミニズムに親和的なのか、それともフェミニズムに支配されているのか、構図の詳細は良くわからない。しかしもし仮に女性は家庭を大切にすべきだという趣旨の報道を独身の女子アナや女性記者がやったとしても、じゃああんたらこそ嫁に行って家庭を大事にしろと言われるだけで、確かに説得力はないのかも知れない。

 お茶の間で話題になる様々な問題の影に、こうした全く問題視すらされない大問題が潜んでいるということを常に考慮しながら報道を見る必要があると言えるだろう。またお金だけが問題ではなく、政策により人の心がどんな悪影響を受けるかということも問題視しなければならないのだ。

<参考>
・(*1)平成19年度一般会計歳出概算
http://www.mof.go.jp/seifuan19/yosan004.pdf

一般会計歳出計 82.9兆
内訳の一部)
 国債費    21.0兆
 防衛      4.8兆
 治山治水対策  1.0兆
 道路整備    1.5兆

・子どもと家族を応援する日本
http://www8.cao.go.jp/shoushi/kaigi/ouen/tsuuchi.html#meibo


 今回の記事は、ある反フェミ系掲示板への投稿を参考に作成しました。投稿者のサイトを紹介しておきます。

・税金で言いたい放題!やりたい放題!のフェミたちを晒すサイト
http://www.geocities.jp/jb_motherlode/

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亀田問題と世論、マスコミの姿勢 --亀田興毅選手謝罪会見--

2007-10-26 11:19:53 | 芸能、音楽

 亀田問題で今日、亀田興毅選手が記者会見し、謝罪した。父史郎氏は事実上ボクシング界から去り、興毅、大毅両選手にも協栄ジムからの処分が下された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000001-maiall-spo

 2chやブログなどの至る所でこの件に関し議論されているが、ここへきて、もう許してやれば、再起して欲しい、マスコミの吊るし上げ的な質問攻めに辟易する、などの亀田擁護も目立ち始めた。

 こうした世論の変化に関しては、過去記事「集団心理が及ぼす影響力(*1)」でも触れているが、一時的に熱を上げた世論が次第に冷静さを取り戻し、各個人が自分の考えで今回の問題を分析出来るようになったということなのだろう。

 加えて、ただ亀田家を一方的に非難するだけのマスコミの姿勢が、一種の弱い者虐めに似た様な雰囲気に感じられ、亀田擁護というよりむしろマスコミ批判の意見も入り混じっているのではと考えられる。

 亀田家の強気一辺倒の姿勢は、今回の件で虚像であることが証明された。だがその虚像を作り上げたのは、実はマスコミの力が大きいのではないだろうか。TBS批判も同時に湧き上がってはいるが、では他局が亀田家の姿勢に批判的な報道をしたことが過去に何回あっただろうか。元ボクサー具志堅用高氏が亀田家の教育方針に異議を唱えたことは一時話題にはなったが、それ以外私は聞いたことがない。やはりマスコミ全体が亀田家を持ち上げていた感は否めない。

 そうしたマスコミが、今まで自分達も加担してきた亀田家を一方的に批判出来る様な道理が果たしてあるだろうか。人の振り見て我が振り直せ、とマスコミが自分達自身に問いかけるべきではないかと思う。

(*1)集団心理が及ぼす影響力 --紀元会事件、亀田・沢尻批判、安倍批判--
http://blog.goo.ne.jp/grk39587/e/38906da3b6ae77e18b752fe96e7402a3

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格差社会における貪欲さがモラル破壊を招く --食品安全性問題--

2007-10-24 11:13:14 | 労働

 食の安全が脅かされているというのは既に当たり前のような時代になってしまった。赤福に名古屋コーチンはじめ地鶏の偽装、そしてミートホープによる牛ミンチ偽装など、連日のように食品に関する不正問題が報道されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000025-mai-soci

 こうした問題に対しマスコミは食の安全に対する経営側のモラル低下と専ら批判しているが、亀田問題や安倍内閣批判など決して公平とは言えないマスコミの報道姿勢を見れば、食の問題に関しても単純に経営側の問題だけに転嫁できるものではないということは大体想像がつく。

 こうした問題を分析する時、直接的な当事者だけを批判して片付けてしまうということは決して問題の解決にはならないということを私は何回も申し上げているつもりだ。これは恋愛の縺れから起きる事件や、強盗事件などと同様で、必ずそれらの事態を引き起こす社会背景に踏み込む必要があるということだ。

 食品に関する製造日や産地、材料の偽装などの問題は全て利益率を上げるという目的から行われる。経営側の事情は様々だが、経営難を何とか打開したい、或いは経営難になった時を見越して稼げる時に稼いで貯めておかないといけないなど、そこには人間のお金に対する執着心貪欲さ、更に焦りが複雑に絡んでいるように思えてならない。

 こうした人間心理を招いているのも結局は格差社会に起因するということなのだろう。年間3万人を超える自殺者、そうでなくてもワーキングプアにネットカフェ難民など、底辺いわゆる「負け組」の国民生活は過酷である。従って、そんな状況を見せ付けられれば、誰でも自分がそうした負け組にはなりたくないと必死になって貪欲に金を稼ごうとする。そして豪邸に高級車に高級料理といったセレブな「勝ち組」生活を夢見る。

 一方、既に勝ち組の栄冠を獲得した人も少しでも気を抜けば自分も脱落しかねないと更に上を目指そうとこれまた貪欲に金を稼ごうとする。結果として、どんな階層の人達も貪欲になってしまうということだ。更に貪欲さは、人の奉仕精神や思いやりといった協力精神も奪っていく。

 格差がある限り、貪欲さの傾向は解消されない。しかも格差が大きければ大きいほど、貪欲さに拍車がかかるのだ。これは坂道の勾配に例えれば解り易い。勾配が急であればあるほど下に滑り落ち易い、だから少しでも上に登ろうとする、それと同じだ。

 つまり、昨今の食の問題に関しても、モラル低下というのは表面的な要因であって、モラルを低下させる要因が現状の格差社会による人の貪欲さにあると考えられるのではないだろうか。そして更に、勝ち組の連中が脱落者の貪欲さを非難することによって自分達の貪欲さを隠し、健全性を正当化しようとしているのが現状ではないだろうか。

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危険から身を守る危機意識の重要性 --米海兵隊女性暴行事件--

2007-10-22 11:30:03 | 事件、事故

 「朝の3時ごろまで盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思う」、山口県岩国市の米海兵隊岩国基地所属の海兵隊員4人が広島市内で10代後半の日本人女性に集団で乱暴したとされる事件に関し、広島県の藤田雄山知事が述べたこの発言が一部で反発を招いているようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071021-00000923-san-soci

 この藤田知事の発言は、20日に広島市内で開かれた「日本女性会議2007ひろしま」における挨拶の中で言われたもの。元々この会合は男女共同参画を強行するフェミニズムの集会だ。そんな集会の中で女性の行動規範を戒める発言をしたところでそもそも無意味なのかも知れないが、もしそれを承知で敢えて知事が言ったとしたのなら、むしろ賞賛してもいいだろう。

 一方、2chのニュース速報+板はじめ、産経イザやヤフーニュースに投稿されるブログなどでもこの話題が取り上げられている。こちらでは、大半は知事の発言は至極当然のものと支持する声が多いものの、日本はレイプに優しい国であるなどと評する声もある。

 こうした事例は、ミニスカートなど派手な格好で痴漢にあったとか、外から丸見えの車内に財布を放置して車上狙いにあったとか、或いはイラクで武装グループに誘拐された日本人3名の件などと同様、自己責任というものをどこまで認知するかということが鍵になるだろう。

 今回の事件では、女性が路上でいきなり拉致監禁されたというわけでもなく、14日午前3時半頃、広島市内で行われていたダンスイベントで女性が男性集団と知り合い車に乗り、その後車内で暴行されたという経緯らしい。更に不確定ではあるが、女性も当初1人ではなく友人と複数でいたのだが、残りの友人は車に乗らなかったし、暴行された女性にも誘いに乗らないように止めたという情報もある。

 こうした経緯を考えれば、女性にも興味本位の意識などがあったと考えられ、それが落ち度とされても仕方がないことではないだろうか。更に加害者とされる男性からも、女性が同意したのだからそもそも事件として扱うことが不合理であるといった言い分が出てきてもおかしくはない。

 だがフェミニズムの考え方によれば、女性がどんな状況であろうが全て被害者であり、悪いのは全部男性ということになるようだ。しかも危険な場所へ行かないようにという警告すら女性にはしてはいけないらしい。

 しかし一方で、母親が我が子を虐待死させる事件などに関しては、育児ノイローゼであるとか、母親に対する支援が足りないなど、加害者擁護一辺倒である。

 またDVや性犯罪の裁判などでも、女性の嘘の言い分でさえ一方的に信用して、男性の言い分はろくに聞かず悪者に仕立て上げてしまうという事例が横行していると言われている。富山の強姦冤罪事件などは、そうしたフェミ権力がもたらした弊害と言ってもいいだろう。

 何れにせよ、フェミニズムの主張は単なる女性の甘やかしに過ぎず、社会の一員として秩序を守り、後の世代へ知識知恵を受け継いでいくという考えが全くないようだ。揺り籠から墓場まで女性が好き勝手に遊び暮らせる社会にしろというのがフェミニズムの本音なのだろう。そのために増税も止む無しと言われても、世論が納得するはずがない。

 そんな短絡的で自己中心的なフェミニズムの勝手論に基づいて、今回の知事発言を論評したところで何の説得力もないのは目に見えているだろう。但し今回の事件に関しては加害者とされる男性が在日米兵であるため、日米地位協定などといった日米関係に関する問題にまで波及するため、更に問題を複雑にしていると言える。

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集団心理が及ぼす影響力 --紀元会事件、亀田・沢尻批判、安倍批判--

2007-10-19 14:29:48 | 事件、事故

 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」で起きた集団暴行死事件の詳細が次第に明らかになっている。この事件では、会員の女21人や被害者の家族などが逮捕されている。中でも幹部である同会創始者の娘が指導的役割を果たし、他の会員も暴行に加わらなければ会に残れないという集団心理が働いたのではないかと見られているが、紀元会は幹部の事件への関与を否定している。

 ところで、この集団心理というものはあらゆる場面で作用する。例えば周囲が携帯電話を持っているから時代に乗り遅れまいととりあえず契約する、友達がミニスカートをはくから仲間外れにされないように自分もはくなど、一種の流行的なものならまだ良い。しかし、最近の亀田家批判や沢尻エリカ批判など、特定の者を集団で非難することに関しては、決して良い傾向とは言えないのではないだろうか。

 先の参院選でも、安倍自民が大敗したのは年金や政治とカネ問題、それに閣僚発言の揚げ足取りなど、マスコミがこぞって安倍批判を繰り広げ世論誘導を行った結果である。これも一種の集団心理で、安倍内閣を批判するのが常識だという空気が社会に根付いてしまったからである。

 一度集団心理が根付いてしまうと、もうそれに反する主張が出来なくなってしまう。そこには、既に集団心理による結論が正義でそれ以外は不正義であるという意識が世論の間に染み付いてしまうからだ。先の参院選でも与党に投票した人は古くからの支持層やマスコミの扇動作戦を冷静に見ていた人だけで、無党派層の大半など安倍叩きの集団心理に左右された人は民主党に投票したことだろう。
(一部には安倍政権への期待外れから野党支持に流れた保守層もあるようだが、話が複雑になるので割愛する。)

 亀田や沢尻の場合も同じだ。至る所で彼らの批判意見を見聞しているうちに、彼らを批判しない者は臍曲りであるという空気が浸透し、更に批判がエスカレートしていく。そんな状況では亀田家に一定の処分が下されようが、関係者に謝罪しようが、世論は納得しなくなってしまう。

 しかし、ここでもう一度冷静に考えると、例えば亀田家に下された処分が甘すぎるというのなら、何の処分もされない沢尻はあれでいいのかという疑問も出てくる。また教え子の男子高校生と淫行していた女性教師に何の処分も下されなかった事例(*1)などと比較しても、釣合いが取れてないという疑問も出る。

 つまり、集団心理とはその規模が大きいほど、賛否の力加減が過剰になってしまうという危険性がある。特に人に対する批判は、対象者を著しく貶め、厳罰化論へと発展する。今回の集団暴行はその例だろう。逆に人に対する賛美は、対象者を自意識過剰にし、権力化させてしまう。

 更にこうした集団心理による過剰な批判を恐れて、政府や企業の不祥事なども隠蔽する傾向をより強くしてしまう。ばれたらもう最後、立ち直れない、そうした風潮が根付いてしまっては、不正の隠蔽のため更に不正を行うという悪循環も生じかねない。不正を監視するはずの世論が、逆に隠蔽に拍車をかける結果になってしまっては世論の意味がない。

 善を尊び、悪を批判する、これは社会の大原則だ。しかしマスコミの決めた善悪を鵜呑みにして、多数派を形成するだけの世論に成り下がってしまっては、マスコミの権力化に利用されてしまう。マスコミの報道は決して善とは限らないからだ。今回事件となった団体も同様だが、その他大勢の力を巧みに利用して集団を洗脳し、支配する構図というのは、どこかの独裁国家と同じであって、決して健全な国家社会にはならないのだ。

(*1):一時処分保留という報道が流れたが、その後懲戒免職の報道があった。

*** 読者の皆様へ *** 
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少女愛と憎悪、そこに根ざす女性権力の影響 --小2女児殺害、小6女児同棲--

2007-10-17 12:17:43 | 結婚、恋愛

 兵庫県加古川市で小学2年の女児(7)が何者かに刺されて死亡した。今回はこうした事件が発生する社会背景について言及したい。

 女児は自宅前で刺され、母親に発見された。その時「男に刺された」と話したという。小学2年ならば人の区別は十分につくはず。その言葉通り解釈すれば見知らぬ男に刺されたということになる。

 それに小2という年齢では、まだ殺意を抱かれるほど人から恨みを買われるということもありそうにない。唯一、怨恨の可能性があるならば、この女児の親族に対して恨みを持っていた者が事件を起こしたということが考えられるだろう。

 しかし何れにせよ、幼い命が奪われるというのは痛ましいというより他はない。親による幼児虐待死などと同様、命を守る精神というものが社会全体に欠けているということなのだろうか。

 一方で、恋愛関係の低年齢化現象も起きている。長崎県の小学6年の女児(12)が家出し、大阪市の20歳の会社員宅で同居していた。また、神奈川県の男性と兵庫県の中学2年の女子生徒(13)が出会い系サイトで知り合い、神奈川県内に2人で歩いていたところを発見された。これも恐らく同居していたのだろう。

 何れも、フェミ権力の法体系に従えば少女が被害者、男が加害者という誘拐事件として処理されてしまうのだが、別に少女が監禁されていたわけでもない。特に長崎県の小6少女に関しては、家族が自分のことを理解してくれないことを悩んでいて、会社員がその相談相手をしているうちに仲良くなり、少女が家出をしたという。調べに対し少女は「お兄ちゃんは悪くない」と話している。

 それでも、猥褻目的で言葉巧みに男が誘い出したなどとして少しでも男性の悪質性を強調しようという報道が目に付くが、何故恋愛対象の女性が低年齢化していくのか、そこに着目することも必要だ。

 それはフェミに侵された大人の女性に人としての情愛心が失われ、魅力がなくなった結果、恋愛対象がより純粋さを残している年少の少女へとシフトしていると考えるべきではないのか。

 今回の女児殺害事件も、例えば大人の女性に対する不信感や憎悪心が、本来何の罪もないはずの幼い女児に向けられてしまったとも考えられる。今は可愛い女の子でも、大人になったらどんな自己中な女性になるかわからない。そう思われてしまえば、憎しみも乗り移ってしまう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、ということだろうか。

 加えて、犯罪の刑罰や不祥事の処分などについて、男性より女性の方が制裁が軽い傾向にあったり、女性専用車両や女性専用外来医療など女性専用の諸施設の存在や、DVや痴漢捜査などで女性の言い分を全て信用してしまうといった、社会全体の女性優遇傾向が女性に対する敵対心を増幅させていると言えるだろう。

 ある時には愛情となり、またある時には憎悪となって年少の少女へ向けられる。よくロリコンと呼ばれる男性陣が偏見の目で見られがちだが、彼らは少なくとも少女に対する殺意は持っていない。ならばまだ彼らはましな方ではないか。これらの社会現象を説く鍵は、男女の根本的な愛情がフェミニズムなどの破壊勢力によって蝕まれているところにありそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071017-00000078-san-soci
(この記事は、ヤフーニュースのブログ一覧に掲載されていません。10/17 13:00現在)

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批判の大きさは国民の日頃の不満の証 --亀田家騒動--

2007-10-15 11:11:27 | Weblog

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000014-sph-soci
(この記事は、ヤフーニュースのブログ一覧に掲載されていません。10/15 11:45現在)

 沢尻エリカさんの舞台挨拶を巡る騒動に続き、今度は亀田大毅選手の試合中の反則行為はじめセコンドの父親や兄が反則指示をしたとして批判を呼んでいる。更に批判の矛先は亀田寄りの実況をしたTBSにまで波及している。

 これらの騒動を見ていると、既に世論の中に批判的な意識が最初からあって、それが何か決定的な出来事をきっかけとして批判の声が爆発しているものと感じられる。実際、沢尻にしても悪評が高かったらしいし、亀田家にしてもそれは同じだった。

 だが、ここで注目したいのは、幾ら批判される本人達に問題があったにせよ、これだけ一気に批判を爆発させる世論にも、様々な日頃のストレスなどが鬱積しているのではないかということだ。

 景気は良くなっているなどと報道はされても、物の値段は上がり、生活は決して安定しているとは言えない。格差社会は広がる一方で、女性や子供など特定の者達には恩恵が更に拡大される。そんな不合理な実情を訴えようにも、手当たり次第に周囲に当り散らすわけにはいかない。

 そんな時、今回のような批判出来る標的が現れると、待ってましたとばかりに批判を次々と浴びせていく、それで満足出来るのならまだいい。しかしほとんどの人達は批判したからといって現状の自分の環境が改善されるというわけではない。つまりほんの一時しのぎに過ぎないわけだ。

 何らかの失態をした者を批判するのは簡単であるし、また敢えてそうした者を批判しないのも変な話ではある。しかし世論が本当に批判したい相手というのは、批判したくても批判の糸口が見つけられないために批判出来ない相手ではないだろうか。

 道徳的には明らかに悪いにもかかわらず、それが新しい時代の流れだからとか、これが自分のスタイルだからなどといって正当化する。人に迷惑を掛けているにもかかわらず、公的に制裁されるわけでもなく、自分は何も悪くないと開き直れる。そうした連中こそ、沢尻や亀田などとは比較にならないほど悪質卑劣と言えるのではないだろうか。

 今後も様々な形で誰かが批判の矢面に立たされることがあるだろう。しかしそうした時、何の批判も受けることなく堂々としていられる真の悪者が別に存在するということも常に考える必要があるのだと思う。

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福田内閣も前向きな男女共同参画は生活苦の社会 --中日新聞社説の反響--

2007-10-12 11:14:34 | 労働

 先日内閣府が発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」に関する中日新聞の社説記事を巡り、2chのニュース速報+板で話題になっている。

 その書込の内容は、大半が女性批判で、中でも男性と同等に仕事の成果を挙げずして昇給や昇進だけ男性と同等にするという実態や、共働き家庭でも男性が家計を担うのが当然とされたり、離婚時の親権争いはほとんど女性の言うがままに司法の判断が下るといった実態など、女性の御都合主義に対する男性の怒りの声が多く寄せられている。

・男女共同参画 推進に本腰を入れよ(2007年10月11日、中日新聞社説)http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2007101102055493.html
・【社説】 「『男性が優遇されてる』と感じる人、いまだに7割超も…女性の就業支援サービスなど、充実させるべきだ」…中日新聞★4
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1192257066/l50

 また、女性専用車両やレディースデーなど女性優遇の代物に対する男性の不満の声も多く見受けられる。

 だいたい、この手の話題に関しては、無制限な欲望をひたすら追い求める女性が女性差別という言葉を利用して次々と自己欲求を満たしている現状というのが前提にある。またそういう女性達(フェミニスト)が国家権力を握って社会制度を女性優位に作り変えているから、社会の至る所で軋轢が生じる。当然それらに対する批判の声も似通ったものになる。

 これだけ女性が反感を買われている現状では、女性が痴漢や引ったくりにあったり、或いは突然切りつけられたりなどといった、実力行使で攻撃されるのはむしろ必然的な報復を受けているだけなのかも知れない。男女共同参画の名の下、女性優遇政策を進めれば進めるほど女性は恨まれ、危険な立場に置かれるというのでは、何のための女性優遇なのかわからない。

 男性は当然不遇にされ、そうかといって女性にも決して恩恵があるとは言い難い男女共同参画を進める必然性を一体どこに見出せばいいのだろうか。

 フェミニズムが蔓延する国では、育児介護はじめとする福祉名目で増税が行われる。スウェーデンやノルウェーなどフェミニズム汚染国で消費税率が高いのはそのためだ。しかしその高い税金のために国民の生活は苦しくなり、夫婦共働きを余儀なくされたり、結婚自体が出来ないという悪循環も生じる。当然犯罪も増える。そんな国際社会の潮流など、見習うべきではない。

 国民が健全に暮らせるためには、速やかに結婚出来て、夫1人分の給料で充分養えて、妻が家計を心配せず家事育児に専念出来る社会を作ることが最も大切なのではないだろうか。

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議員は政党ではなく人物で選べ --長妻昭、舛添要一、姫井由美子、小沢一郎、他--

2007-10-10 11:38:21 | Weblog

 9日の衆院予算委員会で、自民党舛添要一厚労相と「ミスター年金」とも言われる民主党長妻昭政調会長代理が年金問題に関し論戦を繰り広げた。

 論戦は、年金の未申請者数に関する長妻氏の質問に対し舛添氏が歯切れの悪い答弁をしたり、(年金問題に関し)党の中で長妻議員と同じように追及してきたなどと、いわば他人の褌で相撲を取るような舛添氏の答弁に野党席から一斉にブーイングを浴びるなど、終始長妻氏が優勢という印象だった。

舛添厚労相VS長妻氏、肩すかしドロー…年金バトル第1R 10月10日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071010-00000084-sph-soci
年金第1ラウンド 舛添厚労相は防戦一方【衆院予算委】 19/10/09 22:18
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/89297/

 舛添氏は先日も、年金問題に関し自治体は信用出来ないなどの発言を巡り、一部の市長から批判を浴びたものの、その批判を「小人の戯言だ」などと切り捨てるなど、一悶着あったばかり。そんな中、今回の国会答弁で彼の印象は更に低下したと見て差し支えないだろう。

 尚、舛添氏に関しては以下のリンクでも批判されている。

やけに居丈高な舛添大臣の最近の言動
http://news.livedoor.com/article/detail/3335993/

 ところで、議員に関する話題はこれだけではない。少し前、「ぶってぶって」など自身の不倫の実態が暴露された姫井由美子参院議員に対し、元交際相手とその母親が、姫井氏が無断で男性の母親の名義を使って岡山市に飲食店の営業許可を申請したとして刑事告訴した。

姫井参院議員を告訴 元交際相手ら 19/10/09 23:18
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/89300/

 更に、民主党小沢一郎代表も、資金管理団体が所有する不動産から賃貸収入を得ていたことが政治資金規正法に抵触するという疑惑が持ち上がっているし、福田首相も、過去3年間だけでも100枚を超える領収書を改竄していたという。

福田首相、領収書改竄100枚超始め、福田内閣の政治とカネの問題一覧 19/10/03 19:26
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/88131/

 誰でも叩けば埃が出てくるものなのかも知れないが、これらの問題があることに加え、マスコミがこれらの問題に対し批判の力加減を微妙に調整しているという点にも着目したい。マスコミが徹底糾弾したい相手と、あまり批判したくない相手とを見分けることにより、政権闘争のシナリオを実は左翼傾向のマスコミが支配していると考えることも出来るのだ。

 そうしたマスコミの世論誘導に惑わされないためには、議員を政党で評価するのではなく人物で評価していくということが大切だと思う。

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