社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

フェミニズムの女性専用政策が人の心を歪める --女通り魔と女性専用--

2008-08-30 10:26:14 | 交通(女性専用車両)

 自然環境だけでなく人間社会も異常だというのは前回の論考でも指摘したが、今度は女性客が中心である美容院が凄惨な現場と化した。22日の渋谷での女通り魔に続き、今度は茨城の美容院で女通り魔が発生、2人が死傷した。もはや犯人は男という先入観では物事は語れない。

 茨城県常陸大宮市の美容院で50代の女が客と経営者の女性を次々と刺した。女は現場から逃走したが、間もなく大宮署に出頭、緊急逮捕された。女は「人を殺せという声が聞こえた」などと話しているという。刺された女性のうち、客の女性は死亡した。

 秋葉原や八王子の通り魔事件では、専ら未熟さ、甘えなど本人の欠点ばかりをマスコミは強調してきた。しかし渋谷の女通り魔や大阪駅での女通り魔ではそういう見解は出てこない。この事件でも恐らく実名が出ていないところを見ると精神異常の犯行ということであまり言及せず幕引きにしてしまおうという政府、警察、マスコミの連携意識が感じられる。同様な事件でも男と女でこんなに扱いが違うのかと不思議に感じている人は少なくないだろう。

 父親が子供を虐待死させればDV夫の卑劣な犯行と断罪する一方、母親が子供を虐待死させても育児ストレスが募った結果と同情的になり、夫の育児協力が足りないからと責任を男に向ける。

 離婚でも親権、養育費、そして子供との面会権などで男性は不利だし、援助交際でも男性だけが罪に問われ女性は罪に問われない、更にエロアニメでも少女向けはフェミ権力により児童ポルノ法の規制から除外されたなど、あからさまな女性優遇は至る所に存在する。

 そうであれば、女性は犯罪など犯さなくても優雅な暮らしが出来るはずである。しかし現実にはそうではない。比率は少ないだろうが生活苦の女性もいるし、自殺する女性も後を絶たない。つまりフェミニズムの女性優遇策は高学歴等のエリート女性にしか機能しておらず、一般層の女性にはむしろ負担になっていると考えられる。

 女性専用車両、女性専用外来医療、図書館の女性専用席、更には民間企業の女性専用サービスなど、気分的には女性を快適にさせることは出来るだろうが、その副作用は必ず女性の身に降りかかっているということに女性も気付かなければならない。政策には正の部分と負の部分が必ずあるということだ。女性専用車両は正の部分だろうが、路上痴漢まで防ぐことは出来ないし、男女の感情対立を助長させる。そこが負の部分である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080830-00000909-san-soci

 女通り魔が発生するのも、フェミニズムの負の部分がもたらした結果と言えるのではないだろうか。

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異常気象は人間社会も同じ、自然に即した生き方を

2008-08-26 21:24:53 | 結婚、恋愛

 ここ1週間ほどで急激に涼しくなってしまった。猛暑と日照り続きでダムの渇水が心配された地域もようやく恵みの雨が降り、危機的な状況はどうやら脱したようだ。しかし昨年の我が国最高気温の記録更新といい、今年の急激な気候変動といい、狂っているのは人間社会だけではないようだ。

 だが、よく考えて見ると、昨今の異常気象や地球温暖化といった気象現象も、本を正せば人間による自然破壊が原因というのは言うまでもないだろう。無制限な森林の伐採、工場などから排出される温室効果ガス、一般家庭の冷房、道路の舗装、更にはコンビニやファミレスの24時間営業などに見られる夜型の生活といった、人々が自然から外れた暮らしをしてきたツケが今回ってきていると考えるべきではないだろうか。

 かつては、3種の神器と呼ばれた洗濯機や炊飯器など、女性の家事労働の負担を軽くするためのものとして文明は一定の社会貢献をしてきたと思う。しかし今はどうだろう。物に溢れ、テレビにビデオにインターネット、携帯電話に更にはゲーム機なのか電話機なのかわからないような代物、そしてカラオケにグルメにブランド品、更に海外旅行といった、本当に暮らしに必要と言えるかどうか怪しい物が際限なく出現している。こうした社会全体の「贅沢化」の中に上手く便乗しているのがフェミニズムなのではないだろうか。

 フェミニズムは贅沢思想の象徴である。何かと理由をつけて「権利」だと主張して正当化するのは他人の権利を侵害している。例えば、男性は『結婚したい』という「権利」を主張しているのに、女性は『結婚したくない』という「権利」を主張すれば女性は男性の権利を剥奪することになる。そして現行法では結婚しない権利の方が優先されるので、女性は結婚するまで男性の権利を奪い続けていることになる。権利は人権と同義なので、女性は毎日男性に対して人権侵害をしているわけだ。つまり晩婚の女性ほど罪深いということだ。

 こうした男性の被害状況を女性に例えれば、毎日痴漢や強姦の被害に遭っているようなものだろう。そんな大袈裟なと思うかも知れないが、毎日の苦しみというものは本人も感じにくく麻痺してしまうものだ。痴漢や強姦でも毎日され続けていれば慣れてしまうだろう。それと同じことだ。

 しかし、長年にわたる苦しみは、ある時突然大きな被害となって表れる。例えば男性が40歳ないし50歳でようやく結婚出来たと仮定しよう。しかしその時から子供を作っても成人するまで果たして経済的な心配はないのか、或いは健康上の負担は大丈夫なのか。若いうちに結婚した人と比べて様々な障害が考えられる。更には離婚にでもなれば養育費だけ取られて子供には逢わせて貰えないなど最悪の事態もあり得るのだ。

 今は結婚しにくく、離婚し易い社会である。それはフェミニズムが女性だけの自由と快楽、つまり贅沢を求めた結果である。更にそれを実現させるために男性の性欲を事実上支配しているのだ。当然そのしわ寄せは男性に向けられ、行き場を失った男性はゲームや車など趣味で癒すくらいしか方法がなくなる。またそうした男性の姿を見て女性は情けない男達ばかりだと男性を見下す。当然女性達本人が男性をそうさせたなどとは微塵も感じない。

 こうした悪循環を打破するには、例えば女性の結婚年齢に限界値を設けて、例えば30歳以上の女性には住民税を多く課す、或いは性犯罪被害に遭っても被害者として扱わない、または30歳以上の独身男性から求婚された場合の拒否権をなくすなど、法的な拘束力で家族社会の維持を図るくらいのことをしないといけないのではないだろうか。

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祝福すべき結婚も晩婚では半減 --相田翔子結婚と昨今の結婚事情--

2008-08-23 12:01:38 | 結婚、恋愛

 元Winkのタレント、相田翔子(38)が、麻酔科医の相澤宏光氏(37)と入籍したことが所属事務所の発表で21日明らかになった。相澤氏の父は大蔵官僚から衆議院議員となり、経企庁長官などを歴任した相澤英之氏、母は女優の司葉子というのだから、まさに「セレブ婚」として話題を呼びそうだ。

 今後は家庭とのバランスを取りながら仕事を続けるということだが、恐らく家庭中心の生活となるだろう。しかし彼女の38歳という年齢は、結婚にはやはり遅すぎるという感は否めない。

・相田翔子、節目の年に“セレブ婚”20/08/22 08:10更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/172083/

 また、女優、畑野ひろ子(32)がサッカー日本代表MF(浦和)の鈴木啓太選手(27)と結婚することが20日明らかになった。こちらは既に妊娠2ヶ月の「出来婚」だが、近年女性が男性よりかなり年上という結婚が目立つ。もっとも、畑野の場合は再婚なので状況は少し違うが、初婚でもこうした姉さん女房が増えていることは見逃せないところだ。

・畑野ひろ子、鈴木啓太と“でき婚” 現在妊娠2カ月 20/08/21 08:22更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/171670/

 女性にしてみれば、若いうちは年上の男性と付き合ってデート代も全部奢って貰い、しかし結婚は手玉に取り易い年下の男性と結婚というのは実に美味しい話だろう。しかし、年配の男性にしてみれば払い損でたまったものではない。それでも女性の性の重さを大切にしろばかりに、性犯罪の深刻性やセクハラ運動、更には女性専用車両など女性保護ばかりをフェミニズムは進め、更にこうした男性を弄ぶ女性を賛美するのだから、男性から反発の声が上がるのも無理もない。

 人が人間社会の中で生きるためには、社会全体のバランスということを考えて生きなければならない。自分さえ良ければ他人はどうなってもいいという女性の身勝手な考えが、結婚はしなくてもいい、晩婚でもいい、いつ離婚してもいいなどといった発想を引き起こしてしまうのだ。

 痴漢や通り魔、幼女連れ去り、更にはストーカーなど女性を狙う事件が増えるのも、本を正せば男性が円滑に女性との触れ合いが出来ていないことが原因だ。一昔前の誰しも適齢期が来れば結婚していた時期には女性狙いの事件が少なかったことを考えればよくわかる。根本的な問題解決は1人残らず誰もが若いうちに結婚していくことだ。そのためには結婚の決定権を事実上握っている女性が努力しなければならないのだ。いい相手がいない、相性が合わない、年収が低いなどというのは全て贅沢な口実に過ぎない。それよりも一日も早い結婚を待ち望んでいる男性陣の気持ちを考えてやるのが女性に求められる人としての当たり前の気配りではないだろうか。

 ところが、世の女性陣はそうした自分達の責任というものを全く認めようとしない。それどころか、女性は性被害や殺人被害などに遭い易いなど被害者意識を益々募らせ、男性への不信感を助長するばかりだ。そして性犯罪の厳罰化、女性専用車両、児童ポルノ法強化(単純所持規制)などに安易に賛成してしまう。

 またマスコミの論調も男性がだらしないから結婚出来ないと、男性だけに責任を押し付け女性に責任を向けようとしない(*1)。これもフェミニズムの圧力があるからなのだろう。またコメント投稿にも結婚したくない男性が多いかのような工作員らしき投稿も見受けられる。

(*1)結婚したいけどできない男性が増えた原因は?
http://news.livedoor.com/issue/list/439/

 しかしそうした男性に対する規制強化は更なる悪循環を招き、益々女性を危険にするばかりなのは目に見えている。しかもその悪循環をフェミニズムは戦略的に狙っているのだから、いい加減に良識ある女性達がフェミニズムの繰り広げる悪循環を断ち切るように立ち上がって欲しいものだ。勿論DV法の問題点など既に一部では活動がなされているが、まだまだ人的パワーが足りない。

 そして、贅沢ばかりを主張する女性やそれを肯定する男性に対して徹底的に批判していくことが大切だろう。特に重要なのは男性への批判だ。何かと女性ばかりに批判が向きがちだが、彼女らが我侭でいられるのはそれを支える男性がいるからだ。そうした男性は得てして腹黒く、他人を蹴落として自分達だけが利を得ようと企んでいる連中だ。フェミ集団の中にも男性がいるのはそのためだ。

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都合のいい甘えた女性ばかりを養成することにならないか --「発言小町」の是非--

2008-08-19 17:37:16 | ネット媒体

 読売新聞サイト内の女性向け掲示板「発言小町」が最近各所で取り上げられている。開設以来徐々に人気が高まっているということだが、この掲示板は事前にスタッフの検閲があるため、特定の意見だけを優先的に掲載したり、或いは排除することも可能だ。この掲示板の狙いとは何だろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000043-zdn_n-sci

 わざわざ読売とは違うメディアでも取り上げるくらいだから、これを機に更に閲覧数を増やそうと言う戦略があるのは間違いない。ではその発言小町の雰囲気とはどういうものなのだろうか。

 引用のニュース記事にはこうある。「女性ユーザーが集まったこと、匿名で投稿できること、書き込みの事前チェックが入るから、ネットで“叩かれる”ことを恐れる人でも安心して投稿できること――などが、人気の背景にあると編集部ではみている。」

 だが、ネットで叩かれることを恐れていたらそもそも投稿は出来ないではないだろうか。発言には責任が伴うのは当然で、批判も受け止めるべきだ。自由な発言はしたいが批判はされたくない。そんな甘い考えが通用するはずがない。しかし発言小町はそれを実現してくれるようだ。だがそんな女性だけが集まって、女性に甘い意見だけで盛り上がっているだけでは、何の成長もない。

 それどころか、こうした温室環境に浸っていると人は我侭になりがちだ。ネット上で自分勝手ないい気分に浸って、それをそのまま実社会に持ち込まれては、周囲の人間は迷惑千万である。発言小町が単なる身勝手女の養成所になってしまっては、その存在意義が問われる。

 これは、かつてこのブログの開設当初に取り上げたミクシィの話題の時にも言及したが、同じ仲間同士で語り合って居心地の良さを求めているだけでは人として絶対に成長しないばかりか、逆に有害な存在になるということだ。かつて発言小町を風刺した「発小町」というサイトもあったそうだが、著作権を盾に読売が潰してしまった。しかし意見には批判が必ずつきまとう、それを知ってもらうためには、発小町のようなサイトは必要だったはずだ。

 発言小町では、読者が不快な思いをする投稿や誹謗中傷に当たる投稿は掲載しないという。しかしその判断は何を基準にするのか。発狂小町が閉鎖された経緯が、ある投稿者の意見が発狂小町内で批判されたからという理由では、まるで北朝鮮の言論弾圧と同じではないか。著作権の侵害というのは単なる建前だ。それが証拠に、「発言小町を応援するようなまとめサイトなら、話し合いの末、共存共栄できたと思う」と読売の担当者は話している。つまり発言小町に対する賛同意見は許すが批判意見は許さないと言っているようなものだ。

 更に、この発言小町は、投稿検閲がフェミニズムに即したものになっているであろうということだ。またフェミニストによる投稿などは優先的に掲載されるだろうし、特定の女性団体などが組織的に意見投稿をしている可能性も十分考えられる。これでは発言小町は井戸端会議の場というより、むしろ健康セミナーと称して健康に関わる講演の後で高価な商品を売りつける霊感商法と似たような洗脳効果を兼ね備えてしまう。

 閲覧者が増えれば増えるほど、洗脳する方も楽である。しかし読者が正義感を持った正しい目を持っていれば洗脳もされない。結局は読者の意識にかかっているのだ。

 これまでに発言小町に投稿したことのある人もいると思うが、今後はどんな内容の投稿が掲載され、或いはボツにされたかそれを比較するようなデータベースを作っても面白いと思う。それで発言小町の思想傾向が少しは掴めるのではないだろうか。

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クイズ番組にさえ女性優位の演出か? --ネプリーグ--

2008-08-12 21:34:57 | 芸能、音楽

 北京五輪が始まり、テレビも五輪関係の番組に視聴率が奪われがちと思われるが、昨日のフジ系「ネプリーグ」で、ゲスト出演の出川哲朗と千秋とのやりとりが余りにもフェミ的な男女関係を物語っているように感じたので紹介したい。

 まず、事の発端は出川が「国」の部首名である「囗(くにがまえ)」を答えられず、後で「くにへん」と苦し紛れに答えたことに始まる。これに千秋が「くにへんなわけないだろう」激しく攻撃、そこで出題者が千秋に改めて問い質したところ彼女は返答に詰まり、そこで出川の反撃が始まるが、暫くして千秋が「くにがまえ」と答えて再度形勢が逆転し、千秋が出川に「謝れ!」と罵るような口調で言ったというやりとりだ。

 それ以外にも、出川の答えを間違えると千秋の激しい攻撃が目立った。そのため出川も「(原田)泰造」に言われても何とも思わないけど千秋に言われると腹が立つ」「そんなんだから離婚になるんだよ」と半分切れたような状態になった。しかし千秋は「お前も離婚寸前だろ」と一切怯む(ひるむ)様子はなかった。

 両者の蟠り(わだかまり)は次のステージでも続く。ここでは出された漢字の読みを五十音順に並んだキーボードで時間内に押して答えるもので、クリア出来なければ次の人に交代となる。この時は出川が先頭で次に千秋が答えるという順番だった。千秋は「全部答えたら尊敬する」と早くも牽制、しかし全部答えるのは到底無理だということを知った上でのことだ。

 ここで出川は3問くらい答えたが、次に出された問題が内容は忘れたが漢字4文字の言葉だった。この問題では時間も勝負なのでたとえ読めたとしても時間内にボタンが押せなければクリア出来ない。出川は時間内に押すことが出来ず失格となった。

 そして回答者が千秋に交代するのだが、この時点で最初に出される問題は出川が出来なかった問題から始まる、ここで千秋は見事クリアして「余裕じゃん」とまたしても出川に格差を見せ付け勝ち誇ったような態度を見せた。

 こうしたクイズ番組にどこまでやらせの要素が含まれているのかわからないが、印象としては明らかに千秋が出川を見下すというものだ。だが年齢的にも芸暦も明らかに千秋よりも出川の方が上なのに、何故あのような序列無視のやりとりがまかり通ってしまうのか、いかにも女は相手の男が年上でも遠慮する必要はないといった不道徳を見せ付けているようで非常に不快だった。

 しかも、漢字の読みの問題で出川と千秋の格差を印象付けているが、よく考えると両者は状況が違うのだ。何故なら、出川は問題が出されたと同時に読みを確認してボタンを押さなければならない。この読みを確認してからボタンを押すまでに幾らかの時間がかかるはずだ。これに対し千秋の場合は初めから読みの確認は出来た状態でボタンの前に立つわけだから気持ちの上でも有利なはずだ。その違いを考えなければならない。

 他人の欠点ばかりを論い(あげつらい)、自分の欠点は棚に上げて反省もしようとしない。そんなフェミ女性があらゆる分野で増えてきている。あの番組でも唯一説得力のあるコメントは、出川が千秋に対して言った「そんなんだから離婚になるんだよ」ではないだろうか。

<お知らせ>
 最近は大体週2回のペースで掲載しておりますが、今週は今回限りと致しますのでご了承下さい。

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寛容性のない現代社会「これでいいのか」 --赤塚不二夫さん死去--

2008-08-08 22:29:40 | 芸能、音楽

 天才バカボンなどの著作で知られる漫画家赤塚不二夫さんが今月2日に肺炎で亡くなった。7日に行われた葬儀では、「肉親以上の存在」と慕うタモリさんが弔辞を読み上げた。しかしその紙は白紙で、弔辞もタモリさんのアドリブではなかったかと話題になっている。

 弔辞がアドリブかどうかはこの際大したことではないし、たとえそうだとしてもどんなことを話すかある程度は考えて弔事に臨んだはずだ。それに原稿に頼らず話の出来るタモリさんの才能と考えればいいだろう。

・タモリの手には白紙…あふれる感謝そのままに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000046-spn-ent
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/08/08/02.html

 ところで、弔辞の内容から推測出来る赤塚さんの温かい人柄に、この人の偉大さを改めて感じるのは私だけだろうか。特に、麻雀の時に相手の振り込みで上がる相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしか上がらなかったというのはまさにギャグを自らの行動で示しているかのようだ。確かにそれでは勝てるわけがない。だがそこに勝ち負けよりも仲間の絆を大切にしたいという赤塚さんの思いが込められていたのだろう。勿論、それは時として弊害となることもあり、騙されたこともあった。しかしそれを相手への恨みや自己の後悔にすることなく全てを受け入れたこと、それが「これでいいのだ」の一言に集約されているのではないだろうか。

(引用開始)
 赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。麻雀をする時も、相手の振り込みであがると相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしかあがりませんでした。あなたが麻雀で勝ったところを見たことがありません。その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかし、あなたから後悔の言葉や相手を恨む言葉を聞いたことはありません。

(中略)

 あなたの考えはすべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後関係を断ち放たれて、その時、その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち、「これでいいのだ」と。
(引用終了)

 もっとも、弔辞の場では本人の良い部分しか出てこないだろう。しかし、その分を差し引いたとしても、赤塚さんの持つ真心がもたらした生き様はフェミニズムなどに代表される現代の利己主義社会を見事に風刺していると言えるだろう。つまり、「これでいいのだ」は赤塚さんだからこそ言えることであって、決して自己の権利主張をごり押しして、相手を悪者扱いすることにより優位に立とうとしている連中が「これでいいのだ」などと言える道理はない。

 赤塚さんのような寛大な人間が社会を支えていたはずだ。しかしその寛大さに付け込み悪巧みをするフェミニズムのような権利主義連中が台頭してきたために、社会全体が自己保身の社会になってしまった。そこには冷淡で血の通わない、人間味のない連中がただ集まっているだけというのが現状だ。

 これでいいのか?

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福田内閣を支えるのは野田聖子氏なのか --福田内閣改造--

2008-08-05 21:04:11 | Weblog

 福田内閣の顔ぶれが変わった。中でも目玉と言われているのが総裁選を闘った麻生太郎氏を幹事長としたことと、郵政民営化で造反した野田聖子氏を消費者担当相に抜擢したことだ。だがこれで国民生活は果たして好転すると思えるだろうか。

 先頃マスコミ各社が行った世論調査によれば、内閣支持率は前回30%を割り込んでいたのが今回の内閣改造で30%台を回復している。いつ解散総選挙になってもおかしくないと言われる中で、どうもマスコミとしては福田内閣に出来る限り長く続けて欲しい雰囲気が伺える。

 特に、野田聖子氏の扱いは好意的に捉える報道が多いのが目に付く。街頭インタビューなどでも彼女に期待するという声を多く報道し、批判的な声をほとんど報道しない。そればかりか、失われかけた初の女性総理候補が再度近づいてきたなどと賛美する報道もある。

 野田氏は郵政民営化で造反し、一度は自民党を離党する結果となった。その時の彼女の言葉は「自分の信念を曲げるわけにはいかない」だった。郵政解散と言われた総選挙の時には佐藤ゆかりを刺客として送られ苦戦したが、無所属として選挙区で当選、首の皮一枚がつながった。

 その直後の郵政法案では手の裏を返したように簡単に信念を曲げ、法案に賛成した。更に小泉内閣から安倍内閣に変わった後、早々と復党を果たした。いうなれば、強かな女と言えるだろう。

 だが、彼女がそのように振舞えるのも、古賀誠氏はじめとする一部勢力が彼女を支えているということと、福田内閣が元々男女共同参画行政に積極的であるからだろう。マスコミで野田氏が持てはやされるのも、福田内閣に対する批判がいまいち大きくないのも、フェミニズムに親和的な勢力が背後についているからだ。フェミニズムに批判的な安倍内閣の時と比べれば、マスコミの報道姿勢の違いは歴然としている。

 マスコミでは専ら女性総理候補と噂される野田氏。ある意味それは日本女性の代表とも言える。世の女性達は野田氏をどう見ているか気になるところだ。夫婦別姓を支持するなどフェミニズムの申し子とも言えるような野田氏、彼女を女性の誇りと捉えるのか或いは恥と捉えるのか、今後の女性世論の真価が問われると言っても過言ではないだろう。

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デマも将来的には現実のものになるかも知れぬ危険

2008-08-01 17:25:48 | 交通(女性専用車両)

 まずは以前にも紹介したことのある「フェミナチを監視する掲示板(*1)」に投稿されたある事例を読んで頂きたい。

 (引用開始)
 私の姪が通学している某女子校では校長先生が以前からジェンダーフリーの重要性を生徒に説いていました。ジェンダーフリーの弊害についてはこの板で詳しく書いたところで「釈迦に説法」なので止めますが、この校長先生なんと今度は「女性の視点」などと謳って校則の制定に取り組んでいるのです。

 (中略)

 ちなみに制定された新しい校則というのがこの学校に鉄道で通学する生徒に、朝の通学の際に女性専用車の利用を強制するもので駅のホームに学年主任の女性教師が毎日立って、校則に従わない生徒を捕まえて遅刻扱いや補修をさせるというもので、9月からの2学期より開始されるとのことで周りからはそれなりに注目されているらしいです。

 なるほどこれまでは女性専用車と言いながら肝心の女性を誘導することもなかったし、このように主体的に制度を活用しようという考えが女性からもでてこなかったのは世の中が「男性の視点」中心に動いていたからかもしれません。この校則については非の打ち所のない素晴らしいものですが、ジェンダーフリーを標榜する先生がその旗を降ろさずに一方で女性の視点などと強調することには違和感を感じますがいかがなものでしょうか。
 (引用終了)

(*1)フェミナチを監視する掲示板
http://www.azaq-net.com/bbs/bbs.cgi?tani6010

 最初これを読んだ時には、ここまでフェミニズムの強制教育は醜くなったのかと思ったが、どうもこの事例は作り話でネット上の至る所で見られるという。

 だが、決して笑い話で済まされる話でもないと思う。近い将来、こうした動きが本当に表れるかも知れないのだ。そもそも女性専用車両自体が信じられない代物だったのが、もはや当たり前になりつつある。そして更に拡大をする動きが続いている。際限のないフェミニズムの権力拡大を考えれば、何が起きても不思議ではない。

 女性専用車両は、男性を一律に痴漢予備軍と見なして一方的に排除するものだ。女性を痴漢から守るとは言えど、それと同時に男性に対する偏見を強化させるというフェミ陣営の狙いがある。その結果、女性が男性を見下す社会が出来上がり、男女関係は一層悪化し、そのストレスは通り魔事件など無差別的な攻撃となって爆発する。

 だが、決して通り魔は男だけとは限らない。前回の論考では女通り魔の事件を取り上げたし、以前にも大阪駅構内で女性3人が切り付けられる事件が起きている。

・大阪駅通り魔、38歳無職女を逮捕 「やっていない」否認 06/23 23:38更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/155473/

 但し、マスコミの取り上げ方は秋葉原や八王子の通り魔など男の容疑者の事件に時間を割き、女の事件にはあまり触れない。しかも決まって容疑者が男の場合は精神的な未熟さや身勝手さなど劣悪な人間像を強調するが、容疑者が女の場合はそこまで深い追及はしないようだ。ここにも男性だけを悪い印象に仕立て上げようというフェミニズムの圧力が掛かっていると考えられる。

 しかし、現実というものから目をそらすことは出来ない。男女問わず事件を起こす現状を考えれば、フェミニズムが女性を幸せにしているとは到底思えないし、逆に不幸にしていることがわかる。現時点では女性専用車両の中で事件が起きたことはないが、この先はわからない。

 そもそも、女性だけが安心できる社会など不可能なのだ。しかしあたかも女性専用車両やDVシェルターなど、「女性専用」が錦の御旗のように賛美されている。しかも男女で事件報道を操作することによって男性だけの印象悪化を強調し、女性専用を疑問視する意見を出させないように巧みに世論操作が行われているようだ。そうした恣意的な報道に騙されないように報道を独自に分析する力と、そしてそれらを周囲の人達に伝える力というものを国民は身に付ける必要があるだろう。

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