秋葉原、八王子に続き、今度は平塚で女の通り魔が発生した。更に愛知で中学教諭が刺される事件も発生、この悪の連鎖はどこまで続くのか。平塚で6人の男性を切りつけ逮捕されたパート従業員桜井久枝容疑者(34)は、「死のうと思っていて、他人を道連れにしようと思った」と話しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080729-00000033-yom-soci
愛知・知立中学で教師刺される 「卒業生」18歳を逮捕(朝日新聞) - goo ニュース
・JR平塚駅で刃物、男性6人軽傷…容疑の34歳女逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080728-OYT1T00589.htm
・JR平塚駅で女がナイフ振り回す 男性6人軽傷
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080729k0000m040113000c.html
今回は死者が出なかったことが幸いではあるが、いつ誰が事件を起こすか、人ごみは危険といった国民感情をより一層強めてしまう結果となったことは間違いない。犯罪を犯すのは男だけで女は悪いことはしないなんてのはまさしくフェミニズムの印象操作に過ぎない。
ところで、今回の容疑者は平成11年4月から精神科に通院し、統合失調症型人格障害と診断されていたという。秋葉原や八王子の事件と違う点といえばこれがその一つと言えるだろうが、国民が危険に晒されることには変わりない。本人に責任能力がないからということで責任の所在をうやむやにしてしまうのはどうも納得がいかない。
・刃物女、通行人6人切りつける JR平塚駅 07/28 21:44更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/164861/
それに、秋葉原や八王子の容疑者もただ通院していなかったというだけで、精神的にはかなり疲労していたのではなかっただろうか。もし彼らが精神科の診断を受けていれば何らかの障害と診断されていたかも知れない。しかし彼らはそれより仕事を優先させなければならない立場で通院どころではなかったのだろう。ここにも時間的余裕の男女格差が感じられる。
今回の容疑者の女は4人姉妹の長女で、父親や妹夫婦らと6人暮らしだという。警察の取調べに対し女は、「父親が昔から私に物を投げつけたりして、それに耐えてきた」と親への反発を語り、「家にいたくないと思い、リストカットする場所を探していたら、人にぶつかり頭に来た。駅に向かって走り、人を刺した」などと供述しているという。何かこの女が父親からDVを受けていたとしてフェミニズムがいかにも飛びついてきそうな内容だが、では父親は他の姉妹にはどう接していたのか。既に妹などは結婚もしている。それらの違いをどう解釈するかが重要だ。単にこの女がDV被害者という切り口だけで事件の背景を探ろうというフェミニズムの誘導には乗せられてはいけない。ニュースの解説やワイドショーなどでどんなコメントが出てくるか、秋葉原や八王子の事件の時と比較してみるべきだ。
・「人を道連れにしようと」 平塚駅刺傷事件で容疑の女 2008年7月29日11時26分
http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY200807290063.html
最近、通り魔などの事件で父親に対する反発心が背景に潜むとされる報道が多いと感じる。秋葉原の容疑者も家庭内暴力が過去にあったという話もあるし、八王子の容疑者も仕事についての相談を巡り父親の供述と一致していない。また女子中学生が父親を殺害した事件や男子中学生のバスジャック事件など、何れも親への不満を口にしている。
父親の不適切な態度があったかどうかはフェミニズムの影響で報道も誇張されているだろうが、本を正せばフェミニズムが父親含む男性に対する敵対活動、蔑視活動を繰り広げ、その結果男性全体に対する尊敬心を女性から失わせていることが元凶ではないだろうか。特に権威があるはずの父親に対する軽蔑心が若い女性を中心に蔓延していると思う。それが家庭不和を誘発させ、父親に手を挙げさせる原因に繋がっているのではないだろうか。
家族は父親と母親、そして子供達で構成されるのが基本だ。本来幸せであるはずの家族生活が様々な要因で犠牲にされている。昨日も豪雨の影響で幾つかの家族が犠牲になった。地球温暖化の影響が豪雨に結びついているか明確には判らないそうだが、賃金労働だけに力点に置くフェミニズムが利益主義を加速させ、自然界全体に悪影響を及ぼしていると言っても過言ではないだろう。