またも女子アナの自殺という悲劇が起きてしまった。亡くなった山本真純アナが所属する日本テレビでは、過去にも同様の状況で命を落とした女子アナがいる。何らかの共通点があるのだろうか。また日テレ特有の何かがあるのだろうか。
・亡くなった日本テレビアナ3人に共通する“状況”
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20100728012.html
【山本真純アナ転落死】日本テレビでは07年2月、大杉君枝アナ(当時43)が都内で飛び降り自殺。また01年には元同局所属でフリーで活動していた米森麻美アナ(当時34)が急死。米森さんは家族の意向で死因は明かされていないが、2人とも第1子出産直後の悲劇で、山本アナと同じ状況だった。
日本テレビの総務局総合広報部では「亡くなったことは事実です。それ以上のことにつきましてはお答えしておりません。謹んでご冥福をお祈りいたします」とコメントしている。
[ 2010年07月28日 07:57 ]
(全文引用)
過去の3人の死を全て同一視することは出来ないが、何らかの共通的な原因を見出すことは出来るはずだ。例えば、大杉君枝アナの場合は、出産後に体調不良を訴えていたと聞いている。山本真純アナも、体調不良まではいかなくとも、何らかの将来的な悩みなどを抱えていた可能性はある。
女子アナは、女子学生などが憧れる花形職業。しかしその労働環境は決して楽なものではないはずだ。表向きが華やかであればあるほど、裏側は実に過酷なものがあるのだろうと想像する。
山本アナは現在育児休暇中だったという。どのくらいの期間、職場から離れていたかはわからないが、空白期間が長ければ長いほど、復帰に対する不安もより強くなる。休暇前と全く同じ力を発揮出来るのか。或いは仕事と家庭の両立は可能なのか。様々な悩み、葛藤があったと想像出来る。
育児休暇の取得率が高い低いなどとよく報道されるが、機械のように休暇になったらスイッチを切り、休暇が終われば即スイッチを入れるというようにそう簡単にはいかないのが人間というものである。特に女性の場合、出産前後でまだ解明されていないような様々な変化が起きている筈である。生まれてきた子供を育てるという母性本能なども重要な要素で、フェミニズムのように仕事をすることだけを基準に考えていたのでは、母子共に健全な生活は出来ない。
育児休暇は男性も取るべきだというのも女性を仕事だけに没頭させる発想から来ている。女性の家事育児負担を極力軽くし、男性に負担を背負わせ疲れさせることにより、出世競争でも女性を有利にしようというフェミニズムの姑息な思惑が見え隠れする。実際、一部のフェミニズム団体の間で流通する機関誌の中で、「夫を家事で疲れさせて仕事の能率を落とさせるのもフェミニズム運動、その結果夫がリストラになったらラッキー」などという記載があったそうだ。
山本アナ自身も、自ら意識はしなくてもフェミニズムの追い風に乗りながら今まで仕事をしてきた。だが一旦結婚して家庭の重要性を目の当たりにすると、一転してフェミニズムは敵となる。結局彼女はフェミニズムの犠牲となってしまったのだ。更に残された生まれて間もない子供と彼女の夫も実に気の毒である。家族破壊を目論むフェミニズムはまさに殺人思想と言っても過言ではない。
<参考>
・結婚、出産、なぜ…日テレ・山本真純アナが自殺
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/07/28/01.html
日本テレビの山本真純アナウンサー(34)が27日、仙台市青葉区の高層マンションから転落し、死亡した。午前4時45分ごろ、通行人が倒れている山本アナを発見し警察に通報。仙台北署は飛び降り自殺とみて調べている。
山本アナは昨年3月、水中リポートの仕事で知り合ったスキューバダイビングのインストラクター(33)と結婚。今年2月に第1子となる男児を出産し、現在、育児休暇中だった。関係者は「明るくてさっぱりした女性なのになぜそんなことに」と衝撃を受けている。
午前4時45分ごろ、マンション前で人が倒れていると通行人が119番。仙台北署員らが駆けつけたところ山本アナが倒れており、すでに死亡していた。仙台北署は「事件性はない」としており、現場の状況などから自殺とみて調べている。捜査関係者によると遺書のようなものがあるという。
山本アナが飛び降りたとみられる建物は、仙台市内の閑静な住宅街にある32階の「ライオンズタワー仙台広瀬」。中層階に親族が住んでいる高級マンション。プロ野球楽天の関係者や、著名スポーツ選手の家族らも入居しており、付近には東北大病院などもある。
山本アナは国家資格の「潜水士」の免許を取得するほどのスキューバダイビング好き。沖縄でマグロの大群にダイブ、サイパンでは水中に眠る太平洋戦争の遺物を取材するなど水中リポートもこなす活発な女性だった。
昨年3月には、仕事を通して知り合ったダイビングインストラクターと結婚。婚姻届を提出したのが3月3日だったことから、周囲から“ひなまつり婚”と祝福された。結婚後すぐに妊娠し、今年2月に第1子となる男児を出産。昨年12月から育児休暇を取り、実母が暮らす仙台の同マンションで育てていたとみられる。
◆山本 真純(やまもと・ますみ)1976年(昭51)6月11日、東京都生まれ。学習院大理学部を卒業後、99年に日本テレビにアナウンサーとして入局。「ニュースプラス1」で03年10月~06年3月、「Newsリアルタイム」で06年4月~07年3月にサブキャスターを務めるなど夕方のニュース番組で活躍。08年8月の開局55周年ドラマ「ヒットメーカー 阿久悠物語」にはアナウンサー役で出演した。
[ 2010年07月28日 ]
(全文引用)