おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

2020-01-21 19:30:58 | 家族
昨日、日帰りで
岐阜に住む父のところに行ってきました。
父はキングスガーデンという
キリスト教系の施設に入所しています。
もともとは自分の身の回りのことは
自分でできるレベルのお年寄りが入る施設です。
でも父は今、要介護2ですし、
「進行性核上性麻痺」 という難病を患っています。
けれども訪問介護やヘルパーさんの助けを借りて、
何とかそこで生活しているのです。

わたしと父とは、
食べ物の好みが似ていて、
家にいるころはよく、
夜に一緒に葛湯や甘酒を作って飲みました。
お父さんが作ってくれたり、
私が作ってあげたり。

あと昔の父は、
いつも自分は笑わないで、
人を笑わせるさりげないジョークが上手で、
私は父のそいういうところ尊敬してました。
そこかいヾ(^o^;

でも今の父は言葉もなかなか出て来ないし、
表情もあまりなくなってしまいました。
会話もうまく成り立たないのです。

でも何だか不思議でさ~
今までは何だか父の衰えがショックで悲しくて
受け入れられないものがあったんだけど、
今回の訪問では、
父と一緒にいる、
それだけで十分というか、
父がリハビリしているそばで応援したり、
父が寝ているそばで、
本読んだり、編み物したり、
そんな時間が何だかとても「珍惜」だなって。
あっ、「珍惜」は中国語、
日本語ではなんていうのかな。
貴重?かな?

そうそう、
父は牧師で、
人前に出る時には必ずワイシャツを着て、
ブレザーを着て出て行くんだけど、
家に帰ると、速攻着替えてたのよね。
それを母は、
「馬の糞(まのくそ)スタイル」と呼んでいました。(笑)
津軽弁の読み方ね。

だから今でも、
訪問看護の人が来るとき、
食堂に行くときには、
必ずきちんとした服に着替えるのです。
時間がすごーくかかるし、
ボタンはうまくかけられないんだけど、
しかもズルして、
下にパジャマを着たままなんだけど(笑)
それでも必ず着替える。
そして部屋に戻って来て横になる時には、
必ずまたパジャマに着替える。
お昼寝の時も。

いい習慣だよね。
認知症進んでも、
そういういい習慣は残るのね。

そう、認知症は進んでいても、
父は実は何でも分かっていて、
いろいろ感じて、考えているんじゃないかなって、
なんか今回はそう思ったんだよね。

だから、軽んじちゃいけないって。
プライドを傷つけちゃいけない。
丁寧に接しないとって。

普段遠くに住んで、
何にもしていない娘の言うことです。
近くに住んで、
一日何十回も父から電話がかかってくるという
兄や弟夫婦の苦労を思うと、
何にも言えないけど…。

また近いうちに行きます。
父が私のこと覚えてて、
訪問を喜んでくれてるうちは、
行かないとね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 結婚式 | トップ | 静まりの時 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家族」カテゴリの最新記事