毎日のできごとの反省

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何故日本のマスコミは、日本の歴史には辛辣か

2015-07-25 16:13:59 | ジャーナリズム

 平成25年8月12日のNHKで世界遺産ドリーム対決・コロンブスVSバイキングという番組があった。基本的にはは彼らを英雄視している。しかし多くは悪辣なカッパライ殺人強盗の類である。バイキングとは海賊のことではないか。もし彼等が日本人なら思い切り批判するのに、なぜ西洋人なら英雄なのか。大英帝国博物館の所蔵品などは、英国が世界から略奪したものである。バルト三国の紹介番組では、歴史を語っても、第二次大戦のどさくさにまぎれて、ソ連に侵略併合されたとは決して言わない。蒙古襲来についても、単に事実関係を言うだけで、決して侵略してきたなどとは言わない。

 これが日本となると、全く反対の態度を取る。朝鮮征伐は侵略戦争であり、秀吉は年老いて判断力を失い、非道な侵略戦争したという。もちろん韓国併合は悪しき植民地化である。大東亜戦争の東アジアの攻略は、これらの国々への侵略といういい方になる。ところが、東アジアの国々を侵略したと言うのは事実関係から言えば、間違いである。当時、フィリピン、インドネシア、ベトナム、ビルマ(ミャンマー)という国は無かった。無かった国々は侵略できない。

日本が攻撃したのは、これらの宗主国である、アメリカ、オランダ、フランス、イギリスである。東アジアの国々を侵略した、と言ってしまうのは、フィリピン、インドネシア、ベトナム、ビルマ(ミャンマー)が、欧米諸国から侵略されて、植民地になっていたことを間接的に隠蔽してしまっている。

このように、現代日本のマスコミは、欧米諸国の国々の行為については寛容で、日本の行為に対しては極度に辛辣である。これは、欧米の過去の歴史に対して寛容、というよりは事実関係を淡々と説明する、というのが比較的正常であるのであって、日本のマスコミが日本の歴史について、常に極度に批判的であるのが、異常なのである。


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