アーバンギャルド Presents 鬱フェス 2014 Sapported by ミュージックDNAトーキョー
出演:アーバンギャルド、筋肉少女帯、ROLLY&GlimRockers、真空ホロウ、上坂すみれ、チャラン・ポ・ランタン、ザ・キャプテンズ、サカモト教授、情熱マリ子、夜子
さき崖!鬱フェス宣言! by 松永天馬(アーバンギャルド代表)
宣誓!我々アーバンギャルドは此処に鬱フェスを開催する!!
夏フェスになかなか呼ばれない!
呼ばれても大抵はアウェーであるグループを集め!
そして夏フェス焼けが絶対似合わないであろうインドアなリスナーを集め!
新たなフェスの在り方を提唱する所存である!
「鬱」は人生の嗜みである!
健康な人は不健康に!健全な人は不健全に!
大いに日常を呪い、ハイテンションに病みましょう!
泣け!叫べ!盛り下がれ!!!!!!!
●ザ・キャプテンズ
薔薇王子傷彦率いる最後のグループサウンズ。アーバンギャルドのサポートも務めるオオクボケイがケイ伯爵としておネエキャラ弾けるステージング。傷彦が客席に降りて「愛してるよ!」と叫び失神。アナと雪の女王ネタで盛り下がるネ申展開。
●情熱マリ子
大阪の歌って踊れるシンガーソングライター。妙にバブリーな二人のバックダンサーをバックに、休み時間に「ふたつの胸の膨らみは~」と不用心に口ずさんしまって以来「スケベ」というあだ名で卒業まで呼ばれ続けた小学校の同級生を思い出すキノコホテルな昭和歌謡が好ましい。
●チャラン・ポ・ランタン
松永姓の小春とももの姉妹ユニット。アコーディオン歌謡は神社の秋祭りの見世物小屋の匂い。昭和の頃は街中にこういう得体の知れない大道芸人やハプナーが居たものだと述懐する。客席乱入・写真OKのエンディングは越路吹雪のようだった。大森靖子のレーベルメイト。
●サカモト教授
いわずと知れたファミコン博士。レトロなテレビゲームのピコピコ音は面白いが、ファミコン世代だったら数十倍楽しめるに違いない。その意味ではひとつのジェネレーションミュージックと言える。新曲MVのボカロなスラップスティックは今が旬。
●真空ホロウ
この日一番普通の鬱バンドと自己紹介する茨城出身ロックトリオ。だが鬱には違いはない。硬派スタイルで激した歌を聴かせるヴォーカルギターとニヒルなドラムに、放言丸出しMCのベースと、役割分担がきっちりしている今時バンド。硬派の影にお笑い有。
●ROLLY&GlimRockers
51歳の新人バンド。小畑ポンプ(ds)松本タカヒロ(g)永井ルイ(b)ROLLY(g)ヴォーカルは全員がとる。判り易いグラムロックは躁でも鬱でも関係なくノレる安心印のロケンロー。毒りんごのようで心の薬(レキソタン)に違いない。
●夜子
最も鬱の名にふさわしい鍵盤弾語り女子。前向きに自分への応援歌を歌う流行のギター女子に対してピアノ女子が暗闇を宿しているのは、戸外で弾けない引きこもり楽器の宿命だろう。歌も語りも俯き(鬱向き)がちなスタイルは真の意味でシューゲイザー。挙動不審も味のウチ。
●筋肉少女帯
夏フェスに縁のないハズの出演陣の中で、ピカイチの夏フェス常連バンドKing-Show。中二病の神ではあるが、バンドブームの中二病は多数派だった証として、この日最大の盛り下がり。キング・クリムゾンのSEに合唱が起こる中年筋少ヲタの壁は同世代ながら眩しくて直視出来ず。さにあれどダメ人間ジャンプはキメる。
●上坂すみれ
メンタル病んでる声優上坂すみれちゃんは、ゆっふぃー☆寺嶋由芙に似てるし、勿論声はカワイイし、楽曲はいいし、何より振付けが弾けててチョベリグ(死語)!心持ってかれた。推すかも。レスください。リプくれそう♡。
●アーバンギャルド
この大盛り下がり大会の仕掛人、前衛都市はドラムの鍵山喬一の脱退が決まりリアル鬱。狙った訳ではないだろうが、イチ年毎に一人辞める負(正?)のローテーションに突入したのかも。よこたん☆浜崎容子に首輪&鎖ファッションでぶたれてみたい。
●大団円(アンコール)
[9/25 24:39写真変更]
エンディングは出演者ほぼ全員で「君の病気は治らない、だけど僕らは生きてく」(ももいろクロニクル)を唱和。鬱向いて生きる我らは来年も同所に集うことを誓って、アンチ夏フェスは幕を閉じた。
⇒盛り下がりまくりの6時間!鬱フェス大成功
[9/25 24:38追加]
フェスで打つ
フェスを撃つ
フェスに討つ
▼クリスマスも鬱